犬に導かれ御来光 ~台湾5~ | 旅と生活の備忘録

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あぁ、曇り空。粘れども、朝日見えず。

3月12日(月)
朝日を見るために、4時30分に起床。
同じホテルに泊まっている人たちも同じ予定のようで、ザワザワと騒がしい。
5時過ぎにホテルを出る。きっと、ご来光ツアーの人が多く居るのだろうと思いつつ、沼平駅を目指して歩き始めるも、「ん???」だれもいない。ウッソー??!。暗い山道を一人で歩くのは、ちょっと心細い。おまけに苦手な野良犬が集団で前を歩いている。
きっと、みんなマイカーで日の出の見える祝山駅まででかけたんだ、と言い聞かせつつ歩く。
5匹ほどいた野良犬が、いつの間にか1匹に。
それも、こちらを伺いながら、10メートルほど先を歩く。
途中、私が犬を抜かしたり、また抜かされたり。
すると、列車の音。
あ?もしや、祝山駅行きの列車か?
どうも私の持っている情報が古く、列車の出発駅は一つ手前の阿里山駅だったようだ。
「たしか、朝1本しかなかったよなぁ。これに乗れないということは、日の出見えるところまで遊歩道で1時間か・・・」
ちょっと、「どうしよ~~」という気分であるく。日の出をみる遊歩道と沼平駅行きの分岐点に到着。
ここで、迷う。
目の前に沼平駅。もし、まだ列車があればいいけど、なかったらここから徒歩1時間。うーーーーん。

駅の方へ歩いていたいぬが戻ってきて私を見ながら周りをグルグル。
はいはい、アンタの言うとおりに駅に行くわよ。と言いつつ、犬が歩く駅方面についてゆく。
駅で「祝山駅行きの列車ありますか」と聞くと、なんと、5:50にある、と。
おお、お犬様ありがとう。
しかし、犬の姿はもう無かった。

ということで、お犬様のおかげで無事に列車に乗車。
念願の森林鉄道に乗車。20分で祝山駅に到着し、日の出がみえる観日楼へ。
いるいる、ヒトが。

予想時間まで40分もあるけど、カメラを三脚にセットしたヒトや、一番前を陣取るカップルなど、にぎやか。

見物客をあてこんだ朝ごはんやみやげ物の屋台もいっぱい。

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で、こちらは、有名ブランドのリュックです。「へ~、グッチもこんなカジュアルなもの出してるんだ」と思ってると、「ん??」。
『CUGGI』です。微妙。

あたりは明るくなってきているのに、肝心のお日様が見えない。
戻りの列車は7:10.
日の出予想時間の6:40を過ぎると「今日は雲が多くてだめやねー」とヒトがバラけ始める。
もうちょっと、もうちょっと・・・と粘ってみるが、すっかり明るくなったあたりから想像するに、こりゃ、やっぱダメやね。
名残惜しく列車に乗り込む。
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くねくね・・・・。森の中を列車は走る。

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車窓から朝日がちらり。

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コンビにで駅弁を買って、部屋で「ぱくぱく」。

さて、山を降りるかな。