「目標達成マインド」(原田隆史著)の紹介
『目標達成マインド――仕事も人生も好転する198の言葉』は、原田隆史氏がこれまでの教育・企業研修・アスリート指導の経験から生み出した、「目標を実現するための考え方・行動習慣」を198の言葉に凝縮した本です。
2026年8月21日に発売された新刊です。
一言でまとめるなら、「成功は才能ではなく技術。思いを明確にし、行動し、継続することで、人生は変えられる」という本です。
●本書の中心思想――「成功は技術だ」
原田氏の目標達成論で最も重要なのが成功を「才能」ではなく「技術」と捉えることです。
「自分には才能がない」「もう年齢的に遅い」「環境が悪い」と考えるのではなく、目標設定の仕方を学び、行動の仕方を身につけ、継続する技術を磨けばいい。これが原田メソッドの基本思想です。
つまり、才能 → 成功ではなく、考え方 → 目標設定 → 行動 → 継続 → 成果というプロセスを重視します。
第1章「心の軸を整える」
最初に必要なのは、テクニックではなく自分の軸をつくること。
本書では、自分を起点にする、感情に振り回されない、今に集中する、自分で選択する、自分なりの軸を持つといったことが扱われています。
特に重要なのは、「他人との比較ではなく、自分がどうなりたいのか」を基準にすること。
「昔の自分より弱くなった」「同年代のあの人には勝てない」ではなく、「自分はこれからどうなりたいのか?」を起点にするわけです。
第2章「思いを行動に変える」
夢や目標を持つだけでは何も変わりません。重要なのは、「思い → 具体的な目標 → 行動」に変換することです。
ここで原田氏が重視するのが、目標を具体化する技術です。
代表的なのが、以前から原田氏が提唱してきた「オープンウィンドウ64」。
大きな目標を中心に置き、その達成に必要な8つの要素、さらにその要素を実現する具体的行動へと分解していきます。
つまり、「頑張る」ではなく「何を、いつ、どれだけやるか」まで落とす、ここがポイントです。
第3章「継続が自分をつくる」
原田氏は、継続と回数が自信を育てるという考え方を重視しています。
最初から完璧を目指すのではなく、小さな行動を繰り返す → できるようになる → 自信が生まれる → さらに行動できるという循環を作る。
そして、「当たり前」の基準を少しずつ上げていく。これが成長につながります。
これは卓球にも、そのまま当てはまります。
「もっと強くなる」という目標だけではなく、週1回の練習で何を必ずやるのかまで決める。そうすると「努力」が「習慣」に変わります。
第4章「関係をつくり、人を導く」
目標達成は、自分一人の力だけではありません。
身近な人を大切にする、相手を理解する、信頼関係をつくる、思いを共有する、人を育てる、組織を動かすという、人間関係・リーダーシップについても扱っています。
ここで大切なのは、「自分が成功する」だけでなく、「周囲の人も一緒に成長する」という発想です。
第5章「自分の物語を生きる」
最後は、「自分は何のために生きるのか」というところまで話が広がります。
強みや感性を磨く。困難を乗り越える。プロフェッショナルとしての姿勢を持つ。新しいことに挑戦する。そして、「幸せとは何か」を自分自身で決める。という考え方です。
単なる「成功するための自己啓発本」ではなく、「自分らしい人生をどうつくるか」まで考えさせる本になっています。
●本書を1枚にまとめると
① 心を整える→② 自分の「ありたい姿」を決める
→③ 目標を具体化する→④ 行動に分解する→⑤ 小さな行動を継続する→⑥ 自信をつくる→⑦ 周囲との信頼関係をつくる→⑧ 自分自身を更新し続ける→
「自分の物語」を生きるという流れです。
この本の副題にもある、「言葉が変われば、現実が動き出す」という考え方は非常に重要です。
例えば、「もう年だから無理だ」ではなく、「これから、もう一度強くなる」と考える。
「最近、卓球で勝てない」ではなく、「今の自分に合った勝ち方をつくる」と考える。
言葉を変えると、物事の見方が変わり、行動が変わります。
そして行動が変われば、結果も変わってくる。
これが本書のいう「目標達成マインド」だと思います。
私の現在の目標は、単純に「卓球が上手くなりたい」ではないと思います。
むしろ、「これから、もう一度、自分の卓球をつくり直す」という目標に近いのではないでしょうか。
そして最近の用具選びも、ペン表前陣速攻、省エネ卓球、レシーブの安定、異質ラバーの活用、自分に合うラケット・ラバーの追求と、単なる「強い用具探し」から、「今の自分の身体と技術で、どうすれば勝てるのか」という方向に変わってきています。
これはまさに原田氏のいう、「自分を起点にする」という考え方と重なります。
そこから技術・戦術・体力・練習・試合・用具・生活習慣に分解していけば、「オープンウィンドウ64」の考え方をそのまま卓球に応用できます。
○原田メソッド・目標達成シート(4観点)
○原田メソッド・オープンウィンドウ64
○私のオープンウィンドウ64(2026年)



