どこまで、
ロボットでマンパワー不足を
補う事ができるでしょうか?
朝日新聞より。
介護ロボ導入に補助
施設の人手不足補う
来年から政府
政府は来年2月にも、介護施設が高額な介護用ロボットを導入する際にかかる費用への補助を始める。
施設への介護ロボット導入を促すことで介護に従事する人の負担を軽くし、介護分野の人手不足の緩和につなげる狙いがある。
「移乗介助(介助者による抱え上げなど)」「移動支援」「排泄支援」「認知症の見守り」「入浴支援」の5分野の介護ロボットや機器を導入する際の費用を補助する。
20万円を超えるロボットが対象で、市町村を通じて1施設あたり300万円を上限に支援する。
リースで使う施設への補助も検討する。
2015年度補正予算案に52億円を計上しており、成立すれば、速やかに始める方針だ。
介護ロボットの開発は相次ぐが、例えば入浴介助型が約200万円、介護する人の腰の負担軽減向けは約60万円など高額だ。
リース料が月10万円を超えるものもあって施設側には負担が重く、補助で導入を促す。
また、ロボットなどで介護の効率化を進めようとしている施設を10カ所選び、モデル事業として支援する取り組みも始める。ロボットなどの活用で介護がどのぐらい効率化され、業務の負担軽減につながるかどうかを検証する。
政府の支援の背景には、介護が必要な人が増える一方、介護の担い手が一段と不足する問題がある。
厚生労働省の推計では10年後の25年度、介護サービスを受ける人は現在より約170万人増え、介護の担い手は約38万人不足する。
お年寄りをベッドから車いすに移すなど重労働が多く、介護職の多くが腰痛を抱えるなど、労働環境の改善も課題となっている。