ハイセイコーのブログ -40ページ目
先週、阪神競馬場で行われました桜花賞
トライアル第58回フィリーズレビューは
11番人気のエトヴプレが好スタートを
切って逃げ、直線に入ってからもスピード
が鈍ることなく逃げ切って優勝を飾り
重賞初制覇を果たしました。
2着には1番人気のコラソンビート、
3着には12番人気のセシリエプラージュが
入り、この3頭が桜花賞への優先出走権を
獲得しました。

今週は、中山競馬場で皐月賞トライアル
第73回スプリンターズステークスが
行われます。
スプリングステークスは3着までの馬に
皐月賞への優先出走権が与えられる
トライアル競走で1952年4歳牡馬・牝馬
(現3歳)限定の芝1800mで施行される
重賞競走として創設されました。
その後、施行場や距離は幾度かの変遷を
経て、1960年以降は中山競馬場の
芝1800mで定着し、「皐月賞トライアル」
の副称がつけられました。
1964年には名称がフジテレビ賞
スプリングステークスに変更され、皐月賞
日本ダービーと続く春のクラシック路線
およびNHKマイルカップへの重要な
前哨戦として位置付けられています。
思い出の馬は、4歳で燃え尽きた孤高の
逃げ馬リキアイオーです。
リキアイオーの父は短・中距離系種牡馬
タンディで兄弟には目黒記念や中山記念
札幌記念に優勝したキタノリキオーが
います。
リキアイオーは昭和54年のクラシック組で
同期には怪物ハイセイコーの代表産駒
ダービー馬カツラノハイセイコをはじめ、
皐月賞馬ビンゴガルー、菊花賞馬
ハシハーミット、宝塚記念馬テルテンリュウ
リンドプルバン、ヨシノスキー、ネーハイ
ジェット、テルノエイト等がいます。
リキアイオーは旧馬齢3歳の札幌で
デビューをすると、いきなり新馬戦を
9馬身差つけて圧勝し、一躍注目される
存在となりました。
しかし、その後はレースに行ってムラがあり
北海道3歳ステークスは3着だったものの
京成杯3歳ステークスではシンガリの
11着に大敗してしまいました。
それでも続く5戦目の条件特別で5馬身差
のレコードタイムで圧勝する等、非凡な
才能を発揮して2勝目を挙げ、当時の
3歳ナンバーワン決定戦だった朝日杯
3歳ステークスに挑みましたが、後の
皐月賞馬ビンゴガルーの前に6着に
敗退しました。
年が明けて4歳になったリキアイオーは
緒戦の京成杯は6着に敗れたものの、
ここからリキアイオーの怒涛の快進撃が
はじまりました。
2戦目のオープン競走でビンゴガルーと
ヨシノスキーをやぶって3勝目を挙げと
続く東京4歳ステークスでは逃げ切って
再びビンゴガルーをやぶり、重賞初制覇
を飾りました。
そして迎えたクラシックの登竜門弥生賞
でも持ち前のスピードで逃げを展開し、
2着のヨシノスキーに4馬身差をつけ、
見事1番人気に応えて圧勝。
重賞2勝目を挙げました。
今の時代ならば、このまま皐月賞に向かう
のが通常ですが、当時は過酷なローテー
ションを取ることが多く、リキアイオーは
皐月賞トライアル、スプリングステークス
に出走することになりました。
このレースには関西から3連勝中の
カツラノハイセイコをはじめ、毎日杯に
勝ったハシハーミット、デイリー杯3歳
ステークスを制したニホンピロポリシーが
参戦し、関東のビンゴガルーやヨシノ
スキーも出走する等、皐月賞の前哨戦に
相応しいメンバーが揃いました。
レースは弥生賞同様、スタートして予想
どおりリキアイオーが逃げる展開となり
直線に入ってカツラノハイセイコの猛追を
受けましたが、何とかクビ差カツラノ
ハイセイコを押さえて優勝を飾り、重賞
3勝目を挙げると共に破竹の4連勝で
皐月賞に王手をかけました。
そして迎えた本番の皐月賞でリキアイオー
は当然のごとく、1番人気に推されました。
レースはリキアイオーに公然と先行争いを
挑むとレース前に宣言していたカシマセイ
カンがその宣言通り、執拗にリキアイオー
に絡んでいったため、2頭が激しく競り合う
展開となりました。
第3コーナーでカシマセイカンを振り切った
リキアイオーでしたが、前半に脚を使って
しまったためか、直線で余力が無くなって
しまい、ビンゴガルーやカツラノハイセイコ
に交わされ、4着に敗れてしまいました。

