先日、久しぶりにYoutubeで「サウンド・オブ・ミュージック」を観て、この本のことを思い出しました。
あの、トラップ家のお母さんのモデルになったホンモノのマリアさんが書いた本です。
『王が大工であった時』、マリア・フォン・トラップ著、川野正七訳、中央出版社、(あるミッションスクールの図書館の除籍本の古書です)
こんな内容の本です(裏表紙参照)
「…『イエスさまは、朝ご飯に何を食べたの?』という子供の質問に端を発して、著者トラップ夫人は、イエスとマリアとヨゼフの家庭生活を具体的に描くべく、長年にわたって資料を集め、ノートをとった。…」
トラップ家には「小礼拝堂」があって、専属の司祭も住んでいたそうです!
でも、司祭にイエスさまが朝ご飯に何を食べていたのか聞いてもわかりませんでした…
司祭なら当然知っているハズだと思っていたマリアさんはガッカリ…(牧師だって知りません…)
それで、本屋さんや図書館に行っていろいろ調べたのだそうです!
そして、ついにイエスさまの朝ご飯がわかった!
…と思いきや、
彼らは朝ご飯なんか食べていなかったのです。彼らは一日二食でした。
一回目はお昼前で、二回目は夕方遅い時間です。
(P.4)
…だそうです。
当時の(今も?)ユダヤ人の生活は、朝起きてお祈りし、それもけっこう長~いお祈り…
それから、父のヨゼフはひと仕事…
その間に、イエスさまの母マリアは水を汲みに行って、パンを焼く火を起こして、粉を挽いて、パンを練って、1時間置いてパン種と入れて発酵させて、練粉を伸ばして天火の瓦で焼いて…ようやくパンができ上り…
その頃には、もう午前も半ば過ぎらしい…
ヨゼフ父さんもイエスさまも、もちろんマリアさんもお腹ぺっこぺこだろうな~
そして、お昼前にやっと朝&昼ご飯。
食卓に並んだのは、「パンと、チーズと果物、それに山羊の乳」だそうです
わ~い!私は牛乳だけど、おんなじもの食べてます
でも、パンはナイフで切ってはならず、必ずちぎらなければならないのだとか…
そして、食後にいつもこういう祈りを唱えたそうです。(これも長~い)
「讃(ほ)むべきかな、主なる我らの神、宇宙の王よ、汝は世界をすべて汝の善にて養い、愛といつくしみと妙なる恩恵(めぐみ)を与えたもう。
そのいつくしみは永遠に残らん。汝の大いなる善あらば、我らは食に飢うることあらじ。汝のみ名によりて、永遠より永遠まで乏しきことなからん。
汝はすべての者を養い育てたもうゆえなり。汝の創りたまいし生ける者すべてに善を為し、食を備えたまえばなり。
讃むべきかな、主よ、汝はすべての者に食を与えたもう」。
…ため息しか出ません。
だけど、イエスさまが食べ物を大切にしておられたことや…
食べものがない人のことを、とてもあわれまれたことなどがわかったような気がしました。
「…大ぜいの群衆が集まっていたが、何も食べるものがなかったので、イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた。
『この群衆がかわいそうである。…もし、彼らを空腹のまま家に帰らせるなら、途中で弱り切ってしまうであろう。中には遠くから来ている者もある。」(マルコ8:1~3)
食べ物が簡単に手に入り、いつも食べすぎていた私…なんだか恥ずかしくなりました。
私も…1日2食にしてみようかな
イエスさまのように食べ物を大事にして、もっと神さまに感謝できますように
それから…友人が○時間断食とか言って、1日2食にしたらやせたと言ってたんです…(根拠はわかりませんけど)
あんがい、一日2食って健康にいいのかな?とりあえず今日から自分の体で実験してみます。
「健康法」や「ダイエット法」はいろいろありますから、皆さんはご自分の判断でしてくださいね。
先日の朝食は、どら焼きの苺サンド
朝食抜き…いつまでガマンできるかしら…