自作天秤の製作や市販天秤を改造する際、必ずリング(輪)の作り直しが必要です。
(上図のリングが、ラウンド・ノーズ・プライヤーを使用して丸めたもの)
今回、ご紹介する工具は、ラウンド・ノーズ・プライヤーと言う、プライヤーの先端が丸く、円錐状になったものです。
このプライヤーを使用しますと、1ミリのステンレス棒(超硬線、バネ線)でも簡単にきれいな形のリングを作ることができます。
このプライヤーの需要が少ない事から、ホームセンターでは在庫されていないようです。
私は近くのホームセンターに発注し、取り寄せていただきました。
2,000円ちょっとだったと記憶しています。
メーカーは、3ピークスで、SM-08です。
(当然、ネットでの購入は可能、下段に楽天リンクあり)
似たようなものが、ホビーショップなどにもありますが、工具の材質も目的も異なります。
軟質の針金を曲げるのではなく、硬質ステンレスを曲げるのですから。
安価なものですと、1ミリのステンレス棒を曲げようとするとプライヤーの先端がよじれ、曲げる事が出来ません。
プライヤの先端部分の直径は、実寸で1.3~4.6ミリの円錐です。
0.8ミリ以下のステンレス棒なら、20番のセフティースナップが入る、最小のリングを作ることも可能です。
別の用途としてプライヤーの先が丸いですから、PEラインの連結、ハリスの結びなどにも使用できます。
先に凹凸が無く丸いため、細いものもきっちりつかめます。
ただ、強く握り過ぎますと先端の断面が丸いことから一点に力がかかり、PEラインも切断されます、注意してください。
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