
へびの嫁入り

帯が「人間よ、お前に私の子を産んでもらう」だったんです。
と言う事は…子供。。。
ありがちなストーリーだけど、取り合えずは読んでみよう、と。
双子のへびの子供神様。
カワイイな~

ヘビ×人間の人外ラブ

ネタバレ有り


お局達にイビられ参っていた榊の唯一の癒し、それは会社屋上の社に住み着いた小さな白蛇を眺める事。
しかしその白蛇こそが榊の上司にして社長である草薙の正体だったのだ…!
正体を現した草薙に抱かれ、子供を孕んでしまった榊は…。
そこまで期待していなかったんです。
もふもふじゃないしなぁ…なんて。
神様系の作品もたくさんあるし。
神様だから子供孕めるのねー、って。
ヘビの神様・草薙が人型と神様の時の、あまりのギャップにビックリして

ヘビ神様、何とも可愛らしい


お酒があれば良いらしい。
お酒が主食という事かな


尾でトントンするとか…
カワイイなぁ

ヘビというより恐竜みたい

ドラえもんの映画に出てくる恐竜。
ヘビのデフォルメは難しいのかな

草薙は水神の化身で、本当の名は水羽早(ミズハヤ)と言います。
本当の名を教えてもらってからは、水羽早様と言ってます。
神力を使って榊を抱きますが、榊もあまり抵抗する事なく受け入れて。
良いの―

社長さんですが奥方を探す為だけの会社らしく、会社の事は一切出て来ません。
ひたすら水羽早様に愛されているだけ。
子供が産まれるまでは、そこまでのめり込んではいませんでした。
子供が産まれてから、なんだかハマっている事に気が付きまして

これも双子神の力かな

双神の祈雨(キウ)と止雨(シウ)。
産まれた時から2才位のサイズです。
産まれたと言うより出現した…みたいな。
榊もお腹が大きくなってないし、陣痛も何もなく。
水羽早様が懐妊と言ってて、大事にされてある朝起きたら2才位の子供産まれた

みたいな感じです(笑)
展開がスピーディーなのも分かりやすい

榊が双子への教育に熱心なのも、見てて微笑ましい

神様に人の教育を教える。
神様だからって相手への感謝や礼儀を忘れてはいけない

つ、強い…

半分位からはコメディとして、読んでいましたね

父上・母上という呼び方もなんか良い~

人外モノと言う事で。
神様の姿でも交わります

水神の姿で。
子供が産まれると完全体になり、竜神に。
竜神の姿でもガッツリです。
人外の交わりは結構…スゴい…

苦手な方もいるかもしれません。
でもデフォルメじゃない、竜神のお姿は神々しくキレイなのです

私も少し抵抗ありましたが、難なく読めちゃいましたよ。
こうやって色んなジャンルに手を出して、広げていっちゃうんだな

同時収録で、山の神×盲目の美人のお話もありました。
こちらは梟です。
しかも人間サイズの梟。
サイズ感がおかしい(笑)
同じお話で狗神もモブで出ます

動物の姿にきゅんきゅんします

神様が人間を愛するファンタジー作品。
最後はファミリー感が和ませてくれる、濃厚さも愛も笑いも堪能出来る1冊です

水羽早様の人型です


あの白蛇と同一人物とは思えないなぁ

