第55話 「まさかの展開」
「シェルダー しおみず」
「チェリンボ 守れ」
シェルダーのしおみずをナオキのチェリンボは守りきった。するとスコア表示の画面から声が鳴り響く。
「3分経過試合終了。ビューティフルポイントが高いスパールチームの勝利。決勝進出です」
「よっしゃーー(っていうものせこいよな俺…。まあスパールのためだし仕方ないか)」
「イェーイ」
ナオキとスパールは手を叩きあった。アキナは笑顔でその様子を見ていた。
「決勝戦はゴリラおん…、エリさんと当たりますから楽しみですね」
「まずそんなに実力あるのか? エリって奴は」
「バトルコンテストでバッチを5つ集めたつわものだし実力はあるさ。だけど後の二人は実力は分からないな。見た事ないから新人かな? せかっくだし準決勝見に行く?」
二人はうなずいた。そして観客席に座りに行った。そのとちゅうの道でエリとであった。
「決勝進出するとはびっくりだよ。1回戦で負けるかと思ったからさ」
「そっくりそのままおかえしするよ。後半だけ」
お互い無理してるかのように笑顔だった。
「ナオキとアキナは先行っててよ。ちょっとエリさんに色々教えてもらうからさ」
ナオキとアキナはまたもや離れることにした。
「やっと私のすごさが分かったって謝罪したいの? それなら早くしなさい」
「なわけねえだろ ゴリラ女」
「なんて事いうのよ。ひ弱のくせに」
二人っきりになった瞬間に口論が始まった。スパールは性格が変わったかのように接しだした。
「ハア 決勝戦でこんな奴と当たったら最悪だぜ。負けてくれよ」
「ハア こんな奴1回戦でぶちのめしたかったのに どうして決勝まで当たらなかったのかな。最後の勝負がひ弱男じゃやる気うせるわ」
するとエリの仲間の二人がこっちに歩いてきた。
「…。せいぜい頑張れよゴリラ女」
「ふーんだ。後で何も言えないようにしてあげる」
お互いグーを出して軽くグーをあわせた。そしてお互い違う方向へ歩いて行った。
「お前が触るせいでゴリラ菌移ったからな」
「こちらこそ ひ弱菌移りましたよーだ」
お互い「ベー」して別れた。するとエリにチームの二人がよってきた。
「誰と話していたんですか?」
「別にそこらへんの私のファンとね。じゃあ準決勝頑張ろうね」
「スパール遅いぞ」
「ごめんごめん。もう始まる?」
「準決勝第2回戦。第1試合エリ選手VSゼイン選手 バトル開始」
始まると尋ねた瞬間 エリのバトルが始まった。エリは炎タイプのギャロップを繰り出していて ゼインはマルマインを繰り出していた。お互い勝負が始まっても先制攻撃を数秒しなかった。先に動き出したのはエリだった。
「そっちから来ないなら私からいくよ。ギャロップ こうそくいどう」
ギャロップの高速移動はただのスピードアップじゃなく 素早くマルマインの周りに色々な方向から現れるように見せている。するとビューティフルポイントがやや上がった。
「ギャロップ その調子よ。後ろに回ってフレアドライブ(これぐらいの相手ならBするわ)」
少し飛んでマルマインの後ろ側に回って ジャンプからのフレアドライブがマルマインに向かっていった。
「マルマイン だいばくはつ」
「え! ギャロップとびはねるよ」
だいばくはつ直前のマルマインにフレアドライブを当てずにすぐ近くで着地してとびはねて爆発をかわした。煙が晴れるとギャロップはノーダメージでマルマインだけ戦闘不能になっていた。エリはほっとして息をはいた。
「なんだ敵の方は自爆したぞ。これじゃ圧勝かよ」
「まさかいきなりだいばくはつなんてするとは思いもしなかったけど ナオキのゆう通りだね。僕ちょっと外の空気吸ってくる」
