今年こそ、神社かお寺に納めてこないとバチが当たりそうだ・・・・。
ということで、旅のつづき。
11月18日(火曜日)
朝9時半の電車でザルツブルグからウィーンへ向かう。
EC(ユーロシティー特急)は車内は広いし、トイレもきれいし、快適である。
2時間半ほどで到着。ここで林さんとお別れ。
林さんも木曜日に台湾へ帰国する。華僑系の旅行会社でチケットを買って、ウィーンからバンコクを経由して台北へ帰る片道切符が700ユーロとのこと。さ、安いか高いか。
ワタシはウィーン西駅からトラム18番で南駅へ。そこからハンガリーに入ったばかりの町・ショプロンへ向かう。
切符は買ったものの、乗り場がわかりにくい。
インフォメーションできいた乗り場に行くが、ホームの電光掲示板に出ている時間はちょっと違う。
他のホームのようなんだけど、なんせショプロンが終点ではない列車なので、○○行き列車と書かれていても「?」なのである。
ホームを歩く車掌らしき駅員さんにチケットを見せて「ショプロンに行きたいんですが、ホームはどこですか?」と聞くが、おじさんも駅構内の時刻表を見て困った顔をして「わかんないなぁ。インフォメーションできいてくれる?」とのたまう。
わお!
で、インフォメションがある1階へ降りようとしていると、追いかけてきて
「私が運転する列車に乗ればいい。で、ここで乗り換えていけばショプロンにつくよ」と、電車の運行表を見せ指差しながら言う。っていうか、おじさん・・・・・(苦笑)。
ちょっと不安だったので、こっそりインフォメーションで再確認すると、運転手のおじさんの言う乗り換えパターンではなく、直行便があるので、それに乗るようにといわれる。
運転手のおじさん、ゴメン。あたし、直行便にするよ。
2時間でショプロンに到着。
オーストリアとハンガリーの国境から6キロ。
列車で国境を越えるときも、係員も乗り込んでこない。ただ、車窓の風景が少し変わってくる。
ハンガリーに入ると、古めの団地やラクガキが目立ち、町の雰囲気が違う。
ショプロン駅からインフォメーションを目指して歩く。
シーズンオフの小さな町。安宿は開いているのかという不安は的中。
インフォメーションのお姉ちゃんは親切だけど、MAPを手渡すだけ。
お姉ちゃんに頼んで、安いユースホステルに電話してもらう。
「だれも電話に出ない」と。
仕方がないので、MAPを片手に夕暮れの町を歩く。
1軒目・・・・・・ あるにはあったが、閉まっている。
2軒目・・・・・・ 記載されている番地には、建物は ない。
3軒目・・・・・・ 30ユーロと高いけど、日没過ぎたのであきらめる。
結局、レストランとプチホテルが一体になったガストホーフに宿泊。
でも、近くにショッピングモールとバスターミナルがあり便利そうだ。
翌朝、オスマントルコの攻撃から免れ、美しい街並みを残す小さな町ショプロンを歩く。

コンパクトな中央広場には三位一体の像。そして14世紀に建てられた3軒の家。
ちびっこが鳩の群れに突進し、鳩が飛び立ってゆく。

高さ43メートルの塔を持つ山羊教会。13世紀後半に山羊飼いのガイゼル・ヘンリックが山羊が掘り当てた埋蔵金を寄進して建てられたそうだ。
中は落ち着いた感じで、仏教徒のワタシも、しばしお祈りをしてしまう。
反対側には火の見塔もあり、このコンパクトさと美しさが心地よい。


ちょっと迷路ぎみの石畳の道。歩いていると学校の近くにこんな教会も。
ぐるりと町を歩いて、バス停で次の目的地クーセグ行きをチェック。
けっこう時間があるので、ショッピングモールでウロウロと時間をつぶす。
ショッピングモールは、いろんな意味で便利だと思う。