ロンドン パリ | 旅と生活の備忘録

旅と生活の備忘録

生活と旅の備忘録。

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ロンドン青年。体はでかくガッシリ。旅をはじめて1年らしいが・・・・
ここだけの話、食用に捕まえたツバメを「ああ、なんて可哀相。逃がしてあげたい」と言ったり、シメたツバメの羽むしりを見て「ヒャァァ」と言ったり、なかなか気の優しいロンドン青年だった。

壺の遺跡が広がっている平原で有名なラオスのポーンサワン。
ここでは、壺の遺跡「ジャール平原」を見に行くためにはツアーに参加しないといけない仕組みになっています。遺跡エリアに入るライセンスの問題があるらしい。

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ジャール平原

ルアンプラバーンをバスで出発し7時間。
峠道でグニャグニャカーブだらけではあるが、舗装または整備された道路を走り、ポーンサワンへ到着。
「おお!さすがは観光でやっていこうと覚悟を決めた町」ならではの宿の客引きがわんさとやってくる。
バスに乗っていた外国人は7人。
何人もの客引きがB4かA3の紙を手に、一斉に宿の値段とツアーの値段を説明している。
一斉にしゃべるな~~わからーーん 聖徳太子じゃなぁーーい
と少々おもいつつ、ガイドブックで目をつけていた安宿の担当者がすぐに来たので、そこについていくことに。

宿に到着して部屋を決めると、休憩するひまをあたえずに「えーっと、こちらポーンサワンではですねー、ジャール平原やオールドキャピタル、山岳民族の村を訪れるツアーなどがありましてーー」とたたみかけるような説明。
宿代3ドルに対して、ツアーは一人35ドル。
ワオーーーー。
まぁ、しゃあないかとおもいつつも、リサーチさせる暇がない。
てなわけでとりあえず値切ってみた。
5ドル下がった。
で、ツアー申し込み完了。

でもでも、夕方町を散策中に両替をしようと入った両替商兼旅行会社で「ツアーは?」と尋ねられ「もう予約した」と。すると「いくら?」ときく。答えると「おお!高い!うちならもっと安くできまっせ」と。
季節は雨季。はっきり言ってお客さんはめちゃめちゃ少ないです。とくに産業もない小さな町でやっていくには観光しかない。そりゃぁ、小さなパイを取り合うわけです。

そしてツアーの日。
2人で参加のつもりが、ガイドが「今朝、一人増えたから」と。
べつの宿まで迎えに行くと、白人のごつめの兄ちゃん登場。
「あ、どうも」「どちらから?」てなカンジで話を始めると
「ボク、ロンドンからきました」
そうなんです!
時々疑問に感じる出身地の説明ね。
なぜイギリスと言わず、「ロンドン出身です」という?
国内では、
なぜ神奈川と言わず「横浜出身です」という?
Why?兵庫県といわず「神戸出身です」「芦屋出身です」と言う?

そういや、こんな会話も
A「あら、あなたどちらの国から?」
B「ワタシ達、イスラエルから来ました。あなたは?」
A「ああ、わたしはパリよ」
B「・・ふーん、パリね。いいトコロよね~」
と微妙なやり取りを見たこともあります。

国名や都道府県名より都市の名前が優先されるのは、どういう基準があるのか? ちょっと気になる謎。