マッ○に続き、
”冷めても美味しい”「崎○軒」でも
偽装表示が発覚した。
両者とも、個人的に(みんなも?)好きな商品だったので
非常に残念でならない。
では、「崎○軒」は何をしたのか?
こちらの偽装はマッ○のそれとは少し程度が違う。
「原材料表示」という言葉をご存じであろうか。
商品の箱の裏などにラベルで貼り付けてあるやつだ。
その中には、商品で使用されている原材料がいくつも書いてある。
そして、この表示にはひとつのルールがある。
○含有量の多い順に並べること
これは、数年前に改正されたルールだ。
今回の「崎○軒」は
豚肉、たまねぎ、帆立貝柱・・・と書かねばならないところを
豚肉、帆立貝柱、たまねぎ・・・と書いていた。
それに対し、会見で幹部が述べた言葉は・・・
「昔からあるシウマイだから本当に疑わなかった」
はぁ?
言い訳は要らん!
どうせ、幹部なんて原材料表示には一切加担していないんだろうから。
それよりも、誰の判断で、誰の指示でその表示がされていたのかを
調べてから、会見を開け!と言いたい。
ちなみに「崎○軒」では、表示を改正して
今週土曜日から売り出す予定だ。
俺的には、どうせならいっそ
偽装表示されていた表示順(豚肉、帆立の順)に商品を作り直す。
それで、再び、謝る。
まぁ、それでもマッ○のように
賞味期限を貼り直して売るよりはマシだが・・・。
そもそも、この”マシ”という、比較表現が飛び交うこと自体が問題。
姉○の建築偽装に端を発し、テレビ局のやらせ問題、
そして、消費者のクチに入る食品業界・・・
今まで、露呈しなかっただけなのかもしれないが
ここまで来ると、職員一人一人の問題ではない。
社内に「偽装(やらせ)」をさせない(してはいけない)空気を作らなければ
防げない問題だと俺は思う。
実際に、俺の働く職場では
コンプライアンス研修なるものが定期的に行われている。
理解していることが殆どだが、
時々、目からウロコな例を提起してくるので
個人的には、興味があり参加を前向きに行っている次第だ。
営利を追求すれば、どこかで帳尻を合わせなければならない。
その帳尻が企業努力ではなく、消費者へ向けられている今
我々は何を手にしても、疑ってかかるしか方法がないのが現実である。
最後に・・・
マッ○のHPを見て、更に辟易とした。
自主衛生基準を逸脱したフランチャイズ企業1社の処分についての
代表取締役会長兼社長兼CEO 原田泳幸からの
メッセージおよびニュースリリース
なんだそりゃ!
「フランチャイズ企業1社の処分」??
今回の偽装事件が
”微々たるモノ”に見せようとしている意図がアリアリと伺える。
そもそも、「メッセージ」じゃないだろ!「お詫び」だろ!!!
フランチャイズ、つまり、直営店ではないから
”事態を軽視している”ことを如実に表している。
今回はこの1社との契約を反古にすることで
マッ○は責任逃れをしようとしている。
そもそも、看板を与えた時点で、それは同一のものだろう!?
それを、「1社だけが逸脱した行為を行った」って。
それはあまりにも無責任だろう!?
世間の消費者は、直営なのか、フランチャイズなのか、なんて
気にして買ってはいない。
「マク○ナルド」という看板を見て、買い物をしているんだ。
子が悪事を働いたなら、それなりに親が出張って謝罪をしろ。
これじゃ、まるで、
「ウチの子とは絶縁したので終りにしてほしい」
と言っているのと同じである。
マッ○という会社は知らんが、マッ○の商品は好きだっただけに
こちらも残念でならない。
人間が、たとえ他人事でも一番、不快に感じる気持ちはなんだろう?
それは「ズル」である。