少し暖かい。
でも、「ん?風邪?」という感じ。
こんな時は先手必勝。体をいたわらねば・・・。
さて旅のつづき。
11月22日はブダペストを歩き回る。
王宮の丘を降りてくさり橋を渡る。
くさり橋は1849年に開通。第二次世界大戦ではドイツによって破壊され、戦後1949年に再建された。
ライオンが今日もニラミをきかせている。


川面から吹き付ける風は、冷たくて顔が痛いほどだ。
橋を渡って歩き続けると、聖イシュトバーン教会が見えてくる。

この大聖堂の建設には50年かかったという。その間、3人の建築士に引き継がれた。
珍しいのは、この大聖堂の祭壇の中心には、キリスト像ではなく、初代ハンガリー国王のイシュトバーンの彫像があるという点。

別料金で王冠(レプリカ)の展示も見れる。
この王冠、本物は現在国会議事堂に保管されているらしいが、初代国王の戴冠の1000年から、最後の国王が退位する1948年まで約950年間もハンガリーを見つめてきた歴史の証人。
もししゃべれたら、何を語ってくれるんだろうか。
聖堂内は観光客だらけだが、厳かな雰囲気。

祈りの灯火もゆらめている。

ついでに、塔にも登ってみた。
半分はエレベーターで上がり、残り半分は細いらせん階段をはぁ~はぁー言いながら登る。

さすがに高いところは一段と風が強い。
雪も吹き付けてくるし・・・・。眼下の屋根は雪で白く染まり始めている。
ガマン大会状態で塔の回廊を歩き、あっという間に、夕暮れがやってきた。

ブダペストは見るべき所、行きたいところがいっぱいある。
今日は夜までブダペスト!