そしてリキアイオーは血統的な距離への
不安が囁かれる中、日本ダービーに
駒を進めました。
しかし、リキアイオーに更なる試練が訪れ
ます。
日本ダービーでの枠順抽選でリキアイオー
は27頭中、8枠26番というダービー
としても逃げ馬としても致命的な不利な
枠を引き当ててしまいました。
レースは内枠を引いたカシマセイカンが
先手をとって逃げ、リキアイオーもスタート
良く飛び出して、上手く内に切れ込んで
4番手を追走する展開となりました。
第3コーナーで徐々に上がっていった
リキアイオーは第4コーナーで先頭に立ち
26頭を引き連れて最後の直線へ。
大きな不利を跳ね返し見せ場をつくった
リキアイオーでしたが、やはり距離が
長すぎたのか、直線に入ると失速し、
カツラノハイセイコの前に8着に敗れて
しまいました。
しかし、先行馬が総崩れとなる中、
26番という不利な大外からの競馬となった
リキアイオーの8着は本当に立派だったと
思います。

しかし、今までの過酷なローテーションでの
疲れが限界を超え、ダービーで燃え尽きて
しまったかのように、ダービー後に函館に
遠征し函館記念に出走するも大差の
シンガリの11着に大敗し、秋の中京で
行われた地方競馬招待でも8着に敗れて
しまいました。
その後、リキアイオーは脚部不安を発症し、
休養に入ったものの、リキアイオーが再び
競馬場に姿を見せることはありません
でした。
引退後、種牡馬となったリキアイオーは
内国産種牡馬不遇の時代でしたが、
中央での重賞勝ち馬は排出できなかった
ものの、地方での重賞勝ち馬を輩出する等
内国産種牡馬として立派な成績を残したと
思います。
記録では1998年に種牡馬を引退と
ありますが、リキアイオーがその後、
どのような最期を迎えたのかの記録が
無いのが、とても残念です。
今週は中山競馬場で皐月賞トライアル
伝統の第73回スプリングステークスが
行われます。
ペッレグリーニ、コスモブッドレア、
ルカランフィースト、巻き返しを図る
ジュンゴールドに注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。
先週、中山競馬場で行われましたクラ
シックの登竜門、第61回弥生賞ディープ
インパクト記念はミルコ・デムーロ騎手騎乗
の6番人気の伏兵コスモキュランダが
後方待機から向こう正面から第3コーナー
で一気に仕掛けて先頭に並びかけ、直線
に入ってからも、いい脚を長く使って押し
切って優勝し、重賞初制覇を飾りました。
2着には3番人気シンエンペラー、3着には
9番人気のシリウスコルトが入り、1番
人気のトロヴァトーレは6着、2番人気の
ダノンエアズロックは7着に敗れました。
人気馬が敗れる中、今年のクラシック戦線
は混戦模様が予想される結果となりました。

