㊗️黄色いTシャツ(ミック・ジャガー80歳傘寿)と六本木バウハウスのイヴェントについて | 俺はShattered

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50歳を過ぎて、「この調子なら100歳まで」と思っていたら、とんでもない苦境が待っていた。そこをくじけずに、生き延びようとする哀れで滑稽で笑止千万な人生の「後半部分」を再構成する決定的で虚無的なアメブロ。

 先日、日曜日に六本木バウハウスで「ビートルズから見たストーンズ、

ストーンズから見たビートルズ」と言うイヴェントがあった。

 ビートルズ評論家と言わず、自嘲気味に、あるいは謙遜して「ビートルズ893(やくざ)」と自己紹介する藤本国彦さんと対談をしてきた。これで3回目となるこのイヴェントは、僕が言うのもおかしな話だが、なかなか面白いと思っている。それは一つには、藤本国彦さんと言う風貌が哲学者のような博識の対話者を相手にして、ビートルズとローリング・ストーンズの表層から深層に至るまでを改めて考えさせてくれるからである。

 実際には、僕は出来るだけ観客を目の前にして、瞬時とも飽きさせないように話し方を工夫して、楽しめるように努力したのだが、話し方の修練をそれほどしてこなかった自分を少し恥じながら、あえて話し演じてみた。このトークショーには、簡単な台本が用意されていて、大筋はこの台本に沿って話を進めて行くことになっているのだが、同時に内容に関して基本はフリートークと言う面白い仕組みになっているのである。

 実は今になって対話者の藤本国彦さんのことを事前に少し調べてみた。すると予想外の前歴と性格をお持ちであることが判明し、少したじろいだのだった。なんでも父親が文士で、しかも所謂無頼派であちこちの学校の校歌を作詞したり、川端康成の門下生であったり、藤本国彦さん本人は雑誌「CDジャーナル」の編集長を20年ほど勤めて仕事としてきた完全に文化系の人間だったのである。それからネット上にあるインタビューを読んでみると、音楽人である前に見事なほど「謙虚な姿勢」を崩さない人間として魅力的な性格を持った人物だと言うことが了解できたのであった。

 そして、この対話シリーズも3回目となるので、新味を加えるために彼が提案してきた「ビートルズにとってのロックンロール」と「ストーンズにとってのロックンロール」乃至「両者のブルースへのアプローチ」の差異を話してみてはどうかと言うテーマを盛り込むことにしたのである。言わずもがな、ビートルズの音楽とストーンズの音楽は、かなりの部分通底した「黒人音楽」もしくは「アメリカン・ミュージック」の素養を土台にした音楽であることは誰もが認めることだろう。ビートルズは第二次世界大戦中に、リヴァプールに寄港したアメリカの軍艦の乗組員たちが落としていったレコードの恩恵を受けていることは間違いないと考えるし、一方ストーンズは、ミックの持っていた通販のアメリカン。アルバムが象徴するように、ラジオやレコードからそれらの音楽のエキスを吸収したと考える。

(次回へ続く)

藤本国彦さん(左)、池田祐司(右)

 

 

さて、タイトルの「黄色いTシャツ」とは何か?

 今年の流行色は誰かが「イエローだよ」と言っていたが、いみじくもミック・ジャガー80歳、つまり「傘寿」で、そのお祝いの色は、イエロー、黄色なのである。実際は黄金色なのだろうけど、そこは少し妥協して、ともかく今回はイエローTシャツを作ってみた。そこは問答無用。

 鬼才森田氏にデザインと絵を依頼した。素晴らしい出来上がりである。ミック・ジャガーのマニアックなエロチシズムが溢れてきます。ぜひお楽しみくだされ。

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