メキシコシティから約6時間。
中世コロニアルな街並みが世界遺産のグアナファトへ。

シティからETNの一等バスに乗ると、3列シートで広々ゆったり!
おまけにドリンクとサントウィッチのサービスも。
ええでんなぁ。
ごみごみしたシティを抜けると車窓からはとうもろこし畑が広がる。
馬や牛もいて、なんだか牧歌的。でも、実際はラテンのリズムで農作業しているんだろうなぁ。(ホントカ?)
グアナファトのバスターミナルからローカルバスに乗り換えて中心街へ。
途中乗ってきたオジさんがカタコトの英語とスペイン語で話しかけてくる。
「おお!日本からかいな。それで、ここまで飛行機代はなんぼやったん?ほうほう、そうか。それなら、オジさんにも払えそうや。ところで、キミ、これからメキシコどのくらい旅するん?ふんふん、1ヶ月ほどかいな。ほんなら、あそことこことあっこも行っとき。ほんま、きれいやさかい。あ、オジさんはシティで会社しとんのや。これ、名刺やから、とっとき。シティ戻ったら、連絡ちょうだいや。ところで、キミのメルアドは???」
とこんな感じ。満員御礼のローカルバス車内でメールを書くのもなんだったので、「ほな、メールします」と笑顔で受け答え。なぜか、訳すと関西弁になってしまう。

グアナファトは18世紀に、世界の3分の1もの銀を産出していたという。その富で、美しい街並みが誕生。バスが走る道は、時々、坑道跡の地下道へと入ってゆく。その坑道を照らすランプの明かりが、やわらかく、あたたかい。(でも、1人で歩くと、強盗でも出るんだろうか・・・)

大学都市として有名なグアナファト。多くの学生が行き交うグアナファト大学。

死者の日(お盆のようなもの)には、キャンドルでライトアップ。幻想的な雰囲気を学生達が作り出す。
ここには、「ミイラ博物館」もある。飾られているのは、普通の人々のミイラばかり。
ここの街の土壌が鉱物質でおまけに気候が乾燥しているため、土葬した死体は自然とミイラになってしまうという。
赤ちゃんから老人まで、様々な普通の人々のミイラがどっさり山盛り。
館内には、少し悲しげで不気味なBGMが流れており、一人で入った私は、ちょっとおっかなびっくりぎみ。しばらく見学して、他の見学者を発見し一安心。
出るときには、お清めの塩をもらいましょう。(そんなもの、ありませんケド・・・)
人間最後は、ヌケガラになる。魂って本当に行き続けるのかも?なんて考えてしまいます。