
鹿に襲われる人
東大寺へ向かう途中、奈良国立博物館に立ち寄る。
本当は、ここで開催される「正倉院展」を見たかったのだけれど、日程の関係で少し早めに来てしまった私。
準備中のホールを外から眺めてため息一つ。
でも、博物館で面白いものを発見した。
無料で入れる地下ブースで、仏像について楽しく勉強できるコーナーがあった。パソコンのタッチパネル式のもので、如来と菩薩の違いの見分け方とか、普段何気なく寺めぐりをしていた私にとって「目からウロコ」の内容だった。
予想に反し、1時間以上も、ノートをとりながらこの画面に向かってしまった。
博物館を出て向かったのは東大寺。
でも、大仏は何度も見ているし、人も多い。
おまけに谷村真司のコンサートの関係で八角堂が見れないとか。
なので、二月堂へ向かう。
初めて二月堂の上に上がると、晴れてかすんだ空気の中に奈良の町並みがドーンと広がる。


昔は碁盤の目のような大都会だったんだなぁと・・・。
寺を出ると、ミーハーに鹿せんべいを買った女性が鹿たちに襲われていた。
鹿せんべいの威力、恐るべし・・・。