
このビチェ村では、よくみんな歌っている。
電気はないし、もちろんテレビもない。
ラジオは持っている人もいるけれど小数。
子供たちが歩きながら大声で歌っているのは、賛美歌。
そして、2人以上いると必ずハモっている。
波の音と一緒にききながら「いいなぁ」と思っていると、時々「えぇっ?」と音が外れたりして一人ずっこけることもある。
ソロモン諸島ではイギリスの宣教師&占領で現在もキリスト教徒がほとんど。宗派は多種多様。
私が居るビチェ村があるガトカエ島は SDA という宗派に属している。日本にも教会がいくつかあり、大きな宗派だそうだ。
火曜日夕方 ミサ(1時間弱)
金曜日夕方 ミサ(1時間弱 金曜日の日没から安息日となり、金銭のやり取り、家事労働、勉強を控え、神のことを考える)
土曜日午前 ミサ(3時間 年齢別、班別に分かれての聖書学習など)
夕方 ミサ(2時間)
と縛りはわりとキツイ。
でも、聖書の朗読や説教よりも、賛美歌の方が多いような気がする。
とにかくよく歌う。そして、ハモる。
自分の好きなオハコ曲がくると、大声を出すじいちゃんや、ばあちゃんもいて、教会はなかなか楽しい。
教会では、「愛」はもちろん、一般常識も子供たちに伝えられてゆく。
私は無宗教だけど、宗教が生活に根ざしているのも、内容によっては良いもんだと肌で感じた。