ペンギンが教えてくれた事 | かんなづきさんのブログ

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また良い映画を観ました

3人の男の子の母親であるサムは

事故で脊椎損傷し下半身麻痺

車椅子生活となり失意の日々を送ります

あるとき長男が見つけてきた

負傷したカササギを世話し回復を見ていくうち

生きる力を取り戻していく

というお話

翔べない鳥と歩けない自分


自分は子供達にとって母親では失くなった

辛いリハビリを終えて帰ってきた我が家も安らげる場所ではなかったと悶え苦しむサムを演じるナオミワッツさん

素晴らしい生きた演技でした

3人の男の子のうち

下の2人は父親のおおらかな愛につつまれ事故の後も

無邪気に生きているけれど

長男は事故は自分のせいなんだと母親の変容を哀しみを湛えた眼でみつめているのです

素晴らしいのが妻を限りない愛をもって支える旦那さんの姿です


オーストラリアの自然の描写がとにかく美しく

ペンギンと名付けられたカササギの姿が愛らしい

海が好きだったというサムの砂浜を走る姿やサーフィンする事故前の映像を重ねていったりと

カメラワークも良い


鑑賞後

もし自分だったらこんなに強くなれるのか

と考えこんでしまいました