職場でちょっと大変な思いをしている方から尋ねられたことがあります
「せんせは『承認欲求』ってありますか?」と…
う~ん、そりゃあるよ!無視されたら淋しいものね…
でも、あまり人の評価は気にしないほうかな…
でも、よく考えてみたら、最初からそうだったのではなかったと思う…
末っ子だったので家族の愛の中で甘やかされて育ち、学校では友だちが面倒みてくれて…
中にはいじめっ子もいたけれど、(買ってもらったばかりの靴をボットン便所のなかに投げられた…)
でも、ありがたいことに…なんか周りがかわいがってくれた…
たぶん、デキがわるいから見ていられなかったんだと思います…
「受験戦争」も知らず、スポーツもしないから「ライバル」もおらず…
ぬるま湯の中にいるような生活…
さすがに、これではいけないと思って、看護の勉強をしに「東京」に出たとき…
私のことを知っている人は誰もいない…と、ものすごく孤独を感じました…
ああ、これが「東京砂漠」かと…古い!
だけど、教会につながって…自分の存在を神さまの前で見つめることができ…
牧師から、神さまは天からすべてを見ておられるけど、地上の一人ひとりも見つめておられるんだよと聞いて…
鳥瞰図の他に「虫瞰図」というのがあると教えていただきました。
「虫の目」で物事を見るという見方です。
それからいつも、神さまは地に這う一匹のアリンコのことも見ていてくださるのだと思うようになりました…
神さまが天から見ていてくださるから、私は高い山に登らなくても自分の足を置く場所で生きていればいいんだと…
ただ、努力することが苦手だっただけかもしれませんが…
だから、大きなことも望まずアリンコみたいに地べたをうろうろして生きています…(決して働き者ではありません…)
でも、たくさんのお花と出会い、それぞれの蜜の甘さを知り…けっこう満足して生きてきたので…
人さまから見れば、な~んだというような人生だけど…けっこう楽しい♪
「主は心の打ち砕かれた者をいやし、その傷を包まれる。
主はもろもろの星の数を定め、すべてそれに名を与えられる。
食物を獣に与え、また鳴く小がらすに与えられる」(詩篇147篇3.5.9節)
ましてや、神さまが人間ひとりひとりに目を留めていて下さらないはずはありません。
イエスさまは、嫌われ者や見向きもされなかった人に声をかけて友だちになってくださいました
誰にもわかってもらえなくても、イエスさまが知っていてくださるから…平気だもん