俺はShattered

俺はShattered

50歳を過ぎて、「この調子なら100歳まで」と思っていたら、とんでもない苦境が待っていた。そこをくじけずに、生き延びようとする哀れで滑稽で笑止千万な人生の「後半部分」を再構成する決定的で虚無的なアメブロ。

平凡な人生をのろのろと歩いていた男が、突然悲劇的な苦境に追い込まれ、のたうちまわる様子を本人が、曖昧模糊とした記憶を辿りながら紡ぎだす人生ドラマ。書いている本人は「壮絶」だと感じているが、読者には「じじいが意味不明なことをぼやいているなあ」と感じられるように、努力したいと思います。(励まし、賞賛礼賛、好意的感想、などは歓迎します)








 昨夜は今までにないような雷鳴が東京の空に轟いた。

そして大雨が降った。そのおかげで随分涼しくなった。

ここのところ猛暑に苦しんでいたが少し楽になった。

埼玉県庁の建物に落雷し外壁が崩れたとテレビのニュースで

言っていたのを聞いて驚き、食べていた焼きそばを噛まずに

飲み込んだ。お元気でしょうか?

 

というわけで、

皆様、酷暑お見舞い申し上げます。

 

高齢の、じゃなかった、恒例のカレンダープレゼント

します。5名様に無料で差し上げます。

ローリング・ストーンズ愛好家向けに製作しました。

応募者が多数の場合は抽選で5名様に差し上げます。

抽選は厳正な方法で行います。締め切りは、

2024年8月20日です。今回だけ会員以外の方も応募できます。

(これはストーンズ啓蒙活動の一環です)

玄関から台所、居間、寝室、トイレなどの壁に貼ると

とても便利です。また机上に置いて買い物予定とか

外出予定などを書き込むこともできます。

 ページ数の関係で今年の8月から始まり来年の8月まで

使用できます。ストーンズのメンバーの誕生日からドクター

ジョンの誕生日まで記載されているとても貴重なカレンダーです。

今年は坂本龍一氏の誕生日を掲載しました。

 また六曜なども記載し、その日がどんな日であるか、

少しはわかります。その他、昭和で数えると2025年は

100年に当たることがわかります。星座も少しわかります。

 その他、空いているスペースに色々書き込むとオリジナルな

カレンダーにする事もできます。また写真にマジックや絵の具で

色々書き込むことによって鬱憤を晴らす事も可能です。

 というわけで希望者は、下記のメルアドに

「RSカレンダー2025希望」という表題を書いて、

メールで応募してください。

また、氏名、年齢、郵便番号、住所、電話番号を書いてください。

(電話をかける事は絶対ありません。)

 

宛先メールアドレス;

   rsfc@concerto.plala.or.jp

 

奮ってご応募ください。

 

 

 

酷暑お見舞い申し上げます。

ストーンズのツアーが終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか?

連日とても暑い日が続いておりますが、お元気でしょうか?

お待たせのカレンダー、運送上のトラブルで発送が

遅延しております。今しばらくお待ちください。

 

池田祐司拝

RSFC

 

 

 

 

どうもすんません。😅

 

さあ、来年はヨーロッパ・ツアーだ!

張り切って行こうぜ!

 

 

 

 

 

 

1

曇った空模様。

灰色の海が低気圧のせいか、荒れている。

風も冷たく吹いている。

荒涼とした風景である。

誰かが大きな声で「土左衛門があがったぞ!」と

叫んでいる。

漁港の近くにある漁業協同組合の建物から数人が

築港の方へ走るのが見えた。

そのうちにパトカーのサイレンが威勢よく聞こえた。

若い母親が俺の手を取って「見に行こう」と

痛いくらいに引っ張って駆け出した。

仕方なくついて行った。

近所からも騒ぎを聞きつけた数人が、海に向かって

ある者は悠然と歩き、また別の者は小走りだった。

小さな船が数隻停泊している岸壁のそばに、

10数名の人だかりがあった。

人だかりの中心には藁で出来たムシロのような物体が

無造作に置かれていた。

集まってきた人たちの視線は当然そのムシロに

注がれていて、先に到着していた警官は、そのムシロを

めくろうともせず、何やら無線でボソボソと

話をしていた。

気がつくと見物人は30名以上に膨れ上がっていた。

俺は母親の手を離し、小柄なことをいいことに、

大人たちの身体の隙間を掻い潜って一番前に行き、

そのムシロをじっと見つめた。

ムシロの間から、青白く透き通った皮膚をした人間の

身体が見えた。よく見ると美しいと思えるような寒天みたいな

肌をした女性の裸の水死体だった。

目は閉じていて、魚に食われたのか、一部に穴が空いていて

奇妙なアート作品にも思えた。

そのうち、警官が「さあ、下がって下がって、道を開けて」

と規制線をはったり、野次馬を排除した。

これが最初に人間の死体を見た瞬間だった。

 