今週は、阪神競馬場で第58回フィリーズ
レビューが行われます。
フィリーズレビューは1967年に創設
された4歳(現3歳)牝馬による重賞競走で
阪神4歳牝馬特別(桜花賞トライアル)
というレース名でしたが、1983年には
報知杯4歳牝馬特別と改称され、
2001年からは現名称のフィリーズ
レビューとなりました。
思い出のレースは牝馬最強世代の中で
幻の桜花賞馬ダイワテスコが勝った
昭和52年第11回阪神4歳牝馬特別
(現フィリーズレビュー)です。
ダイワテスコの父はキタノカチドキや
トウショウボーイをはじめとする数多くの
代表産駒を残した昭和を代表する
大種牡馬テスコボーイです。
ダイワテスコは牝馬最強世代とも言われる
昭和52年の牝馬クラシック組で同期には
関西3強と言われた牝馬二冠馬インター
グロリア、オークス馬リニアクイン、アイノ
クレスピンの他、マサキビゼン、フジビゼン
セーヌスポート、メイワキミコ、メイワロック
スリーファイヤー等、多くの名牝がいます。
名門尾形厩舎に入厩したダイワテスコは
旧馬齢3歳夏の札幌でデビューし、新馬戦
2戦はダートが合わなかったのかいずれも
3着に敗れましたが、4戦目の未勝利戦で
初勝利を挙げました。
年が明けて4歳になったダイワテスコは
新春4歳牝馬ステークスでメイワロックや
セーヌスポートをやぶって優勝し、続く
オープン競走でも牡馬のアローバンガード
をやぶって3連勝を飾り、堂々と関東の
牝馬クラシック候補に名乗りを挙げました。
桜花賞の最有力候補としてダイワテスコは
西下し、当時の桜花賞トライアルだった
阪神4歳牝馬特別に参戦しました。
このレースには、西のファインニッセイや
ケイシルバー等が出走しましたが、
この時点では後に関西最強トリオと
言われたインターグロリアやリニアクイン
アイノクレスピンも、まだ条件特別に優勝し
台頭してきた牝馬に過ぎませんでした。
レースは悲劇の快速馬キシュウローレルの
妹メイショウローレルが姉を彷彿させる
スピードあふれる逃げを展開し、ダイワ
テスコは2番手を追走、その後ろから
ケイシルバーが続き、ファインニッセイは
中団よりやや後ろからという競馬になり
ました。
ファインニッセイが第3コーナーで一気に
仕掛けて先頭集団に追いつく中、
スピードが落ちることなくメイショウローレル
が先頭で直線へ。
逃げ込みを図るメイショウローレルを
直線の真ん中からダイワテスコ、外から
ケイシルバーとファインニッセイが追い
込みを図る中、鋭く伸びたダイワテスコが
ゴール手前でメイショウローレルを計った
かのように差し切って優勝。
4連勝で重賞初制覇を果たしました。

このダイワテスコの強烈な勝ち方により
本番の桜花賞では圧倒的な1番人気が
予想されたため、ダイワテスコは当時
存在した単枠シード馬となりました。
しかし、枠順抽選で引いた枠は不運にも
阪神の1600mでは不利といわれている
8枠21番になってしまいました。
更に不運は重なり、大本命と見られていた
ダイワテスコは桜花賞の当日に右前
深管骨瘤のため出走を取り消すことに
なってしまいました。
タラレバになってしまいますが、もしダイワ
テスコが出走していたならと思うと残念で
なりません。
今週は、阪神競馬場で桜花賞トライアル
第61回フィリーズレビューが行われます。
先週の弥生賞同様、まだ各馬が成長
途上であり、抜きん出た馬がいないため、
非常に難しいレースですが、
コラソンビート、ドナベティ、バウンシー
ステップ、シカゴスティングに注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。
先週、中山競馬場で行われました第98回
伝統の中山記念は7番人気のマテンロウ
スカイが好位追走から直線で抜け出し、
ドーブネを交わして優勝、重賞初制覇を
飾りました。
2着には10番人気のドーブネ、3着には
4番人気のジオグリフが入り、1番人気の
ソールオリエンスは直線で外から追い
込んで来たものの、4着に敗れました。

