チベット行きパーミット取得の話2012
なんだよ 結局取れないのかよ!!!!!!!!!!
西チベット立入許可証の申請から13日目、東チベットの旅最終日。
共産党大会が近いから、との理由で我々の出した申請はあっさりハネられた。
つかその理由、13日目でようやく言う話かい?
とはいうものの、
9日間にわたる東チベットの旅でとっても満足していた我々平均年齢30歳チームには、
さほど落胆の色は見受けられなかった。
・・・え!
そう思ってるの私だけ?!
そうなのどうなの私だけなの?!
エニウェイ、そんな話の流れでチベットのパーミット取得的な情報をまとめてみます。
特にお金のトコね。
うちらが調べたとき、あんまりヒットしなかったから。
ただし、すべて2012年11月上旬時点での状況です。
こんなの一瞬で変わるので、現地情報収集が何よりベターです。
そもそも2PIECESがこのたび、
ショウ氏・サオリ氏と合計4人でずんぐりと東チベットをまわって来たのにも、
西チベットのパーミットが関係あるのです。
その4人集合の理由というのが、
1、西チベットエリアへの立入許可証(以下パーミット)を取得するため、
2、そして、ラサからネパールに陸路で抜けるためのツアー(以下西チベットツアー)を組むため
っていうものです。
今回ブログでお届けしてきたラルンガルゴンバを含む東チベットエリアは、
パーミットもツアーも必要ないエリアなんですねえ~。
これは、決してどうぞどうぞ自由に旅行してください、という意味よりは、
まだ外国人に見せる準備ができていないため、パーミットやツアーの設定もできてない、
と考えたほうが当たっていると思います。
対して、西チベットエリアは今やディズニーランドもビックリの一大観光地。
何万人もの中国人国内旅行者がやってくるわけですが、
そこは商魂メキメキ中国サマ。
外国人旅行者に対しては、「中国が主催するツアーで、かつ中国政府からの許可証がないと外人は入っちゃダメー」ってやってるんです。
んで、べらぼうに高い代金を巻き上げてるんです。強ええ。
西チベット旅行キーワード1。
外国人が旅行する場合、
東チベットは個人でいけるけど、
西チベットは許可証とツアー(ガイド)が必要。
そんで、この「許可証」と「西チベットツアー」なんだけど、
申し込みには同じ国籍の人が5人以上集まらないといけない、ってのが現在のルールなんです。
これが、我々が4人成都で待ち合わせした理由ですばい。
2011年時点では国籍バラバラでも良かったみたいなんだけどね。
ただ、この点に関してはあんまり心配いらんかもね。
不足人数分はフェイクのパスポートを提出することで、申請ができるみたい。
うちらは4人だったけど申請できたし、
その前には2人組みのスペ人とスウェ人がそれぞれ、無事にパーミット取得して行ってました。
キーワード2
人数は5人に満たなくても申請・催行可能。
で最後に皆さん大好きなお金の話だけど、これもかなり流動的みたいです。
箇条書きで。
・成都の日本人有名宿Sim's Cozy guest house・・・2290元
---5泊6日、4人参加の場合の1人あたりの金額 2012.10月中旬申請時
・成都の日本人以外に有名宿Mix Backpackers・・・3300元
---6泊7日、4人参加の場合の1人あたりの金額、 2012.10.22申請時
・同上、2012.11.3申請時・・・2880元
金額に含まれるのは、ガイド代と車代のみ。
よって、
・ポタラ宮などの入場料(合計約5ー600元)、
・成都~ラサ間の交通費(鉄道・飛行機共に700元~)、
・宿泊費(1泊40-50元/人)
・食費
がかかってくるのです。
つまり1人当たり、7日間~8日間で5-70000円になるのです。
しかもそのお金、チベタンじゃなくて中国人に入るんだもんね。
キーーーーーッ 冷静なときの私なら確実にモルディブダイビング三昧選んでるね!!笑
でもあたし、冷静でいられなかったんダモン!!!