一人で会場から出たスパールはバニリッチを繰り出した。
「後1回戦で旅ができるんだ。エリがギャロップ出してもバニリッチで行く。頑張ろうね」
「バニ!」
「よし。バニリッチの準備もできたし戻るか」
会場内に戻ったスパールはナオキとアキナの場所へ戻った。だがナオキとアキナの様子が先ほどまでとは違った。二人が見てる方向を見ると衝撃な事になっていた。
「さあクライマックス。エリチームが圧倒的な差で負けているが逆転のB(ブレイク)ができるんでしょうか?」
なんとエリチームが圧倒的な差でビューティフルポイントが負けていた。だがまだスパールは平然と見ていた。Bがあるからだ。
「ラグラージ ハイドロポンプ」
「かわせ そしてとどめのドラゴンクローでフィニッシュだ」
ドラゴンクローがラグラージに当たり戦闘不能にした。そしてB(ブレイク)は成功した。
「ヒヤヒヤさせたけどBで結局エリ勝てたのか。つまんね」
「スパールそれは違うよ。エリチームがBしたんじゃなくてB(ブレイク)されたんだよ」
「え!!」
慌ててスパールは試合画面に目を向けた。するとエリの方は0状態で敵の方に大量なポイントがあった。
「まさかここで相手の圧勝だって…。」
「あいつら強すぎるな。マルマイン使ってた奴以外は戦闘不能させたし」
スパールは走って試合ステージの方にいった。エリを探してるとエリとその仲間。そして先ほどの対戦相手達を見つけた。
「一体何があったんだ 何故負けた!!」
「君はスパール君ですね。名前はゼインで次君と戦う相手ですよ。横にいるのも次の対戦相手ですから」
話しに割り込むかのように間に入ってきた。そして横を見た。
「僕チン 皆弱すぎてつまらないよ」
「ザコと戦っても得るものがない。無駄なだけだ…」
この発言にスパールはムカっとした。だが1番きれたいのはエリだろう。
「先ほどの質問ここにいる敗者の代わりに答えてあげましょう。まず私のマルマインでだいばくはつをして負けてあげたんですよ。それからここにいる仲間が完封なきに倒しただけですよ」
「お前も本気でやれば強いのか?」
「弱いに決まってるじゃないですか。私の役目は1番強いものと戦ってすぐに負けたり、油断させるだけですからね。エリ以外はザコだし苦戦もしませんね。あ 3人ともですね ハハハ」
笑いながらゼインはしゃべった。するとエリ以外は走って逃げて行った。
「やっぱ先ほど知り合ったファンごときと一緒に戦っても 裏切られるのがオチですね。負けるし、裏切られるしかわいそうですね」
座っていたエリも立ちあがってゆっくり歩いて行った。スパールとすれ違う瞬間にエリはしゃべった。
「ごめんね。スパールと決勝で戦いたかった…」
そのままエリは歩いて行った。先ほどの様子とは違い元気が全然なかった。あのムカツク態度もこっれきしもなかった。
「…。ゼイン!!!」
「なんですか?」
「ぜってえ ぶっ潰す!!」
おもいっきり顔面に拳を入れた。だがギリギリで止めた。
「お前は拳じゃなくポケモンで倒す」
「スパール…。」
動きを止めたエリがつぶやいた。ゼインは少し睨んだがすぐに笑いに変えた。
「私ぶっ潰したいなら 3回戦(ラストバトル)にするがいい。まあ2回戦で終わりでしょうけどね。では決勝戦楽しみにしてますよ」
そのまま歩いて消えてしまった。エリは笑顔になって例をいう。
「ありがとね。でも! 勘違いしないでね。ひ弱男に助けられても例なんて言いたくないわ」
「はいはい そうですか」
「決勝まで1時間あるし いちお仮は返すわ。ついてこい」
「?」
エリの進む方にスパールはついていった。