先日久しぶりに生徒さんの楽器選定をしてきましたひらめき


(その時のブログはこちら↓)


その際に強く思ったことがひとつあります。


それは・・・


この5ヶ月、生徒さんの口輪筋をしっかりと鍛えておいてよかった!!


ということ。


口輪筋を鍛えておいた、はちょっと違うか。

私がレッスンで伝えた口輪筋を鍛える方法を、レッスン以外の時間にコツコツ生徒さんがやってくださった効果がしっかりと出たキラキラが正しいかもしれません。



私はオーボエ演奏において口輪筋を鍛えることをとても大切にしています。

それは私自身が長年オーボエを思うように吹けず苦労しつづけたのは、口輪筋がなく無理な吹きかたをしていたせいだと気づいたから。

口輪筋を鍛えるようになってから、色々なことが改善していきました。

肩の力が抜けて楽器の構え方も変わったし、リードの作り方・選び方が変わり、音色も音程も格段によくなりました。そしてそれまである意味出たとこ勝負のような吹き方をしていたのが、発音・音色・音程・音量・音の質といったことをコントロールできるようになり、より自由に、より幅広い表現ができるようになりました。そして長年苦しかったオーボエ演奏を楽しいとまで思えるようになりました。


しかしそれは音大を卒業して数年経ってから、つまりここ数年のこと。現在もなお変化の途中にいます。


もっと早くそのことを知れていたら…

もっと早く誰かそのことを指摘してくれていたら…

初めから口輪筋を鍛えていれば…


そんな後悔のようなものもあり、できることなら私と同じ苦労をする人を減らしたい、生徒さんたちにはなるべく早い段階で口輪筋をちゃんと備えて正しい奏法を身につけ、楽しくオーボエを続けてもらいたい、という気持ちが強くあります。


口輪筋を鍛えることは、楽器をお持ちでない方や、ご自宅で音出しができない方、日々の忙しさで練習時間をじゅうぶんにとれない方にこそおすすめのオーボエ上達法でもあります。



先日の楽器選定では、過去イチと言ってもいいくらい生徒さんも私も納得いく素敵な楽器との出会いを果たせたのですが、オーボエを始めてわずか5ヶ月ながら楽器本来の音色や鳴りの個体差を感じ比較して選べたのは、しっかりと口輪筋がある状態で吹けたからこそだと思うのです。


口輪筋がまだじゅうぶんにない状態で、簡単に音が出せる初心者用のリードで楽器を選んでしまっていたら、このような納得いく、一生ものの楽器を選ぶことはできなかったのではないでしょうか。


やはり、楽器購入に焦りは禁物。

レッスンを受けたいから楽器を買おう、と先走ってしまうのは本当にもったいないことです。

これは初心者に限らず、オーボエ経験者やブランクを経て再開する方にも言えることです。


これまでも何度かブログに書いたことがありますが、やはり楽器購入は、口輪筋をある程度鍛え、しっかりした音がだせるようになってから、ちょっとしたメロディを吹けるようになってから、がベストなタイミングだと私は思います。



当方ではレッスン時に楽器のレンタルを行っています。

1回500円と有料ではありますが(楽器を良い状態に保つために定期的に調整をおこなうため、料金を頂いております)、楽器を買ってしまう前にレンタル楽器を利用して実際にオーボエを吹いてみることで好きかどうかや継続したいかどうかの判断もしていただけますし、口輪筋を鍛えてから楽器を購入すれば、予算による制限や好みの変化があったとしても、間違いのない、より納得いく楽器を購入できる確率が上がるのは確かです。



楽器購入については過去のブログにもあれこれ書いておりますのでよろしければご一読ください↓



口輪筋を鍛えて、より良い音でオーボエを吹きたい方!!楽器購入で失敗したくない方!!

