近所の知人よりお姉さんのミシンを修理・点検を依頼され、柳川市にお伺いしました。
シンプルライン11型、35年くらい前のミシンです。
保存状態が良くて動いたのですが、音が大きい、動作が悪いなど
メンテナンスされていないようです。
底のカバーを取り外しました。
あまりホコリの無くきれいな状態です。
基板を取り外して注油しました。
古いミシンにあるあるでモーターベルトがパンパンに張っています。 縮むのでしょうか? 良くありますね・・・
ベルトを緩めました。
上部のフタも取り外しました。
きれいな状態です。 簡単に油を差しています。
見違えるくらいに音も軽くなりました。
糸調子を合わせて縫い目も安定しています(笑)
義理のお姉さんのミシンも点検・・・
リッカーマイティー40 これまた懐かしいミシンです。
右上に時計があります(笑) ミシンになぜ必要?
入社前のミシン解りませんが・・・アラーム付?
そう言えばデジタル時計が出たばかり・・・・
基板も大きいですね・・・ 注油しました。
針穴糸通しが不動でした。
得意の叩きと注油で固着を解消・・・・
動きだしました。
この後、画像はないのですが糸通しフック取り付けしました。
糸通しも良好です。
但し、軸に取り付けてある糸通しフックの高さを決めるパーツがアルミ合金製で、劣化しておりネジの締まりが悪くなっていました。 また、ネジが緩むのは時間の問題です。
糸調子を合わせ、縫い目も安定して修理完了です。
使用頻度が少ないミシンのようですが、35年~40年前のミシンが整備すれば現役で使えます(笑)
今、販売しているミシンはこんな耐久性はありませんね(笑)
当時は、ミシン業界も下火になったいましたが、それでも新しい技術(デジタル時計?)が搭載されていました。
最近は外側、デザインの変更で新型が発売されています。
なかなか、売れないので新機能の開発が出来ないのでしょう?
新機能が出来ても高くなり、売れませんね。
刺しゅうミシンも売れていないようで、ジャノメミシンも直営店閉鎖・・・・明るいニュースがほしい業界です。
8月になりました。
今年の夏は暑そうです(暑い)
エアコンのフル活動ですね・・・・
このミシンの発売当時は自宅にエアコンもなく、扇風機のみでした。 営業車にもエアコンなしで、窓を全開にしてひじを出し、
右半身が酷く日焼けしていました(笑)
今では考えられません。
ちなみにこの2台の修理代ですが、6,000円いただきました。
出張修理(近隣地区)5,000円+追加修理1,000円です。
今日もマニアックなミシンの修理ブログを見て頂き、ありがとうございました。