(台湾のローカル線・のどかな内湾線)
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【台湾鉄道旅=内湾線の旅 台湾3日目(1)】
①台北から内湾線の起点「新竹駅へ」
②内湾線一日周遊券・時刻表
③まずは内湾駅まで乗車
④おすすめ内湾老街のスイーツ店
⑤帰りに竹東駅で途中下車
⑥台北への戻りは新幹線(高鐵)で
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①台北から内湾線の起点「新竹駅へ」
今回の旅は3泊4日とはいえ、フライト時間の都合で実質2日間の観光。
台北起点にどんな計画にしようかと地図を見ながら気になったのが
「ローカル線」!
台湾にはたくさんの魅力的なローカル線があります。
『千と千尋の神隠し』のイメージでおなじみ九份のある「平渓線」。
山を登ってゆく「阿里山森林鉄道」。
南国の風景が広がる「屏東線」。
他にも北廻線、宜蘭線、集集線など、車窓の風景と途中下車が楽しそうな路線がたくさんあります。
私が選んだのは、まだ行ったことがなくて、且つ、台北からの日帰りがラクな「内湾線」。
まずは内湾線の起点となる「新竹駅」へ向かいます。
台北駅から新竹駅へは台鐵(在来線)と高鐵(新幹線)の両方がありますが、のんびりと台鐵で向かうことに。
自動改札を悠遊カードで「ピっ」とやって入ります。
列車内は平日の朝とあって空いています。
通勤通学と思しき人たちや、MRTの『飲食厳禁』と違って、駅弁(朝食?)を食べている行楽モードの家族連れもいたりと、また違った雰囲気です。
のんびりした風景が続いたかと思うと、突然駅前にビル群が現れて、またしばらく行くとのどかな風景・・・と繰り返しているうちに「新竹駅」に到着。
各駅停車に乗車したので、1時間半ほどかかりました。
(バロック&ゴシックの両様式が混ざった新竹駅の駅舎)
新竹駅舎は東京駅と姉妹駅。
日本統治時代の1913年に建築された、台湾最古の駅舎だそうです。
東京駅が1914年完成なので、新竹駅のほうがお姉さんです。
駅舎内も改装されているのでしょうが、レトロな雰囲気があります。
(駅の記念スタンプもあります!)
②内湾線一日周遊券・時刻表
ここ「新竹駅」で内湾線の「1日周遊券」を購入します。
有人窓口に行き、スマホで周遊券の画像を見せて「これ買いたいです」と言って購入、140TWDでした。
(おもて面)
(裏面は路線図)
(新竹駅の壁にあった内湾線の時刻表・新竹→内湾)
改札で1日周遊券を見せてスタンプを押してもらいスタート。
まずは新竹駅から4つの竹中駅で乗り換えることに。
(竹中駅に入ってきた内湾線車両・夏休みとあってか、ファミリー層からシニアのグループまで多数)
③まずは内湾駅まで乗車
途中、色んな駅で降りようかと思っていましたが、無人駅も多く周辺の観光スポットが少ない所もありそうなので、まずは終点の内湾駅へ向かいます。
(栄華駅のロボ)
(ガイドブックには「恋をかなえる無人駅・合興」と。でも、なんだか人の気配がなく、降りずにスルー。ハートのモニュメントなどもありました)
竹中駅から40分ほどで終点の内湾駅へ到着。
(内湾駅改札内:レトロ感あふれる駅舎)
(内湾駅 外観)
改札を出て階段を降りると、目の前は老街です。
右へ進みます。途中左右にいくつか分岐があり、色んなお店がひしめき合っていました。
(老街)
(壁面にはめ込まれた風船をBB弾で打つと景品がもらえる射的・老街のメイン通りから1本入ると、こういう射的屋がいっぱい)
(内湾民俗風の服屋さん。派手ハデ!カラフル!)
老街には小さいながらも内湾林業展示館(博物館)もありました。(無料)
林業や森林保全についてなどの展示があります。
夏休みの自由研究なのか、学芸員さんに熱心に質問してノートに書いている子供たちがいました。
④おすすめ内湾老街のスイーツ店
★★ 內灣老街豆花粉圓創始店 ★★
老街を歩いてゆくとお店が途切れたその先に中国寺院らしき建物が右手に見えてきます。そのお寺の手前あたり、左側に豆花やかき氷、芋圓のお店が。お庭にたくさんのテーブルと椅子が並んでいます。
人気店のようでお客さんが途切れませんでした。
(お店の外観)
(お店の看板と外観)
(全部乗せ、70TWD。お芋と色んな「もちもち」の味が楽しめます。お腹いっぱいになりました)
(内湾駅からの地図)
⑤帰りに竹東駅で途中下車
帰りはせっかくなので、竹東駅で途中下車。
竹東駅は内湾線でも大きな駅です。
駅の隣には新しいエリアがあり、観光案内所、雑貨店や土産店などもありました。
(竹東駅・瓦屋根や柱などレトロ感が素敵)
改札で駅員さんに周遊券を見せて出ようとすると中国語で何か話しかけられました。
中国語で「日本人なので、中国語はわかりません」と言うと、笑顔で「お~っ!!」と答え、「プレゼント」と言ってついてくるようにジェスチャーで示します。窓口の中の人に何か指示すると、栞のようなものを手渡してくれました。
なんだかうれしいプレゼントです。
駅を出て交差点を渡りそのまままっすぐ行き、天主堂を過ぎると竹東客家市場があります。
市場でおやつに馬蛋や客家米食を食べようと思っていましたが、平日のランチ終わりの時間だったためか、市場はほとんど閉まっていました。
残念でしたが、市場のずらりと並んだ屋台を見て、営業時間中だったらにぎやかだったろうなぁと想像しながら駅へ戻りました。
竹東も林業がさかんだったようで、客家市場への道の途中に竹東林業展示館(博物館)(無料)がありました。
資料や写真パネルなどのほかに、日本統治時代から使われていた日本メーカーの製材機械なども展示されていました。
⑥台北への戻りは新幹線(高鐵)で
やっぱり、色んな乗り物に乗ってみたい!
台北への帰路は、高鐵(新幹線)を利用しました。
内湾線で六家駅につくと、そこは高鐵の駅でもあります。
窓口で高鐵新竹駅から台北駅行きのチケットを購入、自由席で280TWDでした。
(新幹線!)
(窓口で買った切符・改札口の機械でQRコードをかざす)
平日だし、自由席でいいかと思ったら、甘かった!
満席でした。
しばらく立っていると、私の目の前の人が途中駅で降りたので、うまい具合に座ることができました。
日本の新幹線の車両メーカーが台湾にも入っており、座席は日本の新幹線と全く同じです。
居眠りして目が覚めたら、「あれ、新幹線で実家に帰省中か?」と勘違いしそう。
帰りは40分かからずに台北駅へ到着。
在来線の半分以下の時間です。とても快適でした。
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