ナニワのオッサン、アメ横を散策する~「出口を出ていただいて、後ろを振り返ればそこがアメ横です」~ | 井蛙之見(せいあのけん)

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楽しく話し、酒色に耽り(!)、妄想を語り、ぐっすり眠る。
素晴らしきかな人生!
井の中の蛙 大海を知らず 
されど、空の蒼さを知る
(五十路のオッサン、ロードバイクにハマる。)

12月9日(土) 2日目②「大阪では食べられない豚のモツ焼きをいただく」

東京メトロ日比谷線 東銀座→仲御徒町

腹ごしらえができたのところで「アメ横」へ向かう。

でも考えてみればよく聞く「アメ横」がどのあたりか大阪人にはよくわからない。

改札から出る際に若い駅員さんに「アメ横ってどの辺りですか?」と聞いてみる。

すると「〇番出口を出ていただいて、後ろを振り返ればそこがアメ横です」という返事。

なかなか粋な言い回しをする駅員がいるもんだ。う~ん、ナイスですね。

その若い駅員に心から特大の「いいねグッド!」を差し上げたい。

端から端まで見て、突き当たって、さらに、くるりと回ってみてきた。

年末のテレビでよくみたことのある「チョコレート屋」さんとかDという馬のもつ煮で

有名な店やらを横目で見て通る。あー、子どもの時から見てた奴や。

アメ横は日本の海産物ばかりでなく、衣料や異国の食材や食べ物の販売も多かった。

前日食べた「鳳爪」もあって興味があったが腐ると嫌なので買わずに帰った。

ここと京都の錦市場の中継は年末恒例で、そういえば師走ももう半分が過ぎた。

呼び込みも盛況で日本でありながらどちら側にも外国人の姿が多いのはなんとも

面白い光景だった。相変わらず佃煮にするくらいいろんな国の人たちを見る。

腹がいっぱいなので何も飲み食いせずにここを離れ、上野のブッ〇オフまで

グーナントカマップで歩いてみたが、どうにも距離感が怪しく指示通りには距離が

縮んでいかない。えらく歩いた気がする。

何も買うものが見つからなかったのでかなり待ち合わせの時間には

早いが新橋へと移動する。

 

JR山手線 御徒町→新橋

待ち合わせまで2時間ほどあったが、機関車広場で待つことにした。

新橋に単身赴任しているお客さんに「このあと友人たちと飲むのですがどこか新橋で

いい店(居酒屋)ご存じないないですか」とLINEしたら、たまたま、新橋の二駅前だった

らしく現地で会っていただいた。何たる偶然。いろいろと訊いて回り、参考になった。

「明日の予定は?」と訊かれたので「(共通の知り合いの)お客さんと浅草で朝から

飲むんですよ」と言ったら、私もということで上野に集合となった。

そもそも5年ばかり前に東京でこの二人で呑む約束をうちの店でしていたのだが、

例のアレなどもあってなかなか機会に恵まれなかった。

今回、奇跡的に私も含めて3人での飲み会が実現する運びとなった。

明日会って飲む約束をして別れる。ありがとうございました。

 

待ち合わせの時間が来て、無事今度は集合場所でおちあう。

飲みに行く前に明日の新幹線の乗車券を買う。何もしないで使える自由席の乗車券が

チケット屋ではどこも売り切れでなかったのだが「みどりの窓口」で日にちが変更できる券を

なんとか買い、友人にその手続きをして頂く。

こんなことさえしたことがないので、行きの切符も用意していただいた上に今度はコレ。

お世話をおかけしました。感謝してます。

 

いきあたりばったりだが、あとできくと有名なもつ焼き屋さんで食事をする。

ヤキトンは大阪ではみられない。こればかりは東京がメインだ。

もつはもちろんのこと、そもそも大阪では一部の地域を除いて、「カシラ肉」が手に入らない。

いろんな部位のもつ焼きや、唐揚げ、その店の実力が測れるポテトサラダなどを頼んだ。

はじめて「いろんな部位」のヤキトンを食べたがうまいものだ。

カシラは「えらく固い」と日〇ハムに勤めていた方にきいていたが

なかなかどうして適度な弾力がよろしい。モツも臭みなどなかった。

 

会計を済ますと、店員に邪険に促されるまま、店をでる。

このあと、〆のラーメンでも食うか、となったので新橋をブラブラ散策しながら店を探す。

 

友人が選んだのは「濃厚豚骨ラーメン」のお店。

同じような傾向のお店(家系ラーメン?)が隣同士なのにこちらだけに行列ができていた。

夜のお店の呼び込みのお兄さんの声とボヤキを聞きながら、結構な時間並んだ。

目の前にスープを仕込んだ大きな寸胴からせわしなくスープを作り上げる様子は

ワクワクするし、なによりも見ていて楽しい。

ラーメンが着丼。出汁が豚骨、脂が鶏脂(チーユ)でなかなかに面白いバランス。

最近大阪の豚骨醤油系のYラーメンがサラサラでコクのないセントラルキッチン製の

ただ塩辛いだけのスープに変わり、まずくなったので、このスープのザラザラ感と

味わいはいい。思わず「いい仕事してますね」と言いたくなる。

食べ方が細かく書いてあったがスープの傾向からして「ああなるほどね」というものだった。

味変の極意が書いてあったが、十か条のうち最後の項目を遵守して食べる。

ここで横浜の友人とは別れ、2人はホテルRへ戻り、風呂に入ってサッサと寝た。

いやぁ、今日もよく歩いた。足の裏にマメができた。

2日目が終了、おつかれさまでした。