JUKI HZL-7800 糸調子がきつい | 3402ohnojoのブログ

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JUKI HZL-7800 糸調子がきついミシンの修理でお伺いしました。

洋裁教室の生徒さんで、教室に訪問したた時に修理の依頼をお受けしました。

 

JUKI ベストセラーミシンで型番を変え、20年間くらい販売されていた機種です。 工業用のボビンが使えるのでボタンホール専用にご使用の方も多いと思います。

製造から20年以上経過しているので自動糸調子が悪くなっている物も多いようです。

 

自動糸調子を実現するため、布の厚さを感知するセンサー、糸を締め付ける部分とこの糸の送り出し量感知するエンコーダーがあり、いずれも悪くなると糸調子が合いません。

センサーや糸調子を締め付ける部分は、ほとんど交換になりますが、このゴム部分も交換が必要ですが・・・・

ゴムは単純に汚れているだけでは・・・・と考えお客様からクリームクレンザーをお借りして綿棒で汚れを拭き取りました。

 

試し縫いで左が拭き取る前、右が拭き取り後です。

上糸調子が強いのでボビンケースのネジも締めておられました。

右はボビンケースのネジも緩めました。

 

縦、横、斜めと縫い許容範囲でしょう(笑)

これくらい縫えればOKです。

 

ボタンホールを縫ったらこんな感じです。

右から順に縫っていきました。

左が幅がせまくなってしまいます・・・・

2度目も閑止め部分で広く針が振ってないようです。

 

上フタと底カバーを取り外して注油しました。

 

針棒を振るこの部分の油切れ?

 

Eピンを取り外し、手前にズラして注油・・・・

油がなじむように手で針棒を左右に振り軽く動くようにしました

 

3つ目以降が注油後です。

きれいに針振り出来ています。

4つ目、5つ目は縫い目のあらさを変更しています。

問題なく縫え修理完了です。

 

このミシンの初期型は37~8年くらい前でしょうか?

あの頃は若かったな~

佐賀店勤務でした・・・・(笑) この年までミシンに関わるとは思ってもいませんでした。(笑)

 

糸調子については、3つの電子部品によりできるようになっています。 いずれも悪くなると糸調子が合いません。

供給打切りで中古から取るしかありませんね・・・・

ゴム部分はメーカーに修理に出すと必ず交換してきました。

滑るのでしょうか? 掃除すれば良いようです。

ベビーロックの糸取物語や衣縫人シリーズも底のゴムが汚れると

動いてしまって縫い難いですよね・・・・ガムテープで止めるのが一般的?ですか・・・

ゴム部分は掃除してきれいにすると、ある程度回復します。

今回も掃除で回復しました。 一度お試しください。

 

今回の修理代金は、となり町でもあり出張費、修理代合わせて

5,000円頂きました。

もう一台シンガーミシンをお持ちで、これはお預かりして部品交換です。

 

今日もマニアックなミシンの修理ブログを見て頂き、ありがとうございました。