JUKI シュプール 30DX 返し縫いレバーの動作不良で福岡市城南区にお伺いしました。
現場修理のため画像は4枚です。
修理依頼は、「布送りが悪い」でした。
矢印の軸の動作不良です。
動作不良になると縫い目が小さくなったり、縫う時に返し縫いレバーが上下に動いたり、返し縫いレバーが固くなったり、バックしたまま前進しなかったりします。
あぶらを差すだけでも直ることがありますが、今回は軸を抜いて汚れを取り除きました。
左側にあるE型のリングを取り外し、連動するネジを緩めて左方向に軸を3~4センチずらしました。
画像は軸が汚れていた部分を研磨しました後の分です。
軸受け部分がアルミボディの一部になっているため、たくさんご使用されると固着が発生しやくなります。
(使われる時は1日4~5時間使われるそうです。洋裁や趣味でご使用の場合は心配いらないでしょう)
今度は右に軸をズラして受け部分の掃除です。
内部はアルミの削れたくずが残っているので、ティッシュを頂いて内部の掃除をしました。 汚れを拭きとらないと油をさしても黒く汚れてしまい、再度固着する可能性が高くなります。
このあと送りの微調整を行いネジ締めを行い、試し縫いも良好で修理完了です。 以前なら1時間以上掛かる修理はお預かりしていましたが、現在は時間の余裕があるのと距離が遠いので2時間くらい掛かる修理もお客様宅で修理します。
(ひどい場合とか、古いミシンはお預かりします)
ここの修理は何度かブログで掲載していると思いますが、ボビンを入れるところから注油ができます。
毎日ご使用の場合は、月に1度は注油(1滴)ぐらいは差して頂きたい部分ですね・・・・
今日もマニアックなミシンの修理ブログを見て頂き、ありがとうございました。