今週は中山競馬場でクラシックの登竜門
であり、節目となる第61回弥生賞ディープ
インパクト記念が行われます。
弥生賞ディープインパクト記念は
1964年に弥生賞という名称で4歳
(現3歳)馬限定の重賞競走として
創設されました。
施行距離やコースは幾度かの変遷を経て
1984年より皐月賞と同じ中山競馬場
芝2000mとして行われ、これにより
クラシック戦線に直結する重要な前哨戦
として位置づけられています。
2020年からは、2019年に亡くなった
名馬ディープインパクトの功績を称え
同馬の重賞初勝利となった弥生賞の
競走名を改称し、弥生賞ディープインパクト
記念として開催されることになりました。
そして長年に渡り、このレースの優勝馬
からはダービーをはじめとする数多くの
クラシック優勝馬が誕生しています。
思い出のレースは、黒い重戦車と言われた
ラッキールーラが優勝した昭和52年
第14回弥生賞です。
ラッキールーラの父は14戦14勝の歴史的
名馬ネアルコの血を引く中距離系種牡馬
ステューペンダス、母は菊花賞、天皇賞
目黒記念、毎日王冠等に優勝した
ハクリョウの仔トーストでトースト自身も
金杯、中山記念、アルゼンチンジョッキー
クラブカップや毎日王冠等に優勝し、
桜花賞、天皇賞秋、有馬記念で2着等、
39戦17勝の好成績を残した名牝でした。
ラッキールーラは北海道伊達市の牧場で
誕生し昭和を代表する名伯楽尾形藤吉が
率いる名門尾形厩舎に入厩しました。
ラッキールーラは昭和52年クラシック組で
同期には伝説の外車マルゼンスキー、
皐月賞馬ハードバージ、菊花賞馬プレス
トウコウ、有馬記念馬カネミノブや
ヒシスピード、リュウキコウ等がいます。
ラッキールーラは旧馬齢3歳の函館で
デビューし、新馬戦2戦とも3着と2着に
敗れましたが、3戦目の未勝利戦で
初勝利を挙げました。
ラッキールーラは530キロを超す
大型馬だったためか、当時ラッキールーラ
のレースを観た私の友人は、まるで牛が
走っているかと思ったと当時感想を述べて
いました。
続く条件特別では後のライバル馬
カネミノブに敗れましたが、5戦目の条件
特別を勝って2勝目を挙げました。
年が明けて4歳になったラッキールーラは
格上の京成杯に参戦しましたが、外車
マルゼンスキーと戦ったヒシスピードの
前に惜しくも2着に敗れました。

続く東京4歳ステークスではまたしても
ヒシスピードの前に4着に敗れてしまい
ました。

そしてラッキールーラはクラシック出走に
向けて、クラシックの登竜門弥生賞に
出走しました。
このレースには、これからクラシック戦線で
戦うこととなるカネミノブやノボルトウコウ
の弟プレストウコウ、後の重賞勝ち馬
アローエクスプレスの仔アローバンガードや
アマミプリンス等が出走しました。
レースはスタートしてアローエクスプレスの
スピードを受け継ぐアローバンガードが
先行して逃げると、ラッキールーラが
アローバンガードに絡んでいき、2頭が
競り合って3番手以下を引き離す展開に
なる中、その後ろからアマミプリンスと
カネミノブ、プレストウコウが続き、パワー
シンボリは後方からの競馬となりました。
第3コーナーで各馬スピードが上がる中で
ラッキールーラが下がっていく場面もあり
ましたが、第4コーナーで再び上がっていき
アローバンガードとの差を詰めて直線へ。
内をついたアローバンガードをラッキー
ルーラが交わして先頭に立ち、必死に追い
込んで来たカネミノブ、プレストウコウを
力でねじ伏せて優勝。
念願の重賞を初制覇すると共に、関東の
クラシック候補として名乗りを挙げました。

この後、ラッキールーラは、カネミノブ
プレストウコウ、ヒシスピード、そして
関西のハードバージと共にクラシック戦線
で死闘を繰り広げることになりました。
今週は中山競馬場でクラシックの登竜門
第61回弥生賞ディープインパクト記念が
行われます。
ダノンエアズロック、トロヴァトーレ、
シンエンペラー、ファビュラススターに
注目しています。
今週も全馬の無事を祈りながらレースを
観ます。

