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朝から早く歩ける人の気がしれない。
会社や学校へ、朝から向かう場所へ、せかせか歩いていく人達。
今日も改札からは、沢山の人が出てきて、それぞれの行く場所へ歩いている。
もちろん、自分もその中の一人だけれど。
やっぱり早く歩きたくない。
・・・日曜の朝は、学生時代の学校をさぼっていた自分を思い出させた。
朝がゆっくり。朝からいそぐ必要もない。
空気の感触も感じられる。
昨日の夜の余韻にも浸れる。
それぞれ歩いている
冬だ。空気がとても澄んでいる。
歩いていると、顔に当たる空気はとても冷たくて、ひんやりというよりももっと鋭い。
でも、この凛とした空気が好きだ。
夏とか春とか、温かいけれど、どこかだらけているような空気よりも冬の空気の方が好き。
こんなの聞かれたら笑われるんだろうなと思いながら歩いた。