長々と書き綴ってしまったディズニーシー日記ですが、
最後に私の好みにどはまりしたアトラクション
「フォートレス・エクスプロレーション」
https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/attraction/detail/244/
について、書きます!
「好みにどはまり」と書きながら、その場に居る間はそうと気づかず、
数日経って、ディズニーシーの日記を書こうとパンフレットやディズニーの公式サイトを眺めててからやっと、
これはもっとちゃんと楽しめば良かった!と気づいたのです
いつかもう一回ちゃんと回りたい!
一応、ディズニーシー日記
息子とディズニー2019(2)車イス鑑賞スペースからのショー
の続き
去年のディズニーランド日記はこちら↓
先週書いた「息子とディズニー2019(3)憧れのライド系アトラクション」の記事のナンバリングの7つめ、「これはちょっとお散歩しただけなので、一旦省略。」と書いた、
ウォークスルーのアトラクションが、
フォートレス・エクスプロレーション
です。
直訳すれば「要塞探検」!
メディテレーニアンハーバーの、プロメテウス火山の麓の辺りにあるお城みたいなやつが要塞で、その中を自分の足で探検して行くアトラクションです。
たぶん、私、カナタが生まれる前に3回くらいはディズニーシーに行ったことあるはずなのですが、ここをアトラクションと認識したことがなく、
ディズニーシーの世界観を形作る建物の1つくらいに思ってて、
「たぶんなんか上ると良い景色なんだろうねー。まあそれよりはアトラクション!」と、
一歩も足を踏み入れたことがありませんでした…
今回も、ショーを見終わった後に、マーメイドラグーンのアトラクションに乗ろうと移動中、
夫が
「急いでる訳でもないし、まだ通ってないルートで行こう!
いま光が綺麗な時間だから、カナタの良い写真が撮れる場所があるかもしれない!」
と言ったので、
ミステリアスアイランド(プロメテウス火山のカルデラ内のエリア)方面に曲がらずこの要塞の方の道を通ったのです
そして、
カナタの車イス代わりのベビーカーでどこまで行けるかは分からないものの、
まあ階段でしか行けなくなったら諦めよう、と要塞の中に初進出!
結果、さすがディズニー!
ちゃんとエレベーターもあって、上の階まで行けました。
派手なアトラクションではないので他の場所ほど混み合わず、
ゆっくりとディズニーシーの世界に浸った写真を撮れる場所でした!
このときはディズニーハロウィン期間中だったこともあり、
本気の仮装をしてきた大人たちが、この中世の世界観の中で素敵な写真を撮るべくあれこれしている姿もちらちらと見えて楽しかったです
(白雪姫がめっちゃすごそうなカメラを使って、ラプンツェルの写真を撮っていたり)
景色の気持ちよさもさることながら、
私の趣味にはまったのはこちら!
Pendulum Tower ペンデュラムタワー(直訳:振り子の塔)の中の「フーコーの振り子」!
大学生の頃、物理の授業で「地球が自転している証拠」として習ったやつ!
ここからしばらく、私の趣味に走った話
変なねじれとかひっかかりのないすごく綺麗に作られた振り子を揺らして、
外からなんの力も加えずに観察したら、振り子は最初に揺らした面内でずっと揺れるはず。
もしも、宇宙からこの振り子の揺れを見守ったら、振り子は同じ面内で揺れ続ける。
でも実際に、地球上でこれを作って、地球上にいる私たちがそれを長時間観察すると、
振り子の揺れる面は少しずつ回転して行く。
これは、地球が回転しているからその上にいる私たちには相対的に振り子の方が回転してるように見えている。
「フーコーの振り子」でなにが見えるかを簡単に言ってしまうとそんな話。
上の振り子の動画は30秒しか撮ってないから、ただ振り子が揺れてるだけに見えるけど、
数時間かけてこれを見てたら、徐々に揺れてる面が回転して行くはず。
それが分かりやすいように周りにピンが立てられてて、
揺れる面の回転とともに振り子の先が次々とピンに当たって、(たぶん1時間に10本とかそのくらいのペースで)ピンが倒れていくようになってる仕掛け。
wikipediaの「フーコーの振り子」
https://ja.wikipedia.org/wiki/フーコーの振り子
の項目に掲載されてるアニメーションと動画は分かりやすい!
