「放っておく力」「整える力」「引きずらない力」(枡野俊明著)を読んで卓球に活かす3/3 | ペン表卓球への道

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大阪市在住のサラリーマンです。趣味は、卓球、読書などです。大学時代までやっていた卓球を再開しました。現在、卓球練習を週1回2時間、試合を月2回のペースでやってます。

 今日は、引き続き「「放っておく力」「整える力」「引きずらない力」(枡野俊明著)を読んで卓球に活かす3/3」と題し3回(今回は3回目)に分けてブログしたいと思います。

①「放っておく力」
②「整える力」
③「引きずらない力」

 今回は③「引きずらない力」についてブログします。 

 この本3冊は「人生を快適化する禅の力」のシリーズ本で枡野俊明氏(曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授教授)が書き下ろした本です。

 今回、この本を無理矢理、卓球に結びつけるのは少々無理があると思いましたが、この本に出てくる人生や仕事に関わる内容を卓球に置き換えて読んでいただけば、きっと何かの気づきや発見があると思います。





3️⃣「仕事も人間関係もうまくいく引きずらない力」

「引きずらない力」とは、いい意味で鈍感になること。これは落ち込む時間を最小化し、前向きに生きていくための技術であり、日々を明るく、たくましく、しなやかに過ごすための武器なのです。


1、「人間関係」をこじらせない
 (怒り、不満、嫉妬をすっと鎮めるコツ)

・人は人、自分とはすべて違うと考える
・頭に来ても無礼者と闘わない
・人との「違い」をおもしろがる
・怒っている人には近づかない
・ケンカは売られても買わない
・「悪口」はいわず、聞かず
・怒りは人知れず吐き出す
・怒るなら「さっぱり」と
・相手にも言い分がある
・相手の「立場」を慮る
・勝手に期待しない
・べったりしない
・「忙しい」のは相手も同じ
・妙なプライドは捨てる
・自分の「正義」に溺れない
・もっと大人になる
・もっと「やさしい目」を持つ
・「劣等感」をこじらせない
・「人気」より「人望」を得る
・「いい人」の仮面を外す
・人に先をゆずる
・小さなことは放念する
  (たとえば「空」を見上げてみる)
・過去に心を注がない
  (大切なのは「いま」しかない)
・「外見」を気にしない
  (人は思うほどあなたを見ていない)
・「当たり前」ほどありがたいものはない


2、「仕事」で悩んだらこう考える
 (忙しくても、失敗しても、結果が出なくても)

・失敗を「甘受」する
 (失敗するのは、挑戦している証拠)
・「不完全」で当たり前
・仕事を「半分」に減らす
・やるだけやって、あとはお任せ
  (大前提は「人事を尽くす」こと
・迷ったら「出発点」に戻る
・一戦、一戦に集中する
・自分のペースをつかむ
・踊り場をつくる
 (できる人は「ひと息入れる」のがうまい)
・「ぶる」のはやめる
・「準備」に力を込める
・朝のバタバタが仕事を乱す
・「結果」をニの次にする
  (それは後からついてくるもの)
・「正直者」でゆく
 (悪事は必ず露見する)
・「いま」「ここ」で輝く
・「どっちでもいい」ことに迷わない
 (選んだほうを正解にする)
・「与える人」こそ恵まれる
・「単純明快」に考える
 (シンプル思考で事にあたる)
・「野心」を封印する
・いい本をたくさん読む
・忙しいときこそ「規則正しく」
・尊敬する人のそばにいる
・「得意なこと」に注力する
・安易に「限界」をつくらない
・「空っぽの心」で取り組む
 (「夢中」ほど生産性の高いものはない)
・人づき合いを「整理」する


3、心と体の上手な「リセット術」
(今日から「始めたいこと」「やめたいこと」)