ツアーの金額は、上記のとおり申請するツアー会社によって異なってくるみたいだね。
最初に申請を試みたシムズゲストハウスは安かったけど、
「日本人は申請できなくなりましたー。」っつってあっさりハネられたのでした。
対して、その後申請したミックスゲストハウスでは、
さすがにめちゃくちゃな金額を取ってくるだけあって、
かなり粘ってなんとかパーミット取得できるようにやってくれてました。
なんか、最後は正攻法じゃなくてコネで対個人と交渉してるような感じだった。
ま、どっちでも取得できなかったから結局なんとも言えないけど、
シムズで取れない時でもお金出せばMIXなら取れる、って状況は今までもこれからもアルんだと思うな。
ここからは個人的な感想だけど、
私たちは東チベットの旅にものすごく満足しました。
チベットの前にウイグルという
今やほぼ完全に中国に喰われてしまった元民族国家を見ていたもんで、
こんな風にまだどこ見てもチャイナ!!!! になってない少数民族が暮らす場所があるんだなあって本当に驚いたんだよね。
なので、「今の西チベットを見ておきたい」なんてキモチは全然なくて、
ってゆーか多分ウイグルと同じようなんだろうから想像つくし、
そりゃあいけるなら行きたかったけども、
わりとあっさり頭の切り替えができたのでした。
ってゆーか、ぶっちゃけ西チベット行ってたら残金ほぼゼロで即帰国だったんだよね★
首つながった~w
さーーーーーーーーーーーて、
次回はついに中国ーー!!!!!!!!!!!
西チベット立入許可証の申請から13日目、東チベットの旅最終日。
共産党大会が近いから、との理由で我々の出した申請はあっさりハネられた。
つかその理由、13日目でようやく言う話かい?
とはいうものの、
9日間にわたる東チベットの旅でとっても満足していた我々平均年齢30歳チームには、
さほど落胆の色は見受けられなかった。
・・・え!
そう思ってるの私だけ?!
そうなのどうなの私だけなの?!
エニウェイ、そんな話の流れでチベットのパーミット取得的な情報をまとめてみます。
特にお金のトコね。
うちらが調べたとき、あんまりヒットしなかったから。
ただし、すべて2012年11月上旬時点での状況です。
こんなの一瞬で変わるので、現地情報収集が何よりベターです。
そもそも2PIECESがこのたび、
ショウ氏・サオリ氏と合計4人でずんぐりと東チベットをまわって来たのにも、
西チベットのパーミットが関係あるのです。
その4人集合の理由というのが、
1、西チベットエリアへの立入許可証(以下パーミット)を取得するため、
2、そして、ラサからネパールに陸路で抜けるためのツアー(以下西チベットツアー)を組むため
っていうものです。
今回ブログでお届けしてきたラルンガルゴンバを含む東チベットエリアは、
パーミットもツアーも必要ないエリアなんですねえ~。
これは、決してどうぞどうぞ自由に旅行してください、という意味よりは、
まだ外国人に見せる準備ができていないため、パーミットやツアーの設定もできてない、
と考えたほうが当たっていると思います。
対して、西チベットエリアは今やディズニーランドもビックリの一大観光地。
何万人もの中国人国内旅行者がやってくるわけですが、
そこは商魂メキメキ中国サマ。
外国人旅行者に対しては、「中国が主催するツアーで、かつ中国政府からの許可証がないと外人は入っちゃダメー」ってやってるんです。
んで、べらぼうに高い代金を巻き上げてるんです。強ええ。
西チベット旅行キーワード1。
外国人が旅行する場合、
東チベットは個人でいけるけど、
西チベットは許可証とツアー(ガイド)が必要。
そんで、この「許可証」と「西チベットツアー」なんだけど、
申し込みには同じ国籍の人が5人以上集まらないといけない、ってのが現在のルールなんです。
これが、我々が4人成都で待ち合わせした理由ですばい。
2011年時点では国籍バラバラでも良かったみたいなんだけどね。
ただ、この点に関してはあんまり心配いらんかもね。
不足人数分はフェイクのパスポートを提出することで、申請ができるみたい。
うちらは4人だったけど申請できたし、
その前には2人組みのスペ人とスウェ人がそれぞれ、無事にパーミット取得して行ってました。
キーワード2
人数は5人に満たなくても申請・催行可能。
で最後に皆さん大好きなお金の話だけど、これもかなり流動的みたいです。
箇条書きで。
・成都の日本人有名宿Sim's Cozy guest house・・・2290元
---5泊6日、4人参加の場合の1人あたりの金額 2012.10月中旬申請時
・成都の日本人以外に有名宿Mix Backpackers・・・3300元
---6泊7日、4人参加の場合の1人あたりの金額、 2012.10.22申請時
・同上、2012.11.3申請時・・・2880元
金額に含まれるのは、ガイド代と車代のみ。
よって、
・ポタラ宮などの入場料(合計約5ー600元)、
・成都~ラサ間の交通費(鉄道・飛行機共に700元~)、
・宿泊費(1泊40-50元/人)
・食費
がかかってくるのです。
つまり1人当たり、7日間~8日間で5-70000円になるのです。
しかもそのお金、チベタンじゃなくて中国人に入るんだもんね。
キーーーーーッ 冷静なときの私なら確実にモルディブダイビング三昧選んでるね!!笑
でもあたし、冷静でいられなかったんダモン!!!
