トラウマと祈り | からし種と空の鳥

からし種と空の鳥

日本キリスト教団 
西宮聖光教会のブログです。
兵庫県西宮市にある小さな教会です。

もっと早く皆さんとも分かちあいたいと思っていたのですが…

 

 

とても感動するお話でした…

 

 

 

車の暴走事故によって、愛する妻と一人娘を失った松永さんのブログ記事です。

 

 

 

”トラウマ・PTSD 〜桑山紀彦先生との対談〜”

 

 

 

大きなトラウマを抱えている方がおられます。その理由はいろいろです。

 

 

事故のトラウマ、災害のトラウマ、「暴力」のトラウマ、そして戦争のトラウマ…

 

 

なかでも、「人間によって傷つけられた」トラウマは「怒り」や「恨み」からなかなか解き放たれないと思います…

 

 

 

たとえそれが些細なことであったとしても…

 

 

心の傷がシクシク痛んで、何かのきっかけでフラッシュバックして…

 

 

「傾聴と共感」そして「愛と想像力」…

 

 

真菜さんのお父様のことを思いました。

 

 

この間、裁判中の記者会見の時の松永さんや真菜さんのお父様の言葉に、ハッと気づかされることが多かったです。

 

 

 

決して恨みや怒りではない、…もちろん怒りの感情はあったでしょう…

 

 

でも、それを超える「何か」…それは何なのだろうと思ってきました。

 

 

それが、「愛と想像力」なのだと思いました。

 

 

ただただ、真菜さんのお父様と松永さんが心安らかな日々を過ごされますようにとお祈りします。

 

 

 

想像力を働かすことのできない「アンチ」の嫌がらせもあると聞きました。毅然とした姿勢で対応されていますが、余計な心労を重ねておられます。

 

 

 

不条理なこと、腹の立つことがあったとき、真菜さんのお父様と松永さんを突き動かしている「愛と想像力」を思い出したいと思います。

 

 

 

 やしの木 虹 地球

 

 

 

真菜さんは沖縄のご出身です。愛情豊かなお父様も沖縄で暮らしておられます。

 

 

 

昨日は沖縄慰霊の日でした。79年前に、あの悲惨な沖縄戦が終結した日です。

 

 

 

朝と夕方からも礼拝があったので、終わってから慰霊の日の式典を動画でみました。

 

 

 

今年の「平和の詩」は、県立宮古高校3年生の仲間友佑さんの「これから」という詩でした。

 

 

とても、胸を打たれました。

 

 

「これから」

(一部を転載させていただきます)

 

・・・

 

あの日 短い命を知るはずもなく

 少年少女たちは 

誰かが始めた争いで

大きな未来とともに散って逝った

 

 

心に落ちた あの戦争の副作用は 

人々の口を固く閉ざした 

 

 

まるで 戦争が悪いことだと 

言ってはいけないのだと 口止めするように 

思い出したくもないほどの

 あの惨劇がそうさせた

 

 

人は過ちを繰り返すから 

時は無情にも流れていくから 

 

 

今日まで人々は 恒久の平和を祈り続けた

小さな島で起きた 

あまりに大きすぎる悲しみを 

手を繋ぐように 受け継いできた 

 

 

それでも世界はまだ繰り返してる 

 

 

七十九年の祈りでさえも 

まだ足りないというのなら 

それでも変わらないというのなら

 

 

もっともっとこれからも 

僕らが祈りを繋ぎ続けよう

限りない平和のために 

僕ら自身のために 

 

・・・

 

 
虹全文はこちらです。

 

 

 

世界に愛が満ち、平和になるように一緒に祈り続けたいと思います。

 

 

 

人間の手で終わらせることのできる事故や戦争がなくなりますように。

 

 

イエスさまがもたらしてくださった「平和」が世界に広がりますようにハート

 

 

 

「すべての訓練は、そのときは喜ばしいものではなく、かえって苦しく思われるものですが、後になると、これによって鍛えられた人々に、義という平安の実を結ばせます。

 

 

すべての人との平和を追い求め、また聖(きよ)さを追い求めなさい。」(へブル人への手12章11.14節)

 

 

 

 
メタセコイア‥
なんだか「命の木」に見えますニコニコ
秋には紅葉して
冬には葉っぱが落ちますが
また復活しますキラキラ