ぜひ一度レッスンにいらしてください指差し



オーボエレッスンについての詳細、お問い合わせはこちら下矢印




先日、久しぶりに生徒さんの楽器選定を行いましたお願い


今回楽器を購入されたのは、今年の4月からオーボエを始められた生徒さん。

勤めている会社にオーケストラがあるそうで、これまでそのオケでピアノを担当されていた中で木管楽器に興味がわき、オーボエの音が好きで興味はあるけど自分にできるかわからない、でも挑戦してみたい、と数ヶ月葛藤されたのち、一歩踏み出し、まずは一度楽器に触れてみたいとレッスンに来られました✨素敵飛び出すハート


それ以来、週1回、当方のレンタル楽器を利用してレッスンに通われていたのですが、続けるうちにやはりご自身の楽器が欲しいという気持ちが大きくなり、楽器購入へニコニコ


「そろそろ楽器が欲しくなってきましたお願い」と聞いたとき、どんなオーボエのメーカーがあるかや、それぞれのメーカーのおおまかな特徴、どんな選び方をしたらいいか、といったことを少しだけお話させていただき、もし買うならここという楽器店をいくつかお伝えしていました。


すると数日後、都内某楽器店A(※イニシャルは店名とは全く関係ありません)で、ロレー、リグータ、マリゴ、ヤマハなどいくつかの楽器を試奏されたとの連絡があんぐり なんと素晴らしい行動力お願い


色々なメーカーのいくつかのモデルを吹いた中で、マリゴの901が良さそうキラキラという結論をご自身で出され、その上で、個体差など意見を聞きたいので選定に同行してほしいとのことでした。


そこで、マリゴに絞るなら、、、と都内某楽器店B (※イニシャルは店名とは全く関係ありません)をおすすめしたところ、すぐに日時が決まり、いざ選定へ。


当日、8本の在庫をご用意くださっていて、その中から約1時間半かけてじっくり選びました。


まずは生徒さんがそれぞれの楽器を音出し。

この時点ではまだそこまで違いが分からないとのことでしたが、1本ずつ順番に吹いていき、何周かそれを繰り返しました。

私も8本ババーッと吹いてみたところ、第一印象で「これ良い音するな〜目がハート」というものが1本だけあり、なんとなく製造番号をチェック。

私ならこれにするかも、とうっすら心にとどめながらも、なるべく生徒さん自身で選んで心の底から納得するものを購入してほしいので、あまり口だしはせず、生徒さんの音出しを見守っておりました


リードを替えたり、レッスンでやったエチュードのひとふしを吹いたりしながら音出しを何度も繰り返すうち、これはちょっと違うかもというものがでてきて、それらを除外。時々私も吹いて音色の違いを生徒さんに聞いて感じてもらったりしながら3本まで絞りました。


ここで生徒さんにコンセルヴァトワール式とジャーマン式の違いを説明したところ、コンセルヴァトワールを選択されたので、絞った3本の楽器の調整をコンセルヴァトワールにしていただき、再度吹き比べ。


調整を変えたところ、それぞれの違いがよりはっきりでました。


①響きがふくよかで、軽いリードでも新しいあばれるリードでも割とコントロールがしやすい!


②とてもよく鳴ってソロ(オーボエの曲)で使うと表現の幅が広がりそう!でもオケで生徒さんが吹くには少し苦労するかも・・・


③とても美しくまとまった音色。ちょっとまとまりすぎて私には物足りない吹き心地。でも生徒さんには扱いやすそう!


といった感じ。


何度か吹くうちに、それまでずっと②の楽器が鳴らしやすいと言っていた生徒さんが②よりは③かも・・・となり、②を除外。

そして①と③を何度も吹き比べるうち、①の楽器を吹いて「この音色とお別れしたくないかも…」とおっしゃいました。


なんて素敵な表現目がハート

この音色とお別れしたくない・・・私はそんな楽器にまだ出会ったことがありません泣き笑い


聴いていても、ご本人が吹きやすいと感じているせいかいちばん安定していて、リードを替えてもとてもとてもよい音がしました飛び出すハート


こうして最終的に生徒さんも私も大納得のこの一本に決定㊗️


ちなみにそれはいちばん最初に私が吹いたときに「良い音するな〜」と思った楽器でした。

結局そうなる泣き笑い


生徒さんがもし選ばなかったら、私が本気で購入を考えたかもちょっと不満

それくらい本当に良いと思える楽器でしたキラキラ

(ちなみに選んだ楽器はK響Tさんの選定品で、この1本だけが製造番号4万3千番台、ほかはすべて4万4千番台でした。)