・物、物、物の生活から脱却する
・「あるもの」で暮らす
・呼吸を「深く」する
 (心が安定する最良の習慣)
・楽観的にゆく
・「邪気」をブロックする
・欲望をこじらせない
 (本当の豊かさは「知足」にある)
・「流行」に振り回されない
 (重視すべきは「自分らしい」かどうか)
・物にも命がある
・スマホに心を奪われない
 (依存しすぎると、自分を見失う)
・スマホと物理的な距離を取る
・「ほどほど」を心がける
・すっきり暮らす
 (ポイントは「考えない片づけ」)
・「いつもの荷物」を少なくする
・「衝動買い」に注意する
・「買いだめ」を改める
・「紙」を減らす
・「地球」をよごさない
 (部屋も、職場も、自分の心もよごさない)
・急がば休む
・食事は「腹七分」でとどめる
・「ご縁」を育てる
・四季を感じる
・坐禅を組んでみる
・朝晩、手を合わせる
・素のままでよし
 (見栄を捨てると人生はラクになる)
・歳を忘れる


4、禅語に学ぶ「切り替える力」
(すっきり生きる、ゆっくり生きるヒント)

且坐喫茶 (しゃざきっさ)

 (「まあ、座ってお茶でも飲みましょう」、カッカする頭をクールダウンさせる法)

直心是道場 (じきしんこれどうじょう)

 (「これも修行のうち」と考えてみる、「誰かのせい」にしているうちはうまくいかない)

無一物中無尽蔵 (むいちもつちゅうむじんぞう)

 (失うものなんて、何もないのです、やがてみんな「ゼロ」に戻る)

白珪尚可磨 (はっけいなおみがくべし) 

 (「いや、勝負はここからだ」と切り替える、「成長」に天井なし)

一笑千山青 (いっしょうすればせんざんあおし)

 (困難を「笑い飛ばす」、「悩みのモヤ」を晴らして前を見る)

牛飲水成乳 蛇飲水成毒 (うしののむみずはちちとなり へびののむみずはどくとなる)

 (全部「自分」しだい、「心がけ」が結果を大きく変える)

深知今日事 (ふかくこんにちのことをしる)

 (未来は今日つくられる、過去を思わず、未来を憂えず)

大道在目前 (だいどうもくぜんにあり)

 (進むべき道は一つではない、大切なのは「ゴール」を見失わないこと)

逆風張帆 (ぎゃくふうにほをはる)

 (逆風も工夫で「前進する力」になる)

夏炉冬扇風 (かろとうせん)

 (その経験は決してムダではない)

少水常流如穿石 (しょうすいのつねにながれていしをうがつがごとし)

 (あなたの努力はいつか報われる、恐るべし、一滴の水の力)

随所作主 立処皆真 ((ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり)

 (常に主体的に取り組みなさい)

諸行無常 (しょぎょうむじょう)

 (いいことも、悪いことも、いつか終わる)

莫妄想 (まくもうぞう)

 (妄想するなかれ)

名利共休 (みょうりともにきゅうす)

 (名声や利得は水の泡と同じ)

行雲流水 (こううんりゅうすい)

 (ときにはすべてを天に任せる)

水急不流月 (みずきゅうにしてつきをながさず)

 (雑音は無視する)

他不是吾 (たこれわれにあらず)

 (自分がやらなくて誰がやる)

無功徳 (むくどく)

 (お世話はしっぱなしでいい)

真玉泥中異 (しんぎょくでいちゅうにいなり)

 (落ち込むのは「後回し」にする)

山是山 水是水 (やまはこれやま みずはこれみず)

 (あなたは誰とも比べようがない、山は山、水は水、自分は自分)

狗子仏性 (くしぶっしょう)

 (わかるときまで放っておく)

閑古錐 (かんこすい)

 (歳を取るのも悪くない)

自灯明 法灯明 (じとうみょう ほうとうみょう)

 (自分を信じる、信じるに足る自分をつくっていく)




枡野俊明とは
 1953年、神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化にねざした「禅の寺」の創作活動を行ない、国内外から高い評価を得る。近年は執筆や講演活動も積極的に行なう。主な著書に「心配事の9割は起こらない」などベストセラー・ロングセラーが多数あります。