ツアーの金額は、上記のとおり申請するツアー会社によって異なってくるみたいだね。
最初に申請を試みたシムズゲストハウスは安かったけど、
「日本人は申請できなくなりましたー。」っつってあっさりハネられたのでした。
対して、その後申請したミックスゲストハウスでは、
さすがにめちゃくちゃな金額を取ってくるだけあって、
かなり粘ってなんとかパーミット取得できるようにやってくれてました。
なんか、最後は正攻法じゃなくてコネで対個人と交渉してるような感じだった。
ま、どっちでも取得できなかったから結局なんとも言えないけど、
シムズで取れない時でもお金出せばMIXなら取れる、って状況は今までもこれからもアルんだと思うな。
ここからは個人的な感想だけど、
私たちは東チベットの旅にものすごく満足しました。
チベットの前にウイグルという
今やほぼ完全に中国に喰われてしまった元民族国家を見ていたもんで、
こんな風にまだどこ見てもチャイナ!!!! になってない少数民族が暮らす場所があるんだなあって本当に驚いたんだよね。
なので、「今の西チベットを見ておきたい」なんてキモチは全然なくて、
ってゆーか多分ウイグルと同じようなんだろうから想像つくし、
そりゃあいけるなら行きたかったけども、
わりとあっさり頭の切り替えができたのでした。
ってゆーか、ぶっちゃけ西チベット行ってたら残金ほぼゼロで即帰国だったんだよね★
首つながった~w
さーーーーーーーーーーーて、
次回はついに中国ーー!!!!!!!!!!!
東チベットの宿と移動について
今日は『東チベット情報まとめ』です。
今後、西チベットのパーミッションはさらに取得しづらくなるかもしれません。
でも東チベットも凄いから!気を落とさないで!
今回ぼくらはサオリさんとショウさんと 4人チームで東チベットに行きました。
いつもはあまり徒党を組まない2PIECESですが、
東チベットは4人で行って本当に良かった!たぶん2人だったらくじけてた!
