ナニワのオッサン、昼前から上野 アメ横界隈で飲む~サヨナラ、TOKYO またね~ | 井蛙之見(せいあのけん)

井蛙之見(せいあのけん)

毎日、いい音楽を聴いて、好きな本を読み、ロードバイクで戯び
楽しく話し、酒色に耽り(!)、妄想を語り、ぐっすり眠る。
素晴らしきかな人生!
井の中の蛙 大海を知らず 
されど、空の蒼さを知る
(五十路のオッサン、ロードバイクにハマる。)

12月10日(日)三日目 「ようやく叶った東京での飲み会」

朝5時前に一度起床。2階の浴場は3~5時は使えないので2度寝して6時前に起きる。

風呂に入り、荷物の整理などをする。

テレビをつけてチェックアウトをするまで時間つぶしでもしようと思ったが

大阪組2人でコンビニでも行こうか、となった。

コンビニを数件ウロウロ散策しながら探し、朝飯のパンとコーヒーを調達して、

ホテルに帰る途中の公園で食べた。朝の空気がシンとして清々しい。

誰もいない公園で何人か横切ったのは人種も様々な外国人とけたたましく騒ぐカラスと

デップリ太って人が近づいても逃げない鳩だった。

待ち合わせの11時まで随分あるが、一緒にホテルをチェックアウトする。

お世話になりました。ありがとうございます。

友人は中野へ、私は3人で飲む約束の待ち合わせ場所の上野のマルイの前へ。

 

JR山手線 新橋→上野

集合時間の40分前くらいについたが人の流れを橋の上から観察する。

なにかイベントでもあるのか長蛇の列が橋の上からも続く。

上野駅正面の橋の上から駅や人の流れを観察するが、それなりに面白い。

集合時間になった。まったく普段着のお二人と会う。

もう昨日、アメ横は見て回ったので、さっそく近くで飲み始める。

呼び込みが、大きな声で「食べ(飲み)放題」と「タバコが吸えます」を連呼する。

1軒目はヤキトンをはじめとするなんでもある店。飲み放題2時間でやり始める。

ビールから熱燗、さまざまにちゃんぽんし、たらふく飲み食いし、硬軟自在の話題は

あちらこちらに及び留まることなく弾む弾む。

以前にもウチの店で3人で呑んだことがあるが、5年以上前のことでまさか東京で

一緒に呑めるとは思わなかった。まったく奇跡的なタイミングである。

この人たちは誰もが知る会社の屈指のトップクラスで指導者の立場にある人たちなので

モノの見方が俯瞰的で、どんな異見であれ聞こうとする余裕があり、シャレもわかる。

なんでもとりあえずは自分の中に取り入れる余裕のない人間はどうやらダメらしい。

急激に本を読む機会が増しているので自分でも驚くくらい影響されていると自覚する。

私はガチガチの文系人間だが、不思議と理系の人達とは相性はいいようだ。

会社には人一倍忠実でありながら、かといって、自分のスタンスも保つ。

只の会社人間ではない。定年後の話もしたが、これっぽっちも縋り付こうなどという

気はなく実にさばさばしたものだった。

さらに、理系出身なので話が合理的で説得力も高く的確であり、現状から未来のヴィジョン

など最前線の情報が直にきけて愉しい。また、こういう人は芸術・文化にも造詣が深い。

 

2軒目は串カツが有名な店。ここでも同じくらいの時間、たらふく飲み食いした。

こちらでは「彼らの定年後の生活」の話が中心だったが定年のない自分でも未来の

生き方の方向性を模索するには大いに参考になった。あとは行動あるのみか。

昼前から飲み始めたオッサンたちの宴は瞬く間に4時間ばかりが経過していたが、

あまりにも愉しい時間だったので、そんなに経っていたようには感じなかった。

まだまだ話し足りない、話したい。でも、今日はここまで、もう飲めない。

オッサンの体がもう限界を示していた。みなさんは会社の寮へ、私とは上野駅で別れる。

 

新幹線の乗車券で上野駅から東京駅へ。

2度目の東京は私にとっては自分にとっての「いろんな聖地」を巡り、

今の感性で確認し、大いに堪能した。

さすがは、大TOKYOだ。さらに興味は尽きず、面白い面白い。

 

日曜日午後の新幹線の自由席はもちろん座って京都まで。

JR京都→近鉄・丹波橋→京阪・牧野

牧野村には19時過ぎに着いた。

飲みすぎで頭が痛い。やはり、昼から飲む酒は堪える。

 

東京へは今度はひとりで行くことになるだろう。

井の中の蛙だっていつまでもじっとしてはいられない。

いくつになっても観察と発見、新しい知見は愉しく刺激的だ。

ありがとうTOKYO。また、そのうちにね。