そのあとリードも一緒に選ばせていただいたのですが、同じように作っている同じ種類のリードでも吹くと1本1本違いがあることや、リードの選び方を知ってもらえて、それも良かったですOK

「リードを試奏して選ぶ意味がわかりましたお願い」とおっしゃっていただいたので、これから選ぶリードも変わってくるかな。レベルアップの予感大キラキラ


いい楽器、いいリードの最強コンボに目を輝かせる生徒さんを見て、私まで幸せな気持ちになりました飛び出すハート

いい楽器と出会えて本当によかった照れ


 

てか、うらやましいぞ真顔



今回楽器を選定する中で、普段レッスンで私が大切にしてきたことの裏づけと言いますか、やっぱりこれをやってきてよかった、と強く実感したことがひとつあります。

それについてはまた次回ブログに書きたいと思います!



オーボエレッスンについての詳細、お問い合わせはこちら下矢印




9月4日〜13日まで行われた、ミュンヘン国際音楽コンクール オーボエ部門 ファイナルラウンドの結果が出ましたね指差し


このコンクール、なかなか1位が出ないことで有名で、最高位が3位(1位、2位なし)なんてこともよくある上、たしかまだひとりも1位を選出したことがない部門もあったような・・・?

とにかく厳しいコンクールのひとつなのです


かくいうオーボエ部門も、1位は1961年のハインツ・ホリガー氏、1967年のモーリス・ブルグ氏とオーボエ界のレジェンド、神様と称される両氏につづき、バイエルン放送響首席のラモン・オルテガ・ケロが2007年に40年ぶりに史上3人目となって以来、1位はいませんでした。


そして、今回の結果がこちら↓


1位  Leonid Surkov (ロシア)

  レオニード・スルコフ

2位  Ilyes Boufadden Adloff (フランス)

   イリエス・ブファデン・アドロフ

3位  João Miguel Moreira da Silva (ポルトガル)

        ジョアン・ミゲル・モレイラ・ダ・シルヴァ

    Omer-Itzhak Posti (イスラエル)

       オメル=イツァーク・ポスティ

委嘱作品賞 Leonid Surkov

聴衆賞 João Miguel Moreira da Silva



そうです、ついに4人目の1位獲得者が出たのです!!!


しかもその1位を獲ったのは Leonid Surkovさんお願い


昨年10月に日本で行われた国際オーボエコンクールで、私が聴衆賞に投票した彼です!!


(その時のブログはこちら)

あのときは惜しくも3位でしたが、彼の緻密さ、正確さ、安定感、そしてなによりも息をのむほど美しいppやレガートにすっかり魅了されてしまった私は、あのあと彼のYoutubeチャンネルを観たりして、普段どんな練習をしているのだろうかと興味津々ひらめき



今後のご活躍をお祈りしつつ、日本でリサイタルとかやってくれないかなーとひそかに楽しみにしております目がハート飛び出すハート



私もまだすべては観れていませんが、ハイレベルな皆様のタフなコンクールの様子はYoutubeでご覧いただけます。


セミファイナル


ファイナル

楽器の音、特にオーボエはマイクを通したり録音・録画すると生で聴くのとは全く違う印象になってしまうのが悲しいところですが、それでも皆様の素晴らしい音楽と、真摯に音楽に向き合い健闘する姿にはやっぱり感動しますねお願いキューン


生で聴きたかったなぁ・・・ちょっと不満




大下裕子ホームページはこちらヒヨコ