継続は力なり

そうはいっていも継続難しいよねって話ですよね。

 

英語を仕事で使いこなすということを例に行動心理学と医学の手法を用いて目標設定法を説明します。

 

今回紹介するのは行動変容ステージモデルという考え方です。

この考え方では行動を変容するステップを無関心期、関心期、準備期、実行期、維持期、失敗のステージに分けて考えていきます。

 

無関心期 6ヶ月以内に行動を変容しようとする意識がない状態

関心期 6ヶ月以内に行動を変容しようとする意識がある状態

準備期 1ヶ月以内に行動を変容する意識がある状態

実行期 行動を変容して6ヶ月未満の状態

維持期 行動を変容して6ヶ月以上の状態

とされています。

 

それぞれの時期に行うべきことは以下のとおりです。

無関心期 行動したことによるメリットを知る。 行動しないことによるデメリットを知る。 行動しないことに対する周りへの影響を考える。

 

英語の勉強に関していえば 英語が使いこなせることで情報の入手源が広がることや 論文を読む際の理解度がよりclearになる 留学ができるなどの情報を仕入れることになります。 また英語ができなことで得られる情報が少なくなることなども理解します。

 

関心期 行動していないことによるデメリット、行動したことによるメリットを考える。

 

準備期 具体的な行動計画を立てる 周囲の人に宣言する。

 

英語を仕事で使いこなすために、まず読み書きをマスターする。 そのために半年後にある英検1級の合格を目標に勉強を明日から始める。 より具体的には講談社の単語帳を1日50語 CNNリスニングを毎月聴く(1日30分は英語を勉強するようにする) writing用の問題集も1月に5題書き上げる。

友人に英検1級を受けると宣言する。 SNS Youtube ブログなどでもいいかもしれません。

すでに英検1級に合格している友人にアドバイスを受ける。 トラブルシューティングを教えてもらう。

 

実行期・維持期 不適切な行動を適切で健全な行動に置き換える。 周囲からのサポートを得る 努力に対してご褒美を用意する 課題に取り組みやすい環境を整える。

 

仕事や学校から帰ってきてついついスマホでyoutubeを観てしまう時間を英語に当てる。

勉強しているので飲み会に誘わないようにお願いする。なんなら一緒に勉強する。

勉強を1時間以上できたらスタバでホッと一息つく。

英語教室にいく メンターを探す 勉強仲間をzoomでつのる。

 

もちろん実行期・維持期にうまく行っても失敗してまた無関心期に戻ることがあります。

一番大切なのは仲間を作ることと折れないことだと思います。

折れないためには強い言葉が力になってくれると思いますが、その紹介はまた明日。

 

 

参考文献:

Prochaska J.O., Redding C.A., Evers K.E.
The transtheoretical model and stages of change.
In K. Glanz, B.K. Rimer, K. Viswanath (eds.), Health behavior and health education : theory, research, and practice. (4th ed), Jossey‐Bass, p97‐121, 2008.