若い頃、
パリのマダムやミラノのマダムに
憧れていました。
雑誌のページをめくりながら、
「あんな女性になりたい」
と思っていたのを覚えています。
もちろん、
実際の彼女たちがどんな人生を
歩んできたのかは分かりません。
でも、
そこには若さとは違う魅力がありました。
流行を追いかけるのではなく、
自分らしくそれを楽しんでいる。
肩の力が抜けていて、
それでいて凛としている。
そんな佇まいに惹かれていたのだと
思います。
今振り返ると、
本当に憧れていたのは
ファッションそのものではなく、
その人から漂う雰囲気
だったのかもしれません。
そこには、
その年齢でしか纏えない魅力が
ありました。
年齢を重ねることが魅力をつくるわけではない
昔は、
年齢を重ねれば
自然と素敵な大人になるものだと
思っていました。
でも今は少し違います。
同じように年齢を重ねても、
魅力を増していく人もいれば、
そうではない人もいる。
経験を知恵に変える人もいれば、
不満を積み重ねていく人もいる。
未来を見ている人もいれば、
過去ばかりを見ている人もいる。
その違いを生むのは、
年齢ではありません。
これからどうなりたいのか。
どんな人生を生きたいのか。
どんな女性でありたいのか。
その問いなのだと思います。
「大人の色気」というのは「知性」なのではないか
私は、
「大人の色気」というのは
「知性」なのではないかと思っています。
知性といっても、
学歴や知識量ではありません。
人を思いやる力。
感情をコントロールする力。
相手の話を聞く力。
物事を多面的に見る力。
人生経験から学ぶ姿勢。
そうしたものが、
表情や会話、
立ち居振る舞いににじみ出る。
若い頃の魅力とは違う、
大人の女性ならではの
色気になるのだと思います。
素敵な大人の女性に必要な3つの自立
その魅力はどこから生まれるのでしょうか。
フラクタル心理学を学んでいると
自分の人生を創造していく上で、
自立することの重要性に気づきます。
そして、
この「自立」というものが
歳を重ねた女性の魅力に
つながっているのではないかと
感じます。
ここでは、
「経済的自立」
「感情的自立」
「精神的自立」
について、
私なりの解釈をご紹介したいと思います。
経済的自立
経済的自立とは、
お金持ちになることではありません。
自分で自分を養えている状態です。
自分の仕事で価値を生み出し、
その対価として収入を得ている。
だから人生の選択肢を
自分で持つことができる。
誰かに依存しなくても生きていける。
それは自由を持つことでもあります。
そして仕事は、
お金を得るためだけのものでは
ありません。
社会とつながり、
学び、
成長し続ける場でもあります。
感情的自立
感情的自立とは、
自分の機嫌は自分でとることです。
思い通りにならないことを、
誰かのせいにしない。
環境のせいにしない。
不満を人にぶつけない。
誰かに幸せにしてもらおうとしない。
自分の感情に責任を持つ。
その積み重ねが、
大人の余裕になるのだと思います。
精神的自立
精神的自立とは、
自分がどこへ向かうのかを
自分で決めることができる状態です。
どんな人生を生きたいのか。
何を大切にしたいのか。
どんな女性でありたいのか。
その方向を定め、
未来へ向かって歩いている。
年齢を重ねても、
学びたいことがある。
挑戦したいことがある。
会いたい人がいる。
そんな人は自然と輝いて見えます。
時代を纏う女性でありたい
私が素敵だと思うのは、
60代、70代になっても仕事を持ち、
社会との接点を持ちながら
生きている女性です。
好奇心を失わず、
学び続けている女性です。
素敵だと感じたものを手に入れ、
その時代の空気を
自然に纏うことができる女性です。
それは高価なものを
持つことではありません。
流行を追いかけることでも
ありません。
自分自身の感性を磨き、
時代の変化を楽しめること。
そんな余裕とセンスに憧れます。
そんな女性が増えたら、
日本はもっと素敵になる
経済的に自立し、
感情的に自立し、
精神的にも自立した女性が増える。
そんな社会は、
もっと豊かで魅力的になると思います。
高齢化を問題として語るのではなく、
成熟した大人の女性たちが
活躍する社会として語れるようになる。
そんな未来も十分
あり得るのではないでしょうか。
若い頃に憧れたパリやミラノのマダム。
今は、
その魅力の正体が少しだけ
分かる気がしています。
それは高価な服でも、
特別な肩書でもなく、
自分の人生を自分で選び、
楽しみながら歩いている姿そのもの。
だから私は、 60代も70代も
楽しみなのです。
仕事を続け、
社会との接点を持ち、
学び続けながら生きていく。
素敵だと思ったものを手に入れ、
新しい時代の変化も楽しんでいく。
若さは失われるものかもしれません。
でも、
知性や感性、 人間としての深みは、
年齢とともに育てていくことが
できます。
その年齢でしか纏えない魅力は、
年齢が与えてくれるものではありません。
どう生きるか。
何を学ぶか。
誰と関わるか。
どんな未来を目指すか。
その積み重ねによって育まれていくものです。
私自身も、 そんな女性になりたい。
そして、 そんな女性に
たくさん出会いたいと思っています。
60代も70代も、 まだまだ人生の途中。
だからこそ、 これからが楽しみなのです。