ケンちゃんと一緒に住んでいた家を引きはらいました。
こんな事情からです…よろしければ。
家に残してあった家具や、たくさんの本を整理して処分しました。
ケンちゃんの本は捨てるのはしのびなく…知人にもらってもらったりしましたが、半分以上は古書店に引き取ってもらいました。40箱もありました‥
それでも、まだかなりの量の本が残りました…
なかなか捨てられないんです…
引っ越し屋さんのお兄ちゃんが言っていました。
「ボクは全部電子本なので、家に本はないです!」
子供さんの写真もYoutubeにアップしているので、アルバムもないそうです…
服は、みんなリサイクルに出すそうで…
へ~え!30代くらいの若いパパさんです。
お話を伺うと、キレイ、すっきりのお家のようです…
私もキレイなおうちで暮らしたい…
でも…やっぱり捨てられないんです
片付けをしていたら、こんなハガキが出てきました。
看護師をしていた頃に、患者さんからいただいたハガキです。
2000年、もう24年前です。その方のことを鮮明に思い出しました。
「卒寿」(90歳)のお母様と二人暮らしの70歳の男性でした。
ご本人も肺がんで具合がわるく…
お母様は90歳になってから、中学生のお孫さんと一緒に英語を勉強はじめたり、「株」をしたり…(昔、大損をしてスッカラカンになった話もされていました‥)
なんともハイカラで前向きでステキなおばあさまでした。
私が関わったのは、この母子の生活が困らないように、介護保険のサービスを受けられるようにお手伝いしたくらいでした。
ヘルパーさんに来てもらえるようになり、ご子息の病状も安定して安心していたのですが…
肺がん治療の新薬の投与を受けるようになってから、あれよあれよという間に具合が悪くなって、なくなられたのでした…
後に、そのお薬に(使い方に)問題があるというニュースを聞いて…
「新薬」は利益優先で使われることもあると知り、慎重に考えたいと思うようになりました。
これからも「新薬」はどんどん開発されるでしょうけれど、患者の安全を最優先してほしいな…
改めて、そんなことを思いました。
ハガキや手紙…引っ越し屋さんがゴミも処分してくださるので、「エイッ!」と捨ててしまったらいいのだけど…
共に生きた日々のことをリアルに思い出して…
昔は、メールもラインもなかったから、手紙でいろいろやりとりしていたなあ…
励ましあったり、本音を伝え合ったり…
一緒に働いていた人からの手紙も出てきたりして…
離婚して遠くに行った彼女の幸せを祈りつつ…捨てました…
それにしても、手書きの手紙はやっぱりいいなあ…
この頃、遠くにいる方に週報をお送りするときくらいで…あまり手紙を書いていません。
筆マメな牧師さんもおられますが…
「ごらんなさい。わたし自身いま筆をとって、こんなに大きい字で、あなたがたに書いていることを。」(ガラテヤ人への手紙6章11節)
この手紙を書いたパウロと言う人も「筆マメ」でした…
聖書は「神さまからのラブレター」と言われます。
イエスさまを伝えるために、人の手によって書かれた手紙を今も読めるのは、すごいことだなあと思いました!
過去のことを教訓としたり、励ましを受けたり、喜びを味わったり…
聖書も電子本で読めるようになりましたが、紙の聖書の手触りや、書いてある場所を「手」と「目」が覚えていたり(何章何節というのは思い出せませんが…)
ボロボロになった古い聖書も捨てられずに持ってきました
聖書を並べてみました
オンボロ聖書は結婚式の時に
いただいたもの…
懐かしい人たちと
天国で会いたいな
昨日は父の召天記念日でした
父からの手紙は
やっぱり捨てられません