珍獣 ~そろもん日和9~ | 旅と生活の備忘録

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11月28日
昨日は夜中まで村中で大騒ぎしていたのに、みんなは早起き。
さっそく、珍獣が姿を現した。

エディパイ君6歳だ。
私たちの家のより山側に住んでいるので、エディパイが海へ遊びに行くときはいつも台所で読書している私に ニッコリ と微笑んでくれる。
はにかみやでかわいいヤツだ。
しかし、中身はやっぱり アホ。
今日は兄ちゃんのTシャツを頭からかぶり、杖をついて珍獣姿でやってきた。
本人もかなり気に入っていっているらしく、外に出て行ったかと思うと、おでこにハイビスカスの花を挿してもどってきた。

何を意図しているのか不明だが、私を笑わせようとしているようだ。

夜は、初めて海岸で夜釣りをする相方について行く。
ヤドカリをエサに投げてみるが、潮の引きがいまいちらしく、早々に引き上げた。
帰り道、腹が空いたという兄ちゃん2人を連れてもどる。夕食の残りを片付けてもらった。
こんな感じで、食べ盛りの兄ちゃんは食材を無駄にすることなく成長してゆくようだ。

ちなみに、私たちが居候している家の家族は他の島で仕事があり、私たちの到着した後2~3日で留守にしてしまった。それもあって、村の人たちは老若男女問わず、時間も気にせずに家に遊びにくる。食事の心配をして、いつもだれかが差し入れしてくる。当然、二人で食べきれず残ることもしばしば。

山の幸、畑の幸、海の幸、とにかく豊かな村です。