幼稚すぎるとか

未熟なだけとか

エゴのかたまりとか

くだらない人間だから相手しなくていいとか

 

お父さんは男性のバカすぎ嫌すぎ要素の詰め合わせ

お母さんは女性の嫌すぎバカすぎ要素の詰め合わせ

 

こんな分析は

もうとっくに終わってる

 

 

なのにいつでもいつまでも

何をしても

こればっかり繰り返してしまう

 

ひとの優しさが嬉しかったり

アスリートに躍動を覚えたり

きれいな優しいものを見て

体や心が楽しいほうに動きかけると

すぐに脳内に

あの人たちの汚い目つきや汚い言葉が侵入してくる

 

 

 

受付のお姉さんのふんわり優しい笑顔

この思いやりも、あたたかさも

あの人は見下してバカにして鼻で笑うわ

 

オカアサンは

「綺麗で若くて気に食わない」って

若い肌とか艶のある髪とか

おしゃれして楽しそうとか

だけしか見てない

気持ち悪!!

 

オトウサンは

年下、女性ってだけでバカにしながらも

ニヤニヤえげつない笑いで甘えるだろう

劣等感のカタマリ

下品バカ幼稚で偉そうなオヤジぶり

吐き気!!

 

 

きれいな花

かわいい花びらのかたちと色合い、

お日様に向かう健気な仕草

この花を見ても、あの人は和むことなく

「まーキレーねー、この花の名前をしってるのよわたしー」

とかどうでもいいこと言うんだ

超バカにしてる、バチが当たれ!!

 

絵を描こうとする

プールのために高い水着を買おうとする

本を買おうとする

健康のためにサプリを買おうとする

「そんな無駄なこと!ああ勿体無い!」

 

 

前向きに自然に

生きようとすると

私の中に受けてしまった

あの人たちの邪気が反対してきて

苦しい

「面倒なのに嫌なのに子育てしてやったのに!

 元気でいるなんて!楽しむなんて!」

 

え?

私なんか悪いことした??

生まれてきてすみませんって言えばいいわけ?

人が元気で活躍したり充実するのって悪いことですか??

 

私は罪悪感で固まって、何もできなくなってしまった

アンタが人として罪悪感を感じなきゃおかしいだろ、

どう考えても!

それでも考えは私を救わない

謎の罪悪感が細胞の活動を阻害する

息をすることすら、遠慮しなくちゃ

私はいてはいけないのだから

ものすごく苦しい疲れる

 

 

あの人たちは

針の先ほども

自分でものを考えない

わからないできなーい、とか

かわいこぶってみたり

自分の脳も体も使わずに

他人をうらやんで逆恨み

邪魔することだけ

気をひくことだけ

その醜さを

言い訳するためだけ

そんな活動だけするために

生きている生き物

意志などない

エゴだけ

気色悪すぎる

本人はそれで楽しいらしいが

接する人間はたまったものではない

もうこのババアに子供として付き合うのに限界な私

でも拒絶したら拗ねるし

私もこのババアが『母』なら本当は私に愛をくれるはずと思っていちいち相手してきて

疲れて悲しくてイライラしてもう無理なのに

なのにそんな私のストレス全くわからず

気色悪くプライバシーを踏みにじり

親しげに無礼に侵入してこようとする

私の成長を心配という妄想で邪魔しようとしたり

態度が最低

姿勢が最低

あり得ない

人として!

このババア、自分に酔ってる

醜い醜い醜い醜い!

 

いつもこうやって

あの人たちへの嫌悪と非難と防御

私の心は

汚泥で満ち

疲れ

何かを楽しむどころではない

 

 

ねえ私

そんな人、いちいちなんで

心の中で相手にし続けてるの

今ここにいないよ

 

 

オカアサンは私を産みたくなかった

冷たい水に入ってみたり「おりないかと頑張った」と

「なのに産まれてきちゃったのよう!!」

「アタシもう嫌で嫌で!わかるでしょう?」と

あのさあ…それ私だよオカアサン

 

あんたの結婚も子供も

自分で決めたことだろ

自分の行為が招いたことだろ

それ以前に

産んでくれなんて頼んでねえよ

 

 

 

 

怒りも悲しみも通り越して

傷つくも通り越して

 

 

私は固まる

さらに固まる

 

 

 

 

 

生まれる前からずっと

私は私を守るしかなかった

固まっているしかなかった

 

泣いても放っておかれるだけじゃなく

もし泣いたら

チッと舌打ち

その後、何が起こるだろう

 

赤子はからだ全てで空気を感じてる

命は組織は

生き延びるために最適な対応をとる

 

 

私は

静かな

おとなしい

泣かない

動かない

ニコニコした赤子だった

 

 

 

私のなかにある

古代の爬虫類脳の反応

背側迷走神経が異様に活性化

それだけじゃない

成長につれ

鎧の理性も手に入れて

ますます

本心を隠す術を複雑化させた

悲しさも寂しさも不快も嫌悪も

ぜんぶコンクリ詰め

 

そうするしかなかった

命はまず

環境を生き延びるのだから

 

 

三つ子の魂100までか

今も同じパターン

欲しいが言えないだけじゃない

ノーも言えない

生理的欲求すら伝えられない

泣けない

泣けなかったから

 

 

でも感情は死なない

命にごまかしは効かない

昔のことだとか

大したことじゃないとか

そんな不自然な嘘はまかり通らない

そのままにはしておかない

怒りを涙を恐れを完遂せよと

命は愛だから

私を救いたがって

体の奥から訴え続ける

 

だから

不快だったあの人の顔や声が

意識にのぼってくる

ちゃんと不快な顔をしろと

してなかったできなかったことをしろと

 

 

子供としての私はどうしたらいい

人間の子供として親を

好きでいたかったから

優しくされたかったから

 

 

この人、私のお母さんだよね?

