
エコ
スローライフ
ロハス
と、まぁ色々と考えることと実践することはありますが、その全てがビチェ村にあるような気がします。
ビチェ村には電気+水道+ガス+電話 ありません。
電気は村の雑貨屋に乾電池があるので懐中電灯を持っている村人も多く居ます。
水道は通っていませんが、きれいな川が村の中を2本流れています。
その川を上手に利用して生活しています。
郡上八幡のような感じ。
上流から順に利用目的が決まっている。
飲み水 → 料理 → 食器洗い → 洗濯+水浴び → トイレ → 海へ流れてゆく
という具合。
ビチェ村は石浜で、浜からすぐに斜面になっている村なので川も流れが急。川底も石が多く、大雨直後でなければ濁ることも少ない。
飲み水は沸かさずにそのまま飲んでも全然OK。おまけに美味しい。
トイレは女性は川の最下流。 男性は村の外れからちょっと歩いた浜。
用を済ませた後は川の水または海水で洗うのが一般的。
男性用の浜では石や葉っぱなどで拭く人も。
みんなきれい好きだ。
水浴びも畑や海から戻ってくるとすぐに浴びるし、暑い日は汗を流す+涼を求めて水浴びすることも多い。
さて、電気もなくてトイレは野外となると夜のトイレはどうするのか?
私は、日没直前に済ませ、水分を控えて日の出までガマンすることにした。
でも、生理現象は仕方ない。
数日はうまく調整できたが夜にトイレに行きたくなった。
聞いてみると、小なら家の裏のヤブでOK。でも、大はやはり川へ行かねばならない。う~~ん・・・・・。
懐中電灯を片手に、ごつごつした坂道をこけないように慎重に下る。
巨大なカエルに遭遇し「ぎゃぁ!!」と叫びつつ、5分ほど歩く。
もちろん一人では行けないので、相方についてきてもらった。水浴びやトイレにあたるエリアに本来は男性が入ってはいけないのだが、夜も遅いし誰もいないだろうし、なにより私の安全を考えてOKとのこと。
雨がふってなくてよかった・・・・。
真っ暗な森の中を流れる川。その川岸で石に足を掛けしゃがみこむ私。
見上げれば満天の星。
「・・・・・ろまんちっく・・・・・んな訳はないか。」