虐待が減ることは無いですね。
NHKニュースより。
高齢者が
介護職員から受けた
虐待640件余
過去最多更新 厚労省
昨年度、高齢者が介護施設などの職員から受けた虐待は640件余りで過去最多を更新したことが厚生労働省のまとめで分かりました。
厚生労働省によりますと、昨年度、高齢者が介護施設などの職員から虐待を受けたと、全国の自治体が認定した事例は合わせて644件で、前の年度から23件増えました。
平成18年度に統計を取り始めて以降、
13年連続で増加しています。
また、虐待を受けて死亡した
高齢者は4人で前年度を3人上回りました。
内容では
「身体的虐待」が60%で最も多く、
次いで「心理的虐待」が29%、
「介護放棄」が20%でした。
要因では、介護技術や管理体制、職員のストレスといった問題が目立つ一方、「人手不足に関連した多忙さなど」が13%を占めています。
また、
高齢者が家族や親族などから受けた虐待は合わせて1万6928件で、前年度から321件減少したものの、過去3番目に多くなりました。
死亡した高齢者は15人にのぼっています。
虐待したのは息子が最も多く40%、
次いで夫が21%、娘が18%でした。
また、虐待の原因は「虐待者の性格や人格の問題」が最も多い54%、次いで「虐待された人の認知症の症状」が53%、「介護の疲れやストレス」が48%でした。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの影響で介護サービスの利用を控える動きが広がる中で、介護をする家族の負担が増えて虐待につながるおそれもあるとして、高齢者の見守りなどを強化することにしています。