続・阿里山へ登ろう ~台湾5~ | 旅と生活の備忘録

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桜にはちょっと早かった。木蓮が満開。台湾では『木蘭』。

3月11日(日)
荷物をホテルに預けて、森林公園へ向かう。
日曜日のお昼時間。
ぞろぞろと観光客が多い。マイカーでの家族連れやツアーバスなど、大賑わい。日帰りのお客さんも多いのだろうか。

舗装された道路を時々通る車を気にしながら上ってゆく。木々の切れ間から、山が連なる様子が見える。
ポカポカ陽気と坂道散歩で汗ばみ始めたのでダウンを脱いだ。
でも、日陰を歩くと、また羽織る。肌寒い。

30分ほどで沼平駅に到着。
ここから森の中に入る。
それにしてもスゴイ人。小学生の一団の後についてしまった。
ゆっくり、ゆっくりと石段を降りる。すぐ下の巨木の前に記念撮影が始まり、私は立ち往生。おっとっと。

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賑やかな集団を早足で追い越し、熟年ツアーの後に。
悲恋をなげいて命を絶ったという伝説がある池、姉妹潭あたりで道が二手に分かれた。人が少ない木道へ。
木道というと、尾瀬を思い出す。でも、ここは木がうっそうと茂り、お日様サンサンというわけにはいかない。
森に入って10分ほどで人がばらけてきたので一安心。
最後まで『行列のできる森林公園』だと、深呼吸も美味しくなさそうだもの。

巨木の根が色々な形を作り出している。
象鼻の形やハートの形。どれも苔むしていて、樹齢1000年以上のようだ。
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森は道も整備されているし、ゴミも落ちていない。
手入れが行き届いているし、観光客のマナーもいい様子。

アップダウンが多く、時々、長い登りでゼーゼー言ってしまう。
山寺観光のように、木の杖を持った人もいる。

しばらくすると、鉄道の音が。
時計を見ても、ふもとの町・嘉義からの列車ではない様子。
後で知ったのだが、森林公園の奥に『神木駅』があり、そこまで阿里山駅から列車が出ていたのだ。
あぁ、乗ればよかった。
小型の車両で窓はオープン。乗客は嬉しそうに手を振り、ちょっとした遊園地のアトラクション状態。
一人旅でも、ミーハーしてみたい・・・・。

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樹齢2000年以上の神木。
ズドーンと空へ伸び、どっしりと根を下ろしている。
すごいなぁ。
まだまだ、樹齢更新するんだろうな。

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次なるアトラクションは、つり橋。
定員6名でございます。
反対方向から渡ろうとしている人の人数をすばやく数え、後に続く人を牽制しながら、6名以内を念頭に渡ります。それぇ~~~。


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お寺もあります。ここだけはきらびやか。できれば、阿里山の檜作りのどっしり感と落ち着きが欲しかった、と思うのは日本の寺社仏閣のイメージからか?

年老いてなお生気みなぎる深い森で2時間。たっぷりとマイナスイオンを吸い込み、散策を満喫。
ちょっと、膝が笑い気味なのをごまかしつつホテルへ戻る。

みやげ物屋やレストランが集まるエリアで、遅めのランチ兼早めの夕食を食べる。
途中、阿里山名物のプチ団子を買って、本日のメイン終了。
あとは、夕日散策のみ。

とはいっても、霧が多くて夕日も見えず。ビューポイントを探しているうちに日没となりました。