先週の土曜日、都内某大学のチャペルにてケルビーニ作曲 レクイエムの本番でした。
ケルビーニは今回がお初でしたが、とても美しい曲で、演奏しながらも心洗われました
この曲はフランス革命で処刑されたルイ16世の追悼ミサのためにルイ18世の命により作られたのですが、当時からとても高く評価されており、ベートーヴェンの追悼ミサでも演奏されたのだそう
編成は、弦5部に、オーボエ、クラリネット、ファゴット、トランペット、ホルン各2本(本来の編成にはトロンボーンもありますが、今回は割愛)、ティンパニ、タムタム。
タムタムは曲中に1回しか登場せず、それもほとんど余韻を残さずに強いインパクトだけを残して次へと繋がっていくのですが、落雷⚡️のような衝撃で、あるのとないのとでは大違い
ソリストはおらず、すべて合唱のみで歌われるため、ハーモニーの美しさや、時に激しく力強く重なる人々の声の力にとても感動します

今回の演奏会は追悼のためのものだったため、お辞儀などもなく、ただただ演奏し、演奏後の拍手もなく、ハンドベルの演奏とともに聖歌隊が退場してお開きという厳かな雰囲気。
ハンドベルといっても想像するようなクリスマスキャロル的な楽しいものではなく、鐘のような低めの響きで、拍子はなく、不規則なリズムと暗い教会旋法的な調べが古い古い時代の音楽のようでもあるし、ただランダムに鳴っているようでもあり・・・なんとも不思議な、初めての感覚でした
レクイエムと相まってなんだか心身が浄化されたような気がします
ケルビーニ、なかなか演奏する機会は少ないですが、またいつか演奏してみたいな

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