会期:2008年4月24日~5月12日まで

平日の午後にいったものの、会場は混雑気味。
年齢も20代学生からOL、子供づれのお母さん、おばさん、じいちゃんばあちゃん・・・・。
幅広い年代の観衆を集めている。
それだけポピュラーなのか、東京駅前のデパートでやってるという理由からなのか、連休の谷間だからなのか・・・・理由はわからないが、たくさんの人が興味津々で浮世絵を眺めている様子を見るのも、おもしろい。
浮世絵は江戸庶民の暮らしをモチーフに、当時の役者のブロマイド的な役割を果たしたり、美人画、名所、美しい風景などがある。
絵ではなく、版画という形で、大量生産されたことは、庶民が絵を眺めるというチャンスを得ることにつながる大革命だったのでは?と思ったり。
それにしても、色ごとに版木を分けて、ずれないように重ねて印刷してゆくなんて、すごい職人ワザだと思う。
いつも思うのだけれど、浮世絵は写楽や北斎のような絵師もスゴイけど、それを版画で表現した職人の方(彫り師、摺り師など)も、すごいなぁと。あんな細い線、こまかい線を彫るなんて・・・・・。
北斎も広重も絵になる風景を求めて旅していたそうで、そういう生活に憧れてしまう。
連休は、どこへ行こうか・・・。