庭に出て

 

かなへびが

 

逃げていったと

 

思ったら

 

目が合う

 

つぶらな瞳で

 

塀の向こうから

 

目だけを出して

 

そっと

 

のぞいていた

 

まるで

 

いたずらっ子みたいに

 

つぶらな瞳とは

 

あなたのような眼のことを

 

言うんだろう

 

あまりに

 

ほほえましくて

 

いい子だねと

 

言ったら

 

結局は

 

かくれてしまったけれど

 

しばらくしたら

 

また戻ってきて

 

くれるでしょう

 

だって

 

うちに

 

住んでくれているんでしょ

 

ありがとう

 

好きよ