サオリさん、ショウさん。本当にありがとうございました。
★
【成都→康定(カンディン)】
●移動
成都発8時のバスを狙って7時半過ぎバスターミナルに到着するも
8時発は売り切れらしく9時発のバスに乗車。料金150元強。
17時頃カンディンに到着。特に問題ない移動でした。
●宿
カンディンのバスターミナルから徒歩数分のユースホステル。
東チベットで英語可能だったのはこの宿だけ。
ドミ40元くらい。WIFI、電気毛布あり。共同ホットシャワー。
160元以上するけどバストイレ付の個室もある。
キレイめな宿で、けっこう混みあっていた。
宿泊者が多いためか、夜遅いとシャワーのお湯が切れる。
個人的に寒がりなので、カンディンで既に寒かった。
そんな中、 屋外のテントみたいなベット(たぶんドミより安い)に
白人たちが宿泊しており、すげーなーと思った。
【カンディン→理糖(リタン)】
●移動
チケットは前日購入。90元弱。
朝6時半時発、16時頃着。最悪な移動だった。
移動の記事はコチラ<リンク>
●宿
バスターミナルから中心の方に歩いて徒歩数分の『ポカラホテル』みたいな宿。
ダブルたしか80元。ドミは30元くらい。WIFIあり。共同ホットシャワー。
洗濯をすると罰金100元らしい。
西チベットパーミットのやりとりをするためにWIFIありの宿を選択。
シャワーは熱いけれどトイレ場の洗面台にノズルがくっついているという謎な構造なので
トイレ場の入口扉を開けられると全裸丸見えである。
トイレも汚いし、WIFIだけの宿だなあと思ったが、今思えばマシな方だったかも。
【リタン→甘孜(ガンゼ・カンゼ)】
●移動
前日、宿の近くのお兄ちゃんと交渉。1人120元・相乗り。
朝7時、ポカラホテルのシャッターを ショウさんがボクシングで鍛えた腕力でこじ開けて出発。
10時半、よくわからない場所で停車。1時間以上待たされる。
どうやら そこは病院で、ドライバーは娘さんをその病院に連れて行くついでで、
カンディン行きの僕らを引き受けたらしい。
12時過ぎ、新龍到着。リタンとガンゼの中間の町だ。
昼食休憩をし、車を乗換えて13時半頃出発。
カンディンからのドライバーは娘さんを乗せて帰って行った。
出発から9時間、16時頃ガンゼに到着。
宿のアテが無かったのでバスターミナルまで連れて行ってもらった。
●宿
バスターミナル近く、徒歩5分くらいの名も無き宿に宿泊。
個室のみ。1人25~40元。
共同トイレがひどく汚く、シャワーもないし、部屋のトイレも水道も水が流れないし、
わざわざ泊まる必要は無い。でも周辺ホテルはどこもこんな感じだった。
感覚としては、バスターミナルからガンゼゴンパに行く途中に
わりとまともな宿が並んでいた。
ガンゼの宿は汚くてもしょうがないと割り切るか、
少し多めに支払う気で キレイめな宿に泊まった方が良いのでは。
【ガンゼ→色達(セルタ)】
●移動
当日、朝7時。バスターミナル近くでお兄ちゃんと交渉。1人100元・相乗り。
ちなみに 通りすがりの僧が教えてくれた話だと地元人価格は55元らしい。
7時半前に車は動き出し、
少し走ったところでチベタンのおばちゃん3人を乗せた。
さらに少し走ったところで、工事のためか通行止め。
ガンゼから数キロしか走っていない場所で10時まで待たされる。
その後もドライバーがへなちょこのぺーぺーだったため、
道が分からないらしく他のドライバーと合流するために待ったり タバコ休憩があったりして、
車はぜんぜん進まない。
出発から10時間、17時頃セルタに到着。町の中心にある広場で降ろしてもらった。
●宿
サオリさんが調べておいてくれた『金馬紅夢賓館』みたいな宿。
下の写真の青いカンバンのトコ。
広場から見える下の写真↓のカンバン横の細めの路地にある。
部屋はそんなにイマイチ掃除されていないけれど、新しいのでキレイに感じる。ホテルぽい。
個室のみ、1部屋80元。
かなり良い宿なんだけれど、少し注意点が。
まず、部屋数が6くらいしか無いので、けっこう混んでる。
僕らがチェックインしてちょうど満室になった。
あと、部屋数のわりに トイレと&シャワーの部屋が1つしかなく、しかも シャワーのお湯タンクが
