練馬なら、
所沢からスグですね。
朝日新聞より。
徘徊はお散歩、行方不明は大冒険
…若い介護者が語れる場
親が若年認知症になると、若い子どもたちが介護にかかわることになる。進学や就職、結婚の時期など人生の岐路と重なることも多い。
東京都練馬区の「若年認知症ねりまの会MARINE(マリネ)」。そこに集う人の子らが3年前、語り合う場をつくった。
「まりねっこ」という名で、主に20~40代が新宿の居酒屋などで3カ月に1度、交流している。
中心メンバーの一人、東京都の伊藤耕介さん(30)は、父が50代半ばでアルツハイマー病になった。
当時、大学2年。
30年間まじめに働いた父が目を閉じてじっと座っている姿を最初は受け入れられなかった。
卒業後は就職せず、父が亡くなる2013年12月まで、アルバイトをしながら、母とおむつ交換などの介護を続けた。
友人から「何してるの」と聞かれたとき、「父の介護」とは言えず、「ハイパー家事手伝い」と答えた。
いまはNPO法人若年認知症サポートセンター(東京都)の事務局でアルバイトをし、自分の経験を生かそうと精神保健福祉士の資格を取る勉強をしている。
「まりねっこ」では、近所の人との付き合い方から恋愛話まで、話題が尽きない。
深刻な話題もユーモアに包んで語り合う。
伊藤さんは「徘徊(はいかい)を『お散歩』、行方不明を『大冒険』と言い換えたりして、普通の飲み会では絶対に話せないことが話せる。
進路の相談もできた」と話す。
「まりねっこ」の世話役で「MARINE」の事務局長、田中悠美子さんは言う。
「若い参加者はみな、自分の経験を語りたい、ほかの人はどうしているのか知りたいという気持ちが強い。集まって、一人じゃないと知ることで安心できる」
「まりねっこ」の問い合わせ先は
nerima_marine@yahoo.co.jp