 

いい子ねって優しく見てくれて

寒い?お腹の具合どう?って

どうしたの?元気かなって気にかけてくれて

ほらお布団が気持ちいいねって

気分を良くしてくれて

やってみたいの?楽しいよって励ましてくれて

怖いときに手を握ってくれて

こうするんだよって見せてくれて

頑張ってるねって、頑張ったのねってわかってくれて

美味しいね楽しいね嬉しいねよかったねって一緒に喜んでくれて

怖い夢を見たら大丈夫って抱きしめてくれて

疲れたねゆっくりねんねって

頭をなでなでして背中をトントンしてくれて

そういう、きもちいい、あったかい、大丈夫な気持ちになれる

何かをくれるはずの人だよね?

 

 

 

なのに

無い

まだ何も

もらって無い

たぶん大きくなるのに、生きていくのに

絶対にないと困るものを

 

 

私は哺乳動物で人間なんだから

 

 

寒い怖い痛い辛い息ができない

イヤも、これがしたいも、欲しいも、お願いしますも、助けても

私の中にあるのかもしれないけれど

その声が私にない

 

 

 

だから求め続けて

文句を言い続けるしかなくて

親のくせにって

有り得ないって

気持ち悪いって

余計に気分が悪くなるだけなのに

そればっかり

 

 

普通の人には、あるらしい確かさ

何もできなくても

そのままで

ここに居ていいって感じてるみたい

その人たちは心の底に

すべてを癒すあたたかい光がずっと灯っているみたい

 

 

いいなあ

私も欲しい

だから

求め続けて

だから

支配されてきて

いいなあ

 

 

親の愛が

無かったからって

あなたは無価値じゃ無いとか

あなたは居ていいとか

そんな言葉

噛み締めたくても

心の上澄みのさらに上を

吹き抜けていく

 

 

いまだに

なにかを成し遂げたとき

心の中で

あの人に報告してみたりする

喜んで褒めてくれるかもしれない

 

いまだに

何かを始めようと思ったら

心の中で

あの人にお伺いを立ててみたりする

目を輝かせて励ましてくれるかもしれない

 

 

傷つく反応だけが返ってくる

鼻で笑うとか

悔しがるとか

もうどうしようもない幼稚な反応

わかってるのに

モチベーションが下がるから

萎えるから

心の中から消したいのに

わかってるのに

 

 

 

 

それにさオカアサン

同性の私はゴミ扱い

異性の兄にはべったり甘やかして媚びを売ってる

気色悪い

 

娘の『お母さん』っていうのは

女の子の幸せを教えて応援して喜んでくれるはずだよね?

素敵な恋人と幸せになってと願ってくれるはずだよね?

真逆じゃないの!!

私の幸せを許さない魂を殺してやるって執念のカタマリ

人を好きになると

脳内でクソババアが脅してくる

それに私、あんなのが親だからって

縮こまって惨めになるだけ

恋が愛が光ではなく

恐怖でしかない

 

 

 

 

大きな大きな「無さ」の穴が

ことあるごとに

胸の奥に痛みを生み

あらゆる瞬間に

足元から人生を奪っていく

 

今年もまた

私を置き去るために

季節が巡る

 

大いなるものが花を咲かせ

ほどなく散らす

 

自然の一部がこの命なら

私を産んだ天と土に

鳥居をくぐり

何も願わない手を合わせる

 

 

 

無いことが、悲しかった

 

温度が

灯りが

支えが

 

そう

ただ無いことが

 

この悲しみを泣ききって

諦めてスッキリしたら

自由になれるのか

 

あの人たちは

ああいう生き物だから

私の求める形の愛など無理難題

本当は知ってる

だから

できないことを期待してはかわいそうだから

ちゃんと

ほんとに

諦めてあげたら

 

あの人たちは

義務から

私は

求め続ける苦しみから

自由

 

お互いから

解放

 

求めることをやめてあげることが

許すこと

 

誰がどうであれ

世界がどうであれ

ありのまま

認めるしかないのだからね

 

 

私だけの大切な心がある

私の感性がある

私の意欲もある

私には

前向きなたくさんの気持ちがある

 

私が私自身でいれば

いつだって

それだけで安心

そのことは本当はとてもよく

しっている

 

 

 

「無さ」の穴は埋まらない

それは哀しみだけれど

哀しみと安心は両立する

 

癒しは終わらないのかもしれない

けれどそれでも

ごくふつうに

哀しみを知っている人間の大人として

私は私を生きていく