イケてなくて、満タン近い状態から ちゃちゃっと浴びても4人分でお湯が切れる。時間を見計らって
仲良くシャワーするべし。あと11時~17時くらいまで水もお湯も出ない日があった。
【セルタ→マルカン(マルコム)】
●移動
前日、鳥葬に連れて行ってくれたお兄ちゃんと交渉し、
8時発1人120元・貸切りで乗せてくれるはずだったのだが、
いざ当日行ってみると、うまく伝わっていなかったのか、貸切ではなかった。
なのでバスターミナルっぽい場所に行ってみたが、
セルタのバスターミナルはしょぼしょぼで機能していないぽい状態だったので、
広場前に戻り、他のお兄ちゃんと交渉。
1人120元、4人で480元、という紙を見せたところ了解してくれたお兄ちゃんがいたので
乗せてもらったところ 他の客を待たずに車が動き出した。
1人120元で貸切にしてくれたぽい。
途中、お兄ちゃんがスクーターに引っ掛けて示談したり、
ガス欠寸前なのにガソリンスタンドにガソリンが無くて給油車を待ったりと、
なんだかんだあったが、17時頃マルカンに到着。
ドライバーのお兄ちゃんは良い人だったのだが、最後にモメた。
貸切なので7人分(車は定員7名)支払え、という話になったのだ。
これまでから察するに、騙そうとしていたのではなく、
疎通が上手くいっていなかったことに原因があったのだと思う。
こっちは最初に4人で480元と言っているし、他の客を乗せないで動き出したのは彼だし、
定員7名の話だって初めて聞いたし、僕らに落ち度は無いと思うのだけれど、
言葉が通じないのはこっちに非があるし、何か慣例的な部分もあるのかもしれない。
後味が悪かった。
たぶんセルタ→マルカンの移動は乗り合いで1人120元なのでしょう。
●宿
バスターミナル近くの宿はWIFIが無かったため町の中心部の宿に泊まることに。
西チベットの結果が気になっていたのでWIFIアリの宿を探すも、
300元するのにWIFIが無かったり、外国人宿泊禁止だったりして宿探し難航。
結局、WIFIはさておき手当たり次第に探して、外国人宿泊OKだった
下の写真↓の宿に決めた。
個室のみ・ツイン166元、ホットシャワー、トイレ付。
有線でインターネット可能。(ダイヤルアップみたいに遅いけど。無料)
マルカンは都会だからWIFI付の宿とかラクショーと思っていたけれど、
そんなことは無かった。
というか、
マルカンに行かず セルタから乗合いのバンが頻発していた カンディンに行けばよかったと思う。特別マルカンに行きたかったのではないもの。
【マルカン→成都】
朝6時30分に宿を出発し、タクシーを拾ってバスターミナルへ移動。
◆マルカン バスターミナル時刻&行き先
成都行き7時半発のバスに乗車。150元くらいだったと思う。
バスは、素晴らしく普通で スバラシク快適だった。
14時半頃には成都のバスターミナルに到着。
(茶なんとかみたいな名前のターミナル)
メトロで宿に帰った。
【その他の情報】
●ATM
リタンは確認していないけれど、各町にある。
●ガンゼ、セルタのインターネット
ネットカフェは見なかったが、WIFIのアクセスポイントはあったので
完全に禁止というわけではないと思う。SIMフリースマホなら接続できるぽい。
●セルタ→ラルンガルゴンバ
広場近くから頻発。乗り合いバス1人6元。
●セルタ→鳥葬場所
僕らのときは14時頃から行われていたようだ。(僕らが到着したのは15時頃)
場所はセルタとラルンガルゴンバの間、ラルンガ寄りの丘の上。
タクシーだとふっかけられるか嫌がられるので 乗合いバンのお兄ちゃんに交渉しよう。
言い値 : 貸切4名・往復送迎 100元→マリエが頑張って80元
それでは良い東チベットを!
今後、西チベットのパーミッションはさらに取得しづらくなるかもしれません。
でも東チベットも凄いから!気を落とさないで!
今回ぼくらはサオリさんとショウさんと 4人チームで東チベットに行きました。
いつもはあまり徒党を組まない2PIECESですが、
東チベットは4人で行って本当に良かった!たぶん2人だったらくじけてた!
