塩湖周辺を快調に飛ばす。
時々、びっくりするくらいの凸凹道。
活火山が遠くに見える。雲と間違えそうなケムリがうっすらと出ている。
それにしても、空はこんなにも青いのか。


とにかく移動イドウ。
ここらで急にトイレに行きたくなる。でも、トイレなんてあるわけもない。
ビュースポットのせいか、ひっきりなしにツーリストがやってくる。
仕方がないので、しゃがめばなんとかなりそうな岩のくぼみを見つけるべく、ツーリストの群れから遠ざかる。
立ったり座ったりしてベストポジションを探し、ホッと一息。
周辺にも、同様の事態に対処している男女がチラホラ(笑)。
とにかく車は走る。
ちょっとした湖畔で休憩。湖というよりも沼地に近い。フラミンゴも見えるけど、水の循環が悪いのか、少々どぶ匂い。

パステルカラーの多肉植物もそっと咲いている。

湖畔の広場で昼食をとる。山の中なのにカモメらしき鳥が飛んでいる。やつらは私たちの昼ごはんを狙っているのだろうか・・・・・。
気がつくと、山の向こうは黒い雲が広がり、こちらへ向かって吹く風に乗ってきそうだ。

雲がどんよりとした荒野を走る。
奇岩群が現れ、なんだか風の谷のナウシカを思い出してしまう。

荒野の一本道でも、周りの風景は変わってゆく。
真っ平らな平原の中だったり、ごつごつした岩に囲まれていたり、崖の隙間の道だったり。
共通しているのは、人間の生活の匂いがない、というところか。

本日の宿泊地、ラグーナコロラドに到着。
標高4278メートルにある赤い塩湖には、フラミンゴが群棲している。
赤い塩湖とピンクの鳥達。
それにしても、すごい風で帽子を押さえていないと風でとばされそうだ。
おまけに、寒い。これでも季節は夏。確かに、日中、天気がいいと太陽光は熱いのだけれど、夕方になると一気に寒くなる。


湖面が赤いのは、赤潮か?
明日はチリの国境へ抜けてゆくため、日の出前に出発する。
夕食後は、みんなさっさと就寝。