「人気ランキング上位のファンドを
買えばいいのだろうか」
「できるだけリターンの高いファンドを
選ぶべきなのだろうか」
投資を始めると、そんなふうに
考えることがあります。
しかし、ファンド選びで本当に大切なのは、
大きなリターンを上げているファンドを
探すことではありません。
自分自身の「リスク許容度」に合った
ファンドを選ぶことです。
このブログでは何度もお伝えしていますが、
長期での資産形成のために重要なのは、
市場に居続けること
です。
なぜなら、長期投資の最大の武器である
「複利」は、市場に居続けなければ
働かないからです。
どれだけ優れた投資先を選んでも、
途中で不安になって売却してしまえば、
その後の成長の恩恵は受けられません。
だから私は、
ランキングや過去のリターンだけで
ファンドを選ぶことをおすすめしていません。
大切なのは、
「持ち続けられるか」
という視点です。
リスク許容度とは何か
このブログでは、
リスク許容度を
「どれだけ、自分がほったらかしに
できるか」
と考えています。
言い換えれば、
値動きを見ても慌てずに
持ち続けられる範囲
のことです。
投資では、
リターンが期待できる資産ほど
値動きも大きくなります。
しかし、その値動きが気になって
毎日相場を確認したり、
暴落のたびに不安になったりする
のであれば、そのリスクは自分にとって
大きすぎるのかもしれません。
つまり、良い投資とは、
「持ち続けられる投資」
とも言えるのです。
同じゴールでも、たどり着き方は違う
例えば、どちらも最終的に
10,000円が13,000円になる
投資があったとします。
※実際の投資では、将来どれくらい上昇するかは
わからないため、これはあくまでもリスク許容度を
感覚的に理解するためのイメージです。
<コース①>
10,000円
↓
11,000円(+10%)
↓
10,500円(-4.5%)
↓
12,000円(+14.3%)
↓
13,000円(+8.3%)
<コース②>
10,000円
↓
8,000円(-20%)
↓
11,000円(+37.5%)
↓
9,000円(-18.2%)
↓
13,000円(+44.4%)
どちらも結果は同じです。
最終的には30%増えて
13,000円になります。
しかし、多くの人にとって
コース②は簡単ではありません。
資産が20%下落した時、
「もっと下がるのではないか」
と不安になり、
売却したくなるかもしれません。
もし途中で売ってしまえば、
最終的に13,000円には到達できません。
さらに、大きな下落は
精神的につらいだけではありません。
10,000円が20%下落すると8,000円になりますが、
そこから元の10,000円に戻るためには
25%の上昇が必要になります。
下落率が大きいほど、
回復に必要な上昇率も大きくなるのです。
つまり、
リスク許容度とは、
その途中の値動きを
受け入れられる範囲のこと。
なのです。
相場は必ず上下します。
10%程度の下落は珍しくありませんし、
時には20%、30%以上
下落することもあります。
だからこそ、その値動きを前提に
資産配分を考えることが大切です。
そして、長期投資で大切なのは、
続けること。
複利の力を活かすためには、
市場に居続けなければなりません。
だからこそ、
自分に合ったリスク許容度で
投資することが重要なのです。
大きな利益の裏には大きなリスクがある
SNSでは、
「短期間で資産が何倍になった」
という話を見かけることがあります。
もちろん素晴らしい結果です。
ただし、その人たちは
大きなリターンを得る代わりに、
大きなリスクも引き受けています。
今は大きな含み益が出ていても、
将来大きく値下がりする可能性は
常にあります。
そのリスクを理解し、
下落しても持ち続ける覚悟がある人だけが、
その投資スタイルを続けることができます。
大切なのは、その人のやり方が
正しいかどうかではありません。
自分に合っているかどうか
です。
暴落しても持ち続けられると思えること
このブログでお伝えしているのは、
短期売買や一発逆転を狙う
投資ではありません。
ほったらかしで続ける
長期資産形成です。
そのためには、
自分が持ち続けられる
リスクの範囲を知ることが大切です。
多少リターンが低く見えたとしても、
長く投資を続けられるなら、
その方が結果として資産形成に
つながりやすくなります。
目指したいのは、
できるだけ長く持ち続けること。
そう思えるファンドを選び、
投資できているかが鍵となります。
ご参考:ファンドのリスクはどこで確認する?
ここまで読んで、
「リスク許容度はわかったけど、
ファンドそのもののリスクは
どこで確認すればいいの?」
と思った方もいるかもしれません。
投資信託のリスクを確認する
方法はいくつかあります。
①過去にどれくらい下落したかを見る
個人的には、これが一番
わかりやすい方法だと思っています。
たとえば、
「このファンドは過去の暴落時に
何%くらい下落したのか」
を確認してみることです。
そして、
「その下落が起きても持ち続けられるか」
を自分に問いかけてみてください。
②標準偏差(リスク指標)を見る
証券会社や運用会社のサイトでは、
リスク指標として「標準偏差」が
掲載されていることがあります。
標準偏差は値動きの大きさを表す指標で、
数値が大きいほど値動きも大きくなります。
ただし、初心者の方は無理に
理解しようとしなくても大丈夫です。
まずは過去の値動きを見て、
「自分が持ち続けられるか」
を考えるだけでも十分参考になります。
まとめ
大切なのは
リターンの大きさではなく、
自分がほったらかしに
できるかどうか。
ファンドを選ぶ際は、
この視点を忘れないようにしたいものです。
ファンド選びで本当に大切なのは、
過去のリターンの大きさではありません。
暴落が来ても持ち続けられるか。
市場に居続けられるか。
その視点で選んだファンドこそが、
自分にとっての良いファンドなのだと思います。
新NISAで資産形成を続けるために
大切なのは、
リターンの大きさではなく、
「持ち続けられるか」です。
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※本ブログに掲載している内容は、情報提供および個人の見解であり、
投資助言を目的としたものではありません。投資に関する最終的な判断は、
ご自身の責任において行ってください。
