住む世界が違う人 | 92のブログ

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世の中には、

「住む世界が違う人」

ってのが存在する。


俺が最初にそれを感じたのは中学3年の時。

クラスにめっちゃ好きな女の子がいたんだけど

その子はいわゆる「陽のあたる側」、

クラスや学年でも人気者側の人で、

陽の当たらない側の俺にはまさに

住む世界が違う人でした。

友達も多いし、男子にもモテる。

眩しすぎる存在でした。


俺の悪い癖は、

身近な周囲の人の中から

一番可愛い女の子を好きになるということ。

なので、

クラスで一番可愛い女の子を好きになるが、

クラス替えがあると次は

そのクラスで一番可愛い女の子を好きになってしまうという。

それまで好きだった前のクラスの女の子のことは

キッパリ忘れる。

だから、

俺の心の中では

好きな女の子が取っ替え引っ替え変わる、

みたいになってた。

なので、ずっと好きだった人ってのはいない。

毎年クラス替えがあるから、

毎年クラスで一番カワイイ子を好きになってた。


好きになる女の子は当然モテる。

モテるから周りには男女問わず取り巻きが多い。


俺は大勢でワイワイ賑わうのが苦手で

よく遊ぶ友達も特定の3、4人だけ。

だから取り巻きにはなれなかった。

趣味も違う。

みんなでカラオケに行ったり

流行りの場所に遊びに行ったりするのも苦手でした。

けど、好きになるのは

陽のあたる人気者側の女の子ばかりだから

接点があるわけもなく、

何の進展もなく中学時代は終わりました。


中学時代は真面目な部類で、地味でしたね。

成績は学年で4位になったこともあります。

が、当然だれにも言いふらすようなことはしないです。目立ちたくないんで。

運動神経も悪くはなく、

短距離走とか50mを6秒台前半で走れたりして

けっこう速い方だったけど、

目立つのがイヤで、

体育祭の徒競走とかでは

勝ちそうになると手を抜いて

わざと2位になったりしていた。


学校行事でもみんなとワイワイやるのが苦手で

できる限り何も手伝わずに帰宅してました。


こんなやつを好きになる女の子なんて

当然いないわけで(笑)、

自分でもモテないのは分かってました。


けど、

俺が好きになる女の子はだいたいが

そんなワイワイ楽しんでやってる中心人物のような

モテモテの女の子ばかり。


恋愛なんて理屈じゃないから、

好きになってしまうのはもうどうしようもない。

けど、

住む世界が違うから接点もないし

頑張ってそっち側に飛び込んで行ったけど

水が合わないから長くは居られない。

結果、こっち側の世界に戻ってしまう。

陽のあたる人たちも陽のあたらない場所には来ないから、おのずと疎遠になる。

うまくいくわけがない。


何より残念なのは、

こっち側の世界の女の子を

俺が好きになれなかったこと。

話が合う女の子は何人も出会ってきたけど、

なぜか全く好きにならなかった。


ただ、それも今考えればある意味

住む世界が違う人たちだったのかもしれない。


俺の例では

「陽が当たる当たらない」

「趣味が合う合わない」

の違いだったけど、世の中には

「貧富の差」や

「主義主張の違い」、

「宗教や民族・人種の違い」

で住む世界が違う人たちもいる。


中学生の頃の俺は、そういった世界の縮図を

中学時代に見ていたのかもしれない。


そういう、住む世界が違う人同士が

人間関係をうまく築くのって本当に難しい。