サオリさん、ショウさん。本当にありがとうございました。
★
【成都→康定(カンディン)】
●移動
成都発8時のバスを狙って7時半過ぎバスターミナルに到着するも
8時発は売り切れらしく9時発のバスに乗車。料金150元強。
17時頃カンディンに到着。特に問題ない移動でした。
●宿
カンディンのバスターミナルから徒歩数分のユースホステル。
東チベットで英語可能だったのはこの宿だけ。
ドミ40元くらい。WIFI、電気毛布あり。共同ホットシャワー。
160元以上するけどバストイレ付の個室もある。
キレイめな宿で、けっこう混みあっていた。
宿泊者が多いためか、夜遅いとシャワーのお湯が切れる。
個人的に寒がりなので、カンディンで既に寒かった。
そんな中、 屋外のテントみたいなベット(たぶんドミより安い)に
白人たちが宿泊しており、すげーなーと思った。
【カンディン→理糖(リタン)】
●移動
チケットは前日購入。90元弱。
朝6時半時発、16時頃着。最悪な移動だった。
移動の記事はコチラ<リンク>
●宿
バスターミナルから中心の方に歩いて徒歩数分の『ポカラホテル』みたいな宿。
ダブルたしか80元。ドミは30元くらい。WIFIあり。共同ホットシャワー。
洗濯をすると罰金100元らしい。
西チベットパーミットのやりとりをするためにWIFIありの宿を選択。
シャワーは熱いけれどトイレ場の洗面台にノズルがくっついているという謎な構造なので
トイレ場の入口扉を開けられると全裸丸見えである。
トイレも汚いし、WIFIだけの宿だなあと思ったが、今思えばマシな方だったかも。
【リタン→甘孜(ガンゼ・カンゼ)】
●移動
前日、宿の近くのお兄ちゃんと交渉。1人120元・相乗り。
朝7時、ポカラホテルのシャッターを ショウさんがボクシングで鍛えた腕力でこじ開けて出発。
10時半、よくわからない場所で停車。1時間以上待たされる。
どうやら そこは病院で、ドライバーは娘さんをその病院に連れて行くついでで、
カンディン行きの僕らを引き受けたらしい。
12時過ぎ、新龍到着。リタンとガンゼの中間の町だ。
昼食休憩をし、車を乗換えて13時半頃出発。
カンディンからのドライバーは娘さんを乗せて帰って行った。
出発から9時間、16時頃ガンゼに到着。
宿のアテが無かったのでバスターミナルまで連れて行ってもらった。
●宿
バスターミナル近く、徒歩5分くらいの名も無き宿に宿泊。
個室のみ。1人25~40元。
共同トイレがひどく汚く、シャワーもないし、部屋のトイレも水道も水が流れないし、
わざわざ泊まる必要は無い。でも周辺ホテルはどこもこんな感じだった。
感覚としては、バスターミナルからガンゼゴンパに行く途中に
わりとまともな宿が並んでいた。
ガンゼの宿は汚くてもしょうがないと割り切るか、
少し多めに支払う気で キレイめな宿に泊まった方が良いのでは。
【ガンゼ→色達(セルタ)】
●移動
当日、朝7時。バスターミナル近くでお兄ちゃんと交渉。1人100元・相乗り。
ちなみに 通りすがりの僧が教えてくれた話だと地元人価格は55元らしい。
7時半前に車は動き出し、
少し走ったところでチベタンのおばちゃん3人を乗せた。
さらに少し走ったところで、工事のためか通行止め。
ガンゼから数キロしか走っていない場所で10時まで待たされる。
その後もドライバーがへなちょこのぺーぺーだったため、
道が分からないらしく他のドライバーと合流するために待ったり タバコ休憩があったりして、
車はぜんぜん進まない。
出発から10時間、17時頃セルタに到着。町の中心にある広場で降ろしてもらった。
●宿
サオリさんが調べておいてくれた『金馬紅夢賓館』みたいな宿。
下の写真の青いカンバンのトコ。
広場から見える下の写真↓のカンバン横の細めの路地にある。
部屋はそんなにイマイチ掃除されていないけれど、新しいのでキレイに感じる。ホテルぽい。
個室のみ、1部屋80元。
かなり良い宿なんだけれど、少し注意点が。
まず、部屋数が6くらいしか無いので、けっこう混んでる。
僕らがチェックインしてちょうど満室になった。
あと、部屋数のわりに トイレと&シャワーの部屋が1つしかなく、しかも シャワーのお湯タンクが
