話は戻って、
前回の、怪しいネットワークビジネス勧誘話の続きです。
日付が変われば、
クーリングオフまであと2日しか無い…
お母様は翌日、
仕事を休んだ息子さんと、地域の市役所内に有る消費者相談センターへ駆け込んだそうでした。
そこで、相談員さん(60代女性)に、事の経緯を説明すると、
相談員さんは、件のネットワークビジネスを運営する会社に電話を掛けました。
すると。
対応した職員は、相手が消費者相談センターだと分かるや、途端に慌てた様子で、
「分かりました。クーリングオフの為の、書類を送って下さい」
とだけ言って、早々に話を終わらせたそうでした。
呆気なく…。
その後、
知人の親子さんは目の前に座る相談員さんから、
クーリングオフに必要な書類の書き方を、丁寧に指導して頂き、無事作成
(書き方には必要な情報等、決まりが有ります。)
郵便局へ駆け込み、書留扱いにして投函
で、結局、
ギリギリセーフ と相成りました。
ここで注意したいのは、
件の息子さんは、まずお母様が気が付く前に、
予め電話でM君にクーリングオフを希望する話をし、
相手は分かったと言って、話は終わり、
追って同じ内容のラインも送ったそうですが、
これでは無効です。
(冷静に考えれば、やはり書面でないとね)
従って、
やはりこうしたお金にまつわるトラブルは、
今回のような、その道の専門家へ早い段階で相談に行かないと、大変なことになるのだなあ…
と思いました。
因みに、M君が、
「20日間のクーリングオフが有るからね」
と契約前に、ハッキリ説明した振る舞いを息子さんに見せた様子から、
相談員さんは、
今回の相手は、全然良い方で、もっと酷い相手が存在するとの事でした。
(でしょうね。残念ですが。)
最後に相談員さんは、息子さんに、
友達はお金で買えないし、
友達は3人いれば良いのですよ…
(友人が多すぎると煩わしさも出て来るから…)
と助言をして下さったそうです。
また、
お母様も、おっとり育て過ぎた…
と自身の子育てを振り返っていらっしゃいました。
と言う訳で、
出会いの季節でもあるこの時期。
皆さんの息子さん、娘さんも充分、お気を付け下さいね。
帰りがけに、
相談員さんは、次の様にもおっしゃったそうです。
若い人は被害に合っても、
自治体の消費者相談センターにはまず行かないから、
ぜひ利用して下さい、
と。
(ネットワークビジネス・終わり)
初めての方へ。(私のこと。)↓
沖縄ミュージシャンとの出来事。
恋ヶ窪ゆずる・投稿歴
雑誌/『婦人公論』読者手記・傑作選入選
入選作品は、当ブログ掲載の「うずく、沖縄」と同じ内容です。
(直木賞作家・小池真理子さんより講評を頂きました。)
雑誌/『猫の手帳』読者手記・掲載
また、とある同人誌にて、作家の故・北杜夫氏、佐藤愛子氏と共に自身の作品が掲載されました。