回転している物(地球)の上に振り子があるとき、
それを外(宇宙)から見ると普通にただ揺れてるだけだけど、
回転している物(地球)からみると揺れる面が回転して行くように見える、
というのが分かる。
(説明は数式だらけなのでお勧めじゃないけど、動画はいい)
理想的には、地球上で赤道以外の場所にある振り子は全部、
この自転の回転の影響で、揺れる面がだんだんと回転して行くように見えるんだけど、
実際に自分で振り子を作ってやろうとすると、いろんなとこに変な引っ掛かりとかあって、
そもそも振り子の揺れる面が乱れてなにがなんだかわからなくなる。
なので、とても綺麗に(「外観がおしゃれ」という意味でなく、「意図しない力が働かず、物理的に理想に近い」という意味で)作られたものでなくてはいけない。
ここまで趣味に走ったうんちく
で、科学館とか博物館とか大学とかに、そういう綺麗に作られてて地球の回転の影響がわかる「フーコーの振り子」の展示がちょいちょい設置されてて、
ディズニーシーにもあると聞いたことはあったんだけど、
これまでどこにあるか知らなかった&シーに行った時に思い出しもしなかったのです
なので、初めて見る実物に、
夫と「これがフーコーの振り子!!」と盛り上がり、
ピンが2本倒れるまで振り子を見守りました
カナタにも熱く説明しておいたのですが、
しれっとした顔でうんうんと頷いて私の話を流し、
「そんな御託は良いからあれに触りたい」というオーラ満載で振り子に手を伸ばしていました
その後、
要塞の中をお散歩し、エレベーターで3階に昇って、さっきの景色の良い写真を撮りました。
その写真スポットの壁の向こうには、
「Camera Obscura カメラ・オブスキュラ」と書かれた部屋がありました。
入ってみると、真っ暗な部屋の中央になにか丸いテーブル上のスクリーンらしきものが。
ただなにもそこには写っておらず、
夫と「なんだろう?でっかい太陽投影板?もう太陽沈んじゃったから見えないのかな?」と話してその場を離れました。
そして、他になにがあるかも分からなかったので、そのままエレベーターで下りてマーメイドラグーンに移動してしまいました。
ここでこの記事唯一のバリアフリー情報ですが、
全てではないですが、この要塞、スロープやエレベーターが意外と充実していています。
例えば、カメラオブスキュラの部屋への入口は短い階段があるのですが、
その入口の反対側あたりに、車イスマークの入口がありました。
ただ、
一番高い塔のところのエレベーター、上下ボタンや階数ボタンを押してもそれが光らない
これが意外と不便で、行き先階を押せたのか、とか、ちゃんとエレベーターを呼べてるのかが分からない。
あと、満員とかだったのかもしれないけど、
ボタン押してエレベーター呼んでるつもりなのに止まらずに通過されてしまったりなど、
いつになったら下に下りれるんだろうとちょっと不安になりました
やっと乗れたエレベーターの中で出会ったママさん(下の子を抱っこひもで抱っこし、上の子はベビーカーで熟睡中)は、
「すみません。これ、何階に行ったら外の通りに出られますか??」
とぐったりした顔でおっしゃっていたので、
階段を行けない人はエレベーターを探しているうちに方向を見失って、迷子になってしまう可能性もあるようです
一方、わが家は夫の方向感覚が良いおかげで無事にスムーズに脱出できました。
途中、私はあらぬ方向に行きかけたので、一人でカナタを連れてきてたら危なかったかもしれません
カナタも居なくて完全に一人だったら、迷いながらも歩き続けてどこか外の道には出れてたと思う
そんな、
フォートレス・エクスプロレーションですが、帰宅して数日後にパンフレット類の整理をしていたら思わぬ事実発見!
私、要塞に入る前に、要塞内の地図を手に入れてたー!!!
なんか要塞の入口の辺りで、面白そうな紙が壁に置いてあったのです。
「ご自由にお持ちください」感のある紙だったので1枚もらって、
ちらっと見たら英語と日本語でなんかいろいろ書かれてて、裏を見たらなんかの地図。
ここの舞台設定みたいなお話でも書いてあるのかなー?
家に帰って暇な時に読もうかな、と思ってそのまま鞄に放り込んでしまったあの紙!
フォートレス・エクスプロレーションの地図だった
ペンデュラムタワーとカメラ・オブスキュラ以外にも、いろんな部屋があったっぽい!
Chamber of Planets チェインバー・オブ・プラネット(直訳:惑星の部屋)とか、写真撮ったところのすぐ隣のドームだった…
公式ページにも載ってる太陽系儀がそこにあったらしい
宇宙好きとして見に行っときたかったし、カナタにも見てもらいたかった
あと、帰宅後に調べたところ、
「Camera Obscura カメラ・オブスキュラ」とはラテン語で「暗い部屋」を意味する言葉らしく、
もともと、ピンホールカメラの原理で外の光景を暗い部屋の中に投射する装置のことらしい!
cameraってラテン語では「部屋」のことで、このCamera Obscuraの原理が後の写真技術に発展していったことから、写真機をcameraと呼ぶようになったらしい
ディズニーシーのあの部屋も、屋根の上の潜望鏡から入ってくるメディテレーニアン・ハーバーの光景が、部屋のスクリーンに映し出されるものらしい
私たちが行った時にはもう外がだいぶ暗かったので、光量が足りずに見えなかった模様
そんなこんなで、
楽しみつつも満喫はしそこなってしまったフォートレス・エクスプロレーション。
もっと見ておけば良かったー!と思うことがあるからこそかもしれませんが、
いまさら気になって仕方ない
いつの日か、カナタがもうちょっといろいろ分かるようになってきたら、一緒にゆっくり見て回りたい!