5
子供を産んだことはないけれど、子供に一人歩きさせる感覚と似たような感じなのかもしれない
先が見えないから、怖くて、不安で、きっと必要で、
何か危険な事が起きたら、動揺してどうしたらいいか分からなくなるだろう
そんな感覚。
思うことが多いと、それだけで目の前がぼやけてしまうから
一人歩きした感情がどう感じていくのか理解できるように、黙ってそばにいよう。
よそ見をせず、見つめすぎず、さいごまでただ黙ってそばに。
4
雪は大好きだ。
どんよりとした冬の空気や風景をゆっくりゆっくり白く浄化してくれるみたいだから。
上から覆い隠しているだけだよ
と、彼が言う。
夢がない
と、私が言う。
視界の中に彼がいると、自分の感情は一人歩きをするように動き始める。
身体の中にある深い暗い谷から、もの凄く早いスピードで出てくるのが分かる。
ちょっとした気の迷いっていうことだってある。
ちょっとした勘違いだってこともある。
感情の識別を間違えてしまうのは、状況が複雑だったり、子供みたいに感情むき出しじゃないからよくあることだと、自分に言い聞かせてみる。
けれど、もう自分では止められないのかもしれない。
なんとなくそう思う。
一人歩きさせてみようと、そう思う。
other side2
どれだけ自分の言葉を尽くしても、思いを伝えきれていないように感じるのは何故だろう。
次から次へと、湧き上がってくる感情を
湧き上がるたびに、何度も何度も伝えても伝え足りない。
あなたにはどれくらい伝わっているの?