イケてなくて、満タン近い状態から ちゃちゃっと浴びても4人分でお湯が切れる。時間を見計らって
仲良くシャワーするべし。あと11時~17時くらいまで水もお湯も出ない日があった。
【セルタ→マルカン(マルコム)】
●移動
前日、鳥葬に連れて行ってくれたお兄ちゃんと交渉し、
8時発1人120元・貸切りで乗せてくれるはずだったのだが、
いざ当日行ってみると、うまく伝わっていなかったのか、貸切ではなかった。
なのでバスターミナルっぽい場所に行ってみたが、
セルタのバスターミナルはしょぼしょぼで機能していないぽい状態だったので、
広場前に戻り、他のお兄ちゃんと交渉。
1人120元、4人で480元、という紙を見せたところ了解してくれたお兄ちゃんがいたので
乗せてもらったところ 他の客を待たずに車が動き出した。
1人120元で貸切にしてくれたぽい。
途中、お兄ちゃんがスクーターに引っ掛けて示談したり、
ガス欠寸前なのにガソリンスタンドにガソリンが無くて給油車を待ったりと、
なんだかんだあったが、17時頃マルカンに到着。
ドライバーのお兄ちゃんは良い人だったのだが、最後にモメた。
貸切なので7人分(車は定員7名)支払え、という話になったのだ。
これまでから察するに、騙そうとしていたのではなく、
疎通が上手くいっていなかったことに原因があったのだと思う。
こっちは最初に4人で480元と言っているし、他の客を乗せないで動き出したのは彼だし、
定員7名の話だって初めて聞いたし、僕らに落ち度は無いと思うのだけれど、
言葉が通じないのはこっちに非があるし、何か慣例的な部分もあるのかもしれない。
後味が悪かった。
たぶんセルタ→マルカンの移動は乗り合いで1人120元なのでしょう。
●宿
バスターミナル近くの宿はWIFIが無かったため町の中心部の宿に泊まることに。
西チベットの結果が気になっていたのでWIFIアリの宿を探すも、
300元するのにWIFIが無かったり、外国人宿泊禁止だったりして宿探し難航。
結局、WIFIはさておき手当たり次第に探して、外国人宿泊OKだった
下の写真↓の宿に決めた。
個室のみ・ツイン166元、ホットシャワー、トイレ付。
有線でインターネット可能。(ダイヤルアップみたいに遅いけど。無料)
マルカンは都会だからWIFI付の宿とかラクショーと思っていたけれど、
そんなことは無かった。
というか、
マルカンに行かず セルタから乗合いのバンが頻発していた カンディンに行けばよかったと思う。特別マルカンに行きたかったのではないもの。
【マルカン→成都】
朝6時30分に宿を出発し、タクシーを拾ってバスターミナルへ移動。
◆マルカン バスターミナル時刻&行き先
成都行き7時半発のバスに乗車。150元くらいだったと思う。
バスは、素晴らしく普通で スバラシク快適だった。
14時半頃には成都のバスターミナルに到着。
(茶なんとかみたいな名前のターミナル)
メトロで宿に帰った。
【その他の情報】
●ATM
リタンは確認していないけれど、各町にある。
●ガンゼ、セルタのインターネット
ネットカフェは見なかったが、WIFIのアクセスポイントはあったので
完全に禁止というわけではないと思う。SIMフリースマホなら接続できるぽい。
●セルタ→ラルンガルゴンバ
広場近くから頻発。乗り合いバス1人6元。
●セルタ→鳥葬場所
僕らのときは14時頃から行われていたようだ。(僕らが到着したのは15時頃)
場所はセルタとラルンガルゴンバの間、ラルンガ寄りの丘の上。
タクシーだとふっかけられるか嫌がられるので 乗合いバンのお兄ちゃんに交渉しよう。
言い値 : 貸切4名・往復送迎 100元→マリエが頑張って80元
それでは良い東チベットを!
鳥葬儀
ラルンガルゴンバにて
写真を撮ったり 感銘を受けたり 宗教について考えたり。
様々あるけれど、
無事に宿に戻るまでがラルンガルゴンバなのです。
ラルンガルゴンバは外国人立ち入り禁止区域。
なので、見つかればせっかく撮った写真も消されるだろうし、
もしかしたら連行されるかもしれない。
幸い、帰りのバスは警官にチェックされることなく
宿まで戻ることができました。
さあ、撮った写真をパソコンに保存しないと!
さらに外付けハードディスクにコピーしないと!
そんな作業を一通り終わらせて
夜にベットでまろーんとしていたら
宿の廊下で バカうるさい中国語の怒鳴り声と ガンガンとノックされるドア。
開けてびっくり。
中国公安、警官隊であります。
外国人か?何人だ?
パスポートを見せなさい。
結局、それ以上は特に何もなく、
写真もチェックされずに無事終了したので良かった。
ううむ、これがガサ入れというヤツか。
しかしもう夜11時前だぜ。カンベンしてくれ。
ラルンガルゴンバの近くはこういうこともある、という話。
次の日、
昨日の騒動はさておき、連日の移動と早起きで疲れてしまったので
今日はラルンガルゴンバには行かず 午後から行われる鳥葬を見に行きます。
遺体を焼いて弔うのが火葬、
土に埋めて埋葬するのが土葬、
そして、鳥に食してもらうのが鳥葬。
以前、サバンナでヌーの死体を鳥が食べているのを見たことがあるが
ビジュアル的には ああいう感じなのだろう。
ヌーの場合は弱肉強食的なイメージが強かったが、
鳥葬の場合は、鳥に食してもらうことによって 自然のサイクルの一部になるという意味合がある。
『鳥に肉体を食べられることにより 魂を天に運んでもらう』
というのが、鳥葬についての事前知識。
チベット仏教の輪廻転生観を担う葬儀方法であり、尊いものだと思っていた。
しかし、鳥葬が行われる場所に到着し、
現場を見てぞっとした。
※この写真を撮った後で『民族の尊厳を守るため撮影禁止』の看板に気づきました。
写真無しで状況を伝えられないので この写真だけ使わせてもらいます。
写真の中央奥に わらっといるのは全て鳥。
羽を伸ばせば2メートルを越えそうな、ハゲタカみたいに大きいヤツだ。
200羽は居る。
そして、それが遺体に向かってにじりよっているのだ。
遺体の方は まだ準備が終わっていないらしく、
僧侶と思われる男性が刃物を手に遺体を切断している。
鳥に食べやすくさせるためだろう。
時たま チキンの間接を逆にひねったときのような乾いた音が聞こえる。
骨の音だ。
その間、鳥はじりじりと距離を詰め 何羽かフライングをするのだが、
係りの男性に 鞭を打たれて群れに戻される。
その繰り返し。
髪の毛をはずす。
そして うつぶせの遺体を仰向けに起こす。
頭部や内臓を食べやすくするためだろう。
赤と黒とピンクの中間のような色をした遺体は、仰向けに返されたとき、
地面に打ち付けられて ぶるんと弾んだ。
準備が完了した。
放たれた鳥たちは 一斉に遺体めがけて坂を駆け下りてゆく。
僧たちが 何か唱えている。
遺体はもう見えない。
鳥のかたまりとなった。
ぎゃあぎゃあという鳥の鳴き声が響く。
少しして、風とともに腐臭がした。
肉屋の臭いに似ていなくもない、人の肉の死臭。
満腹になった鳥は、かたまりを離れ、
そしてそこに順番を待っていた次の鳥が来る。
10分過ぎても、鳥たちは遺体の周りにかたまったままだ。
遺体の状況はまったく見えない。
今、遺体はどうなっているのか。
最後、遺体はどうなるのか。
気にはなったが、もう十分だったので その場を離れることにした。
うん、もう十分だ。
自分は死後の世界とか来世とか 詳しくないけれど
鳥葬だけは絶対に嫌だ。
人も死ねば ただの肉のかたまりだと言うけれど、
僕にとっては 人は死んでも人だった。
鳥葬もラルンガルゴンバと同じく、外国人立入禁止である。
ラルンガルゴンバを立入禁止にするのは中国政府の都合であるけれど、
鳥葬の場合は、理解がある者でないと ただの怖いもの見たさでしかない。
観光で鳥葬の場に行ってしまったことを もうしわけなく思った。