2

その頃住んでいた家の天井は子供の俺にはとても高く思えた。

その天井の上では度々ネズミが走りまわり面白かったが、

妹は怖がっていた。高い天井の隅は暗くてよく見えないこともあり

妹は余計に怖かったのかもしれない。

居間の少し高いところに天皇陛下の写真が飾ってあった。

母方のお婆さんにあの人は誰かと尋ねると、

「天皇陛下というこの世で一番偉い人だ」と呟くように言った。

それでお婆さんのいないところで母親に同じ質問を

してみた。母親は答えた。

「日本で一番かわいそうな人だよ。何をするにも自由がなくて

監視され、好きなものも食べられずに生きてる人だよ」

俺は混乱した。母と娘で全く違う見解を言い、

それがどうしてなのか、わからなかった。

そしてそれはどうでも良いことに思えた。

ただ、祖母がその写真の下を通る時に少し会釈をした。

その反射的な動作は後になって戦前の教育によって

仕組まれたものであった事を知った。

祖母が教育に従順で素直な性格が滲み出ていたのだった。

その点、母親は戦争によって滅茶苦茶にされた青春を

天皇陛下のせいだと思い込み、しかしそれではどうにもならず、

敗戦の処罰を一身に背負いこみ不自由な生活を強いられている

という勝手な天皇陛下像を創作していたのかもしれない。

新聞やラジオに週刊誌といった情報入手法しかない時代では

会ったこともない天皇陛下の実像を掴むのは難しかっただろう。

俺は大人たちは世の中のこと、森羅万象なんでも知っていて

生きているのだと思い込んでいたが実は何にも知らないで

生きているのだと知るまでに随分と時間がかかった。

所謂知ったかぶりする大人が多すぎるのだと分かったのは

つい最近のことだ。それでも天皇陛下は偉い人だと

思い込んだのは祖母を愛していたからかもしれない。

 

 

3

突然に陸上げされた水死体事件。

時間が経つとともに人々の記憶から消えていった。

しかし、数ヶ月経ったある日急にまた人々の話題に登り始めた。

噂話の好きな連中が、どこで聞いたのかヒソヒソと話し、

それを母が聞きつけ小学生の俺に話してくるのであった。

なんでも底引網漁船の操業中に網に引っかかり陸上げされたようだ。

死後随分と時間が経過していたようで現場で見た時には

わからなかったが、右足は殆どなかったようだ。

そう言えば左の胸の辺りにも野球のボールくらいの穴があった

ような気がする。それはそばにいた大人が隣の人に話して

いたような記憶が蘇ってきた。穴は魚や鳥が食べて空いたのだと

解説している野次馬もいた。

ということは、海に沈んだり浮かんだりしたということだ。

次に、水死体はどこの誰かという話題になったようだった。

母はあまり社交的ではないために知り合いが少なかった。

それで息子である俺に無遠慮に話しかけてきて孤独の寂しさを

紛らわせているような節があった。

時々、小学生の俺が恥ずかしくなるような恋愛話を

仕掛けてくるのだった。

彼女の説によれば、水死体の女性は失恋して海に飛び込み

自殺したというのだ。

 

(続く)

以上は全てフィクションです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんばんは

今年もやります、懲りもせず。

ミック・ジャガー81歳誕生会。

いつものように銀座タクトにて12時から開演です。

ミックが80歳を超えて、今でもステージに立っている事は

本当に奇跡のような驚くべき事です。

この奇跡のような事態を祝って勝手に誕生会を開催します。

お時間のある方は是非お越しください。

演目は、

池田祐司の「ストーンズ・ファンの在り方」と

Nackyの「今回のチケット確保の苦労」などを話題に

トーク・ショーを楽しく展開しようと目論んでおります。

そして、プレゼント大会は「ツアー・プログラム」を

メインに大盤振る舞いをいたします。(抽選)

豪華なミック81特製ケーキを披露して「Happy Birthday Mick」

をみんなで合唱します。(ピアノ演奏:めぐみちゃん)

それから

漫画家しゅりんぷ小林の傑作『爆笑ストーンズ紙芝居』

をライヴでご披露します。(BGMギター演奏はMonta。)

何が飛び出すかはお楽しみに。

そして、

あのBeggars から見事な変身をしたBeggars Banquetsが

新たなメンバーを加えてLive を展開します。

現在、決まっていることは以上ですが、今後、追加があれば

またお知らせします。

池田祐司(71歳)拝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英語の発音の勉強になるわ。Got Live if you want it!!

 

               語れ!お前のストーンズ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(前回からの続き)

 

ミックもキースもウイルターン公演の時は59歳。

偶発的にしても素晴らしい奇跡的なコンサートになった。

この時の「リックス・ワールド・ツアー」における会場を大中小に分けて

演じられるトリロジーのアイデアは3年前の1999年「NO SECURITY TOUR」の時に原案が論じられていた。

 僕はこの時期ストーンズの宿泊ホテルのバーやロビー、またバックステージのオフィスで度々面白い経験をした。それはツアーの親玉マイケル・コールのスタッフに紹介され、面白いミーティングに参加したことだ。最初は単なる冗談や世間話をする場だと思っていたが、実は色々なアイデアを発案し、それが実現可能か検討するミーティングでもあったのだった。

彼らは日常から様々なアイデアを出し合い、話し合い、検討しているのであった。それ以前は漠然と、ステージのデザインのアイデアや演奏曲順は

ミックやキースからアイデアが湧いてくるのかと思っていたが、そうではなくてプロフェッショナルなアイデア集団がいて、そのアイデアをミックやキースに提言して検討されて実現に至るようであった。その中には照明に関するものや舞台装飾に関するものなど様々な事項が含まれていた。

 

(続く)

 

 

 

Tシャツプレゼントは締め切りました。次回もお楽しみに。