パーキンソン病の治療薬で生じる現象は❓ | フレイルも認知症も減らない日本

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Nobody is in possession of the ultimate truth.

ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

月面基地を造る時代が、
間も無く来るにもかかわらず、
神経変性を
未だ理解・攻略できず、
補充療法でお茶を濁す。

人体も小『宇宙』だから❓





Girls' talkより。




【医師監修】
パーキンソン病の治療薬
で生じうる現象について



パーキンソン病の治療薬
の代表はL-ドパ製剤です。

L-ドパ製剤は、パーキンソン病の症状改善に非常に効果的な薬剤ですが、長期間服用していると、効果があるはずの時間帯に症状の変化が生じることがあります。

代表的な現象が「wearing-off現象」、「on-off現象」、「ジスキネジア」、
「すくみ足」です。

これらの症状が出現する可能性を知っていれば、戸惑わずに対応できる助けになります。


wearing off
(ウェアリングオフ現象)とは

ウェアリング・オフは、L-Dopaの効果時間が短縮し、次に薬を使用する予定時刻までに効果が切れてしまう現象です。

ウェアリング・オフはL-ドパの服用を開始して5年が過ぎると約40〜50%の人が経験するとされています。


on-off 現象とは

オン-オフ現象とは、服薬時間に関係なくパーキンソン病の症状の急激な軽快(on)と悪化(off)がくり返される現象です。

この現象が出現すると、楽しくお菓子を食べながら話をしていたのに、突然表情が硬くなり、声も小さく聞き取りにくくなり、手が震えコップの飲み物を上手に飲めなくなるなど、症状が急激に悪化しますが、また突然症状が改善します。

いつオフになって、いつオンになるかがわからないので、外出や友人との約束ができないなど支障が出てしまいます。


ジスキネジアとは

ジスキネジアとは、自分の意思とは関係なく手足、口などがもぞもぞと勝手に動く不随意運動のことです。

主に、L-ドパの血中濃度が高い時に起こるpeak-dose dyskinesia(ピークドーズ ジスキネシア)と、薬の効果がで始めるときと切れかけてきたときに出現するdiphasic dyskinesia(ダイフェージック ジスキネシア)があります。

程度の軽いジスキネシアならば、そのままでも支障はありませんが、ひどくなると動作や歩行に影響が出るので、薬の量や服用のタイミングに調整が必要になります。


すくみ足とは

すくみ足とは、歩き出しのときに、足が地面にひっついてしまったようになり、足を出そうとしてもなかなか第1歩目を踏み出せなくなってしまう状態を指します。

パーキンソン病そのもので出現する症状のひとつでもあります。しかし、薬の効き目が切れているとき以外にも、L-dopaが効いているはずの時間帯に出現することもあります。

突然足が出なくなってしまい、転倒して怪我をしてしまうこともあるので注意が必要です。

これらの現象が、L-ドパ内服中に出現してきたら、内服薬の量、種類、服薬タイミングなどの調整、追加が必要になります。

我慢せずに、担当医に相談してください。
薬の長期内服による問題点を正しく理解しておくことで、パーキンソン病および治療薬と上手に付き合い、快適な生活を送ることができます。