記録⑪ | 人生に無駄はない

人生に無駄はない

人生の折り返し地点で難病の多系統萎縮症に罹患しました。
難病に罹患したことも無駄にならないような人生を歩みたいです。
2019年多系統萎縮症に病名変更

母のお骨をお寺に預けた、というのも
驚きましたが、その友人が尋ねて来たのには
もう一つ理由がありました

母は生前、合唱サークルに参加していた時、
そのサークルの会計を担当してたそうです
それでそれを返して欲しい、と言って
きました

もう今さら再婚相手に会って話すなど無理で
とりあえず、後日連絡すると言って、
その場はおさめましたが、地域のサークルと
言っても、各自会費を払い、市からの補助金
もあり、それを運営してるわけだから
一万や二万の金額ではありません

合唱サークルの印鑑、通帳や台帳は
私が預かってましたが、お金はありません
でした
まさか?と思いますが、無いのですから
お金を返さなければなりません

またここで30万近く

それでなくても、母の入院費の請求は
私の方に届くし、払わないわけにいかない
もうその頃は私も自分でカードで
借りてました
でも相続さえ終われば、全部返せる、と
思ってました

その後、サークルの方へきちんと返し、
お骨があるというお寺を訪ねて、
事情をお寺の住職に聞いてきました

お寺の方も、檀家でもないのに、ただ事情が
あり納骨が決まるまで預かって欲しい
それ以降一度も連絡がない、と言ってました

このお骨は、あの方の奥様ですよね?

お寺の住職が、疑うのも当然です

ここにある間、私は納骨されるまで何度も
足を運び、お線香をあげさせてもらいました


私の方は介護休職後、職場に事情を話し
1ヶ月ほど病気療養という形で、休職扱いに してもらいました


その後、警察の方から現場検証や事情聴取に
呼び出されたり、弁護士との打合せなど 
忙しくしていました


母が亡くなって、2、3週間過ぎた頃
家のポストに不審な封筒が入ってました
差出人は再婚相手でした

中身は、生前母が通信販売などで注文してた
請求書でした
それは主に食品類で、
手紙には勝手に頼んだ物だから、払うのは
娘の責任だ、と書いてありました

全く、ふざけた話です
一銭も母のためには使いたくないのが、
手に取るようにわかる内容でした
金の切れ目が縁の切れ目、とはよく言った  ものです


そして、納骨の日

住職から前日に、納骨の時に四十九日法要も やるのでお願いしたい、お骨は迎えに行った
時に、一緒に引き取ると連絡がありました
また、叔母(母のすぐ下の妹)には、
出席して欲しい旨、先方から言ってきました

それが再婚相手ではなく、向こうの長女 
でした 


 
帰って来た叔母に様子を聞くと、長女が
これからは、義母のお骨も一緒に見て行き
ます、と親戚の前で宣言してたそうです  


一見、お涙頂戴的な言葉ですが、何とも
腑